大須は萌えているか?

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タミヤ本社でF1マシンを見物

先日、また静岡市まで行く機会があったので、一度行ったにも関わらず再度静岡ホビーフェアの会場に足を運んでみました。ガンダムのARアプリも試してみたかったし。平日だったんでシャトルバスも無く、東静岡駅から少しだけ離れたとこにあるコインパーキングにクルマを止めて会場に向かってみたんですが、

なんと台風の影響で中止になってました。14時まではやっていたみたいなんですが、タッチの差で間に合わなかった・・・!ちなみに東静岡駅付近はそんなに風雨は強くなかったんですが、念のためってコトなんでしょうね・・・。

その代わりと言ってはなんですが、今まで行ってみたいと思いつつも行ったコトなかったタミヤ本社に行ってみました。以前までは自由に見学が可能だったみたいなんですが、現在は事前の申し込み(見学前日までに)が必要となってますので注意。見学できるのは5名程度の少人数グループまでで、それ以上の団体は不可だそうです。

見学のご案内

見学できるのは過去のタミヤ製品が展示してある歴史館、ホンモノのF1マシンなんかが展示してある実車展示コーナー、現在のタミヤ製品が展示してあるショールームの3つ。

歴史館には木型模型からプラモ、ラジコンまですごい量の製品が展示してあるんですが、不思議だったのがムーンクラフト由良拓也の写真が飾られていたコト。

ググってみたら、昔「ビッグウィッグ」というRCカーのデザインを由良拓也が手がけたんだそうで。知らなかった・・・。

あと、アメリカの「TAMIYA/CON」というモデラーコンテストに出品され、マスターモデラー賞を受賞したというフェラーリF1-2000のプラモが展示してあったんですが、これがまた驚くべき出来映え。エキゾーストの焼けとか、限りなくホンモノでしょコレ・・・。

実車コーナーには、3台のF1マシンが展示してありました。まずはロータス102Bミカ・ハッキネンの名前が入ってます。

ちょうどタミヤをはじめとする日本企業がスポンサードを開始した頃のロータスですね。このシャシーは「幻のF1エンジン」として有名ないすゞP799WEを搭載して102Cとしてテストを行ったマシンそのものなのだそうです。ちなみにいすゞのエンジンも本社入り口にドカンと展示されてたりして。

このエンジンはあくまで技術レベルの検証目的で造られたエンジンとのことなんですが、思いの外素性の良いエンジンだったみたいです。だからこそ、ベンチテストで終了せずに実車に積んで走らせるところまで話が進んだんですが。もしグランプリを走っていたら、どこまでいけたのかなぁと想像してしまいます。

そして102Bの隣にあったのがロータス91ナイジェル・マンセルの名前が入ってます。

そこまでパッとした戦績を残したワケでも無いマシンですが、「ツインシャシー」で有名なロータス88の面影を残す造形は見てて興味深いですね。しかしWikipediaによるとタミヤロータス91の製品化はしていないそうなんですが、なんでここにあるんでしょ?

そしてそして、ロータス91のさらに隣にあったのがティレルP34。「シックスホイーラー」としてあまりに有名なマシンですね。パトリック・デュパイエの名前が入ってます。

空気抵抗の軽減を狙って前輪を小さくし、グリップの不足を補うためタイヤの数を増やした・・・らしいんですが、どう考えてもデカいリヤタイヤが結局空気抵抗になりますよねコレ。左のロータス91と比べると、確かにフロントタイヤの小ささは際立っているんですが。

マシンそのものはありませんが、ロータス72Eとティレル007のフロントノーズとインダクションポッドも展示してあったり。

ロータス102Bに加えて、ロータス107のフロントノーズも展示してあったり。でっかいボーテックスジェネレーターが時代を感じさせますねー。

他にもいろいろなモノが展示してあるんですが、ここでは割愛。タミヤのプラモデルやラジコンに興味が無くても、F1が好きな人ならタミヤ本社を見学して損はないんじゃないかと。ガンダム好きとしてはバンダイホビーセンターも一緒に見学してみたいところですが、見学日が限られているうえに、応募者多数の場合抽選になるというハードルの高さが・・・。