大須は萌えているか?

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「まとめ禁止」後も継続する「まとめブログ」はどうなるんだろう

なんかいきなり5つの人気2chまとめブログが名指しで「お前らもう2chから転載すんな」と2chひろゆき?)から宣告され、相次いで「2chまとめやめます」宣言していたみたいなんですが。なんなんですかねコレ。

コトの発端↓

第3者に迷惑をかけ謝罪しない人物に2chの著作物を使われることは、不利益が大きいため、下記のURLにおける2chの著作物の利用を禁止します。 また、本人及び関係者による類似サイトへの著作物の利用も同様に禁止します。

http://yaraon.blog109.fc2.com/
http://hamusoku.com/
http://blog.esuteru.com/
http://jin115.com/
http://blog.livedoor.jp/insidears/

via: http://2ch.net/warn.txt

そこはかとない「お前が言うな」感があったり無かったりしますが、その辺はこちら↓で言及されておりました。

「第3者に迷惑をかけ謝罪しない人物」って… 民事訴訟で敗訴した賠償金を5億円近く積み上げてきたグループが言うことじゃないような気もするわけですよねー。

via: 2ちゃんねるがコピペサイトに転載禁止の通達… って、その運営方針、誰が管理してんの?: やまもといちろうBLOG(ブログ)

んで、どうしてこの5つのブログなの?という話なんですが、どうも6月4日未明から朝方にかけて、ひろゆきが「ニュース速報(嫌儲)板」で、スレ住人から悪質性のソースが明示できるまとめブログの情報を募っていたみたいで。

5つのコピペブログが名指しされた経緯ログ - coldcupのメモ

あーなるほど、という話なんですが、これらのまとめブログが悪質だという話は前々から話題にはなっていたコトで、なんで今になって急に情報集めて、その日のうちにサクッと「まとめ禁止措置」を取るに至ったのかがやっぱりよくわかりません。

中には、ひろゆきと警察関係者が話し合いを持って、その結果として影響力が大きく恣意的なまとめをしているブログを潰すコトで手打ちとした、なんて話も。ただしソースは2ch。いや、そもそもの発端のソースも2chなんですけども。

また、警察に削除権限やログも提出させて捜査協力させる様にするが、2ちゃんねるのコミュニティは場を提供しているだけであって、ひろゆき自身が若者を煽動する為に作為的な事をした事は一切無いと説明。

しかし、警察側から、んじゃ、こういう生活保護の件もそうだけど、ネットで騒動~云々やネットイナゴが 個人を掲示板で祭り上げてるのは削除や管理すべきではないか?できないのか?とやんわり要請。

ひろゆきひろゆきはそれをしてしまったら、2チャンネルは2チャンネルで無くなると言うが、その根本的な問題は一部のまとめブログが恣意的な内容の取り上げをして、みる人間を煽動してきた事が繰り返されてきたからだと説明。
そのブログに対して、措置を取ると説明。

via: コメント#2166608 | 2ちゃんねる、一部のまとめブログに対し「転載禁止」を言い渡す | スラッシュドット・ジャパン

ここんとこ、警察が2chの運営実態を捜査しているってのはニュースにもなってましたし、あーそんなコトもあるかもしれんねと思えたりもするんですが、情報の出所がまったくわからんので話半分に聞いておいた方が良さそうです。

ただまー、なんか裏がありそうな話ではあります。ハタから見ると展開がいきなり過ぎるので。

でも、また面白いのが、2chからの転載を禁じられた5つのブログが、皆ブログ自体は継続する意向であるコト。

「やらおん!」も2ch転載をしない形で更新を継続しているし、「ニュー速VIpブログ」もヘッダーのとこで「新ニュー速VIPブログ スタート」と謳っているので、継続する気満々なのでしょう。でも、その前に「ニュー速VIPブログ 終了」なんて記事をアップして話題を振りまいている辺りはさすが。

正直この辺のサイトはマスメディアのサイト並みにアクセス集めているだろうし、今まで築き上げた基盤の上で適当なアニメやゲームのニュースサイトやるだけでも、まだしばらくはそこそこ稼げるでしょうしね。それに、今となっては懐かしい「ニャー速」騒動の時みたいに、スレ住人とかによる炎上騒ぎになっているワケでもないし。

個人的には、これらのブログが今後どれくらい現在の規模を維持し続けられるのか興味あります。ぶっちゃけ「2chまとめ」という体裁を無くしたところで、中身自体は大して変わらないんじゃないかという気もしますが。ただ、「2chで不特定多数の人がこう言ってるよ」という建前が無くなるコトがどう影響するのかなぁと。

ともあれ、高度に商業化していた2chまとめブログという存在が、簡単なきっかけでその屋台骨が揺らいでしまうというコトはこれではっきりしたワケで、まだたくさん存在する2chまとめブログ界隈にとってはひとつのターニングポイントになるのかも知れませんね。とはいえ、また結局歴史は繰り返す可能性も高いですが。