※画像多めです。
この記事は「夏の聖地ハシゴツアー その4 特撮博物館編」の続きです。
秋葉原へ
特撮博物館を見物したあとは、秋葉原へ。東京で一泊するなら東京在住の知り合い・荒川茂樹氏(仮名)の家に泊めて貰おうかとも思ったんですが、「今あるグループの内偵で忙しくてね。あるグループというのは国防族といわれる政治家や幕僚OB、それにアメリカの軍需産業、米軍内の一部勢力……まあそういった連中の寄り合い所帯です。冷戦終結後拡大の一途を辿るアジアの軍拡競争の流れの中で云云」などと意味のわからない供述をしていたため、秋葉原のホテルを押さえた次第。なぜ秋葉原かといえば、特撮博物館の開催されている東京都現代美術館からそんなに遠くないし、ついでにあちこち聖地を巡るツアーとしてはアキバは外せんだろうと。
ホテルはタワーパーキングが併設されているという理由で秋葉原ワシントンホテルにしたんですが、夕方17時頃たどり着いたら肝心のパーキングが満車表示になってて焦りました。係員の人に「待ってたら空きますか?」って聞きに行ったらちょうど一台出てきて、すぐ駐められたのはラッキーでしたけど。
牛丼専門店サンボへ
チェックインして一息つき、その後街中をふらふらしてみたんですが、コミケ終了後でもすごい人出。前日は尾瀬の民宿に泊まっていた身としてはあまりのギャップに目眩がします。昼飯をコンビニで軽く食べただけだったので、とりあえずメシでも食べようと向かったのが牛丼専門店サンボ。
(写真は翌日の朝撮ったもの)
看板に「牛丼専門」と謳われる通り、サンボは主に牛丼を提供する店で、中央通りから一つ西に入った路地に、黄色い看板を掲げた店舗を構えている。秋葉原駅前に神田市場(1989年に大田市場として大田区へ移転)があったころから営業している。
牛丼店でありながらつゆだくが注文不可になっているほか、ヘッドフォン着用禁止、質問の禁止、携帯電話の電源は切る、会話は小声、オーダーは食券機で食券を買いお茶が出てくるタイミングで渡す、といった暗黙のルールが利用者の間で知られている。そのため、秋葉原にある一見客の入りにくい牛丼店として、専門書にて写真とイラスト入りで紹介されている。
……ていうかこの記事書くためにググったらWikipediaに項目あるのかよビックリだよ。いや、私がこの店に興味を持ったのは『Steins;Gate(シュタゲ)』でオカリンとダルがちょくちょく食べに行っている牛丼屋のモデルがココ、という話を聞いたからなんですけども。ただ、不定休でしかも閉店時間も「品切れになり次第」というアバウトさらしいので開いているのか不安だったんですが、行ってみたら開いてました。中央通りから一本奥に入った通りにあるので、少しわかりにくいんですけども。
とりあえず携帯電話の電源は切れ、という話は聞いていたので、iPhoneの電源をオフ。店の入口に食券機があり、そこで牛丼大盛りにみそ汁と卵が付くセットを購入。600円。店内は狭く、カウンター席が5~6席と4人がけのテーブル2卓、2人がけのテーブルも2卓くらい。でも時間帯が中途半端だったせいか、客は私以外に2人のみ。店員は若めの女性と、厨房にいる若旦那風の男性と店主風の男性。カウンター席に座れば良いのかな、と思いきや、女性店員さんに4人席に座るよう促されました。
壁には確かに携帯電話の使用を禁じる貼り紙があり、そして時代を感じる店内は静まりかえっており、店内に流れるラジオの音声が流れるのみ。表の喧噪が嘘のよう。こう言ってしまっては申し訳ないんですが、まさに「場末の牛丼屋」という表現そのままの店。しかし、この昔の深夜の吉野家を彷彿とさせるようなこの空気、嫌いじゃない。
店員さんがお茶を持ってきたタイミングで食券を渡し(これはルールを知っていたワケではなくたまたまそうしただけ)、お茶をひとすすり。生暖かい。程なくして牛丼が運ばれてきました。この提供スピードは吉野家と同レベル、非常に速いと言わざるを得ません。そこでやっぱりどうしても牛丼の写真を一枚撮りたくなってしまい、緊張しつつ女性店員さんに「すいません、これ写真に撮らせてもらってもいいですか?」と尋ねてみました。すると店員さん、あーハイハイといった表情で「どうぞ」と一言。同様のリクエストが多いのかもしれません。ただiPhoneのの電源を入れるワケには行かないので、ちゃんと持ってきていたオリンパスPENを取り出し一枚。
ここの牛丼、大盛りといっても吉野家のそれより明らかに多いです。特盛りと同等か、ご飯の量はそれをも上回るレベル。みそ汁も同様です。味はややあっさり目の印象。ただ、それゆえ量が多くてもスルッといけてしまい、非常に食べやすいです。コストパフォーマンスは吉野家以上と言えるでしょう。近所に欲しいわこんな店。そして大盛りを一気に完食し、「ごちそうさま」と告げて店を後にしたのでした。わずか600円にしてこの満腹感。なんだか、この店に来ただけで「秋葉原に来て良かった」と思えてしまったのでした。
シュタゲの聖地
その後少し周辺をぶらぶらして、薄い本に興味を引かれつつもそこを堪え、しかし某中古ゲームが安かったので買っちゃったりしてました。ただまーとにかく人が多かったし疲れてたので、あとはホテルに戻りダラダラ。そして翌日早起きして、改めて秋葉原の風景を撮ってみました。シュタゲの聖地的な観点で。
私が東京住んでたときには、秋葉原クロスフィールドやらUDXなんて無かったので駅前の風景がなんだか変わりすぎですね。
とはいえ、この辺シュタゲでお馴染みの風景なのでなんだか変な感じです。見慣れてないのに見慣れてるっていう。
メイクイーン・ニャンニャンのモデルである「カフェ メイリッシュ」は中央通りから少し離れた場所に。
ブラウン管工房とラボのモデルとされているビルもこのすぐ近くなんですけど、建物に「撮影禁止」の貼り紙がしてあったので一応自重。元々は1Fに「液晶工房」というお店が入っていたみたいなんですけど潰れているみたいだったし、ビルの入口にチェーンが張ってあったのでなんかややこしいコトになっているのかも知れません。まさか「機関」の仕業?これも運命石の扉(シュタインズ・ゲート)の選択だと言うのか……。
あと、物語冒頭でオカリンが遭遇した「無人の秋葉原」を撮影してみたかったんですけど、残念ながら無人とは行きませんでした。結構早朝からでも人居るのよ……ウォーキングしている年配の方もちらほら。
そういや余談なんですけど、ソフマップ アミューズメント館の看板って駅降りてきてすぐのとこにあるしスゲー目立ちますけど、ここの広告費用っていくらくらいなんでしょ?
……と、またダラダラ書いていたら長くなってきたので続きます。次でラスト。