気がついたら決勝まで間もないタイミングになってしまったので手短に。F1インドGP予選。
予選結果:
2013 FORMULA 1 AIRTEL INDIAN GRAND PRIX - The Official F1 Website
予選後ドライバーコメント:
Qualifying - selected team and driver quotes - The Official F1 Website
予選後記者会見:
FIA post-qualifying press conference - India - The Official F1 Website
今回の予選はベッテルが圧倒的な速さを見せつけた格好。鈴鹿ではトラブルなんかもあってウェバーにポールを奪われましたけど、今回は他のドライバーをまったく寄せ付けない走りでしたね。Q3のベストラップは2位のロズベルグとコンマ7秒以上の大差を付けており、コースレコードのオマケ付き。
正直言って今回のレースは「どうやってベッテルのタイトルが決定するのか」という点が興味の対象であり、ベッテルのタイトルが決まらないという状況はさすがに考えられないワケですが……そこにダメ押しするかのようなこの予選パフォーマンス。予選中のアロンソの表情なんかもどちらかと言えばリラックスムードであり、タイトル争いは完全に終了した、といった趣ですね。
ただそれにしてもアロンソの予選順位が8番手とパッとしないポジションではありますが、それはアロンソがQ3でミディアムタイヤでベストラップを刻んだため。今回はプライム側がミディアム、オプション側がソフトという組み合わせになっており、決勝を睨んで各ドライバーで戦略が分かれる格好になりました。他にミディアムをチョイスしたのはウェバーとマクラーレンの2台。
今回ベッテルにまともに対抗できる存在というとウェバーくらいのものだと思いますが、このタイヤ戦略の違いがどう出ますか。2・3番手に付けたメルセデスは早々に失速していくんじゃないかって気がしますが、粘ってくれるコトを期待。
あとはQ1ノックアウトを食らってたグロージャン、これは痛恨でしたねぇ。ミディアムでの1発アタックでQ1を乗り切ろうとしたらダメだったというコトですが。Q1のカットオフ(足きり)タイムを読み間違えたのも一因のようです。でもまー、ロータスはこれくらい攻めの姿勢でも良い気もしますけどね。
ベッテル4連覇達成の場となるであろう決勝レース、しかし他のドライバーもベッテルの独壇場とはさせないレースを期待したい……けどどうなんでしょうか。
念のため、ベッテルのタイトル阻止する条件はアロンソ優勝かつベッテル6位以下、あるいはアロンソ2位かつベッテル9位以下です。ベッテルがリタイヤすれば可能性はあるかな程度の話ですね。