ベルギーからの流れがまた変わった感じ。F1イタリアGP決勝。
決勝結果:
FORMULA 1 GRAN PREMIO SANTANDER D'ITALIA 2010 - The Official F1 Website
決勝後ドライバーコメント:
Italian Grand Prix - selected team & driver quotes - The Official F1 Website
決勝後記者会見:
FIA post-race press conference - Italy - The Official F1 Website
白熱したトップ争い
前戦ベルギーでハミルトンとウェバーが一歩抜け出した感じがしましたが、それがまたチャラになったよーな感じですね。ベルギーでリタイヤに終わり、ドライバーズタイトルで相当不利になったハズのアロンソとバトンが1位・2位、一方ベルギーで優勝したハミルトンがまさかのリタイヤ。
今回アロンソ、バトン、マッサのペースはほぼ拮抗していましたが、アロンソとバトンの集中力に比べるとマッサは少々ペースが乱れがちでしたね。アロンソとバトンはどちらが勝ってもおかしくない走りでしたが、フェラーリのピットクルーとアロンソの集中力がわずかにマクラーレン&バトンを凌いだという感じでしょうか。
ピットで逆転したあとにファステスト連発で逃げるアロンソの走りはホントに見事というか、ああいう場面できっちりプッシュできるのがスゴイよなぁと。マッサも速さならアロンソに負けてないと思うんですが、ムラがあるんですよねぇ。最後までバトンに詰め寄るコトができませんでしたし。
バトンもストレートスピードではフェラーリに劣るマシンで、よくピットインまでアロンソの追撃をかわしてたなぁと。ちょっとシケインへの飛び込みをミスれば終わりですからね。今回のトップ争いはホント見応えありました。
踏ん張ったベッテル
予選6番手スタートだったベッテルですが、スタートがイマイチで、しかも途中ナゾのスローダウンをしたりもして、こりゃもうダメか・・・と思いきや復活を遂げるという目まぐるしい展開。しかしファイナルラップまでピットインを引き延ばす作戦ってのは大胆ですねぇ。もちろんペースがあまりに落ちるようならスグに入るつもりだったとは思いますが、最後まで良いペースを維持できてたのでそのまま行ったんでしょうね。
おかげで、ちょうどロズベルクとウェバーを逆転できるマージンを稼ぐことに成功し、4位でフィニッシュ。ドライバーズポイントではアロンソとバトンに先行されてしまいましたが、なんとかタイトル争いに踏みとどまった感じ。この4位フィニッシュは結構大きな意味を持ってくるのかも。
6位に終わったウェバーも、ハミルトンがノーポイントで終わったおかげでまたドライバーズランキングトップに。しかし今日のレース展開はイマイチでしたねー。
ドライバーズポイントでウェバー、ハミルトンがやや抜け出しているのは相変わらずですが、トップのウェバーと5位ベッテルの差は24ポイント。ウェバーがノーポイントで終われば優勝一回で逆転できる範囲内です。残りまだ5戦あるコトを考えると、ドライバーズタイトルの行方はまだ混沌。
そのほか
ルーキードライバーの中では、今回ヒュルケンベルクが熱い走りをしてましたねー。シケインショートカットしたりウェバーに怒られたりはしてましたが、ウィリアムズのマシンでレッドブルと渡り合ってたんだから大したモンです。一方で可夢偉がほとんど走るコトなくリタイヤしたのは残念でしたが・・・。
それから、左近のマシンがピットアウトしようとした際にクルーを轢いたというニュースが出ていてビックリ。左近のミスではありませんが、結構衝撃的な事故。ピットクルーに意識はあるとのコトですが、大事にならないコトを願います。ちなみに左近自身はまた完走、セナに比べるとその完走率の高さは結構なモノなんですよねー。