大須は萌えているか?

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熱海ウォーキングと小田原城を見物してきた

先週、ウチのかーちゃんがJRのウォーキングイベントで熱海に行くというので、随行したりしてました。熱海つったら、以前ラブプラス+のイベントで行った時以来かー……ってあのイベントもう6年前なの!?マジで!?と、自分のブログの記事を見返して衝撃を受けました。

熱海ウォーキング

熱海へは名古屋からこだまに乗って行ったんですが、こだまに乗るなんて何年ぶりなんだか良く分からないレベル。てか、こだまだと名古屋から熱海行くのに2時間くらいかかるんですねぇ。到着した熱海駅は改装工事中みたいで、ご覧の有様でした。

駅前でウォーキングのコースマップを貰い、そのコースに従って歩きます。前回ラブプラスイベントで来たときにはスタンプやARコードが置いてあるところをざざーっと回った感じだったので、こうして市街地を歩いて回るのはまた違った趣がありますね。

にしても熱海って、古い街がそのまま残っているからか、全体的にごちゃーっとしている感じが。道路の作りもややこしいし、高低差結構あるし、やたら渋滞しているし、正直クルマで来たくないですねココ。前回はクルマで来たんだけどさ。

大湯間欠泉

で、まず到着したのが大湯間欠泉。すごい人だかり。

この大湯間欠泉こそが熱海温泉の大元となる源泉だった、とかって『ブラタモリ』で見たような。で、高低差を利用して坂の下にある温泉宿に湯を運んでいたっていう。しかし関東大震災以降に間欠泉は枯れてしまい、今はポンプで人工的にお湯を噴出させているというのが残念なところ。

ちなみに、この間欠泉のすぐ隣にある公衆電話がちょっと面白い。

説明書きによると、日本で最初に公衆電話からの市外通話が可能になったのが東京~熱海間だったそうな。この場所に熱海側の電信局があったんですね。熱海に保養に来る政治家や政府高官が多く、東京との連絡が非常に多かったとのコトですが、政府の偉いさんの保養のために通信インフラを整備させる、というのもなんか時代を感じます。

湯前神社

大湯間欠泉のすぐ近くにあるのが湯前神社。こちらもウォーキングのコースに含まれていたため、参加者が大量に境内になだれ込んでおります。

この神社も境内に湯が湧いており、元々はこの源泉そのものを祀っていた神社っぽいですね。今でも祭の際には温泉の湯を献上しているようで、小さいながらも実に熱海らしい神社。あと、狛犬が結構面白い顔してた。

来宮神社

湯前神社のあとは、山側の方に少し離れた場所にある来宮神社まで歩き。途中、結構狭い路地みたいなとこを歩いていったんですが、狭いスペースに入り組んだ形で家が建っている風景がユニーク。

比較的新しそうなマンションや家と、むかーしからあるような家がごっちゃになっているのがまた。

神社手前のJRの線路下をくぐるトンネル、市街地方面へ向かうクルマと、ウォーキング参加者で車道・歩道ともに大混雑となっておりました。

で、ようやく来宮神社別表神社なのでそこそこの規模ではあるんでしょうけど、それにしてもなんかすげー混雑してる。

どうも来宮神社ググると、パワースポットとして売り出しているっぽいですねぇ。中でも、本殿の裏手にある樹齢2000年という大楠が有名なようですが、なんか神社のWEBサイト自身で「日本屈指のパワースポット」とか言っちゃってる。マジか。ちなみにこれ↓がその大楠。

そのパワースポット効果かわかりませんが、神社の拝殿や本殿は割と新しくピカピカ、境内にはおしゃれなカフェっぽいものまでありました。うむむむ。

来宮神社~親水公園

来宮神社のあとは、海沿いの方へ向かって歩きます。途中、なんか馬めいたモノが紫陽花を食ってました。

熱海で見かける、一瞬どう走っていいのか良く分からなくなる道。初心者殺しだと思います。

熱海で見かける、良く分からない名前のお店。「スナックメキシコ」というのもアレですが、隣の「ベルばら」という名前の花屋さんがまたイカス。

そうこうしている間に、海に出てきました。お城っぽいモノや秘宝館ぽいモノが見える気がする。

ラブプラス+イベントで泊まった大野屋もすぐ近く。今回は日帰りなんで泊まれずすいません。

まだ梅雨の季節ですが、この日は見事なピーカン晴れで海沿いの景色に青空が映えます。「日本のモナコ」は伊達じゃない(?)。

熱海では「ジャカランダ」という花木が名物になっているようで、ちょうど梅雨の時期が開花シーズンなんだとか(⇒ ジャカランダの新名所が平成26年6月6日にオープンしました!|熱海市役所)。で、この親水公園沿いの道にはジャカランダが沢山植えられていたりします。

貫一お宮像もすぐ近くです。

このあと、熱海駅までしばらく坂を登っていってウォーキングは終了。10時くらいから歩き始めて、ちょうど2時間くらいでしたね。で、これで家に帰ると思いきや、かーちゃんの要望によりさらに足を伸ばします。

小田原城

……で、熱海から上野東京ラインに乗って小田原までやって来たのでした。熱海からなら近いけどね。

目的は小田原城。……しかし、ウチのかーちゃんは先日日本百名城巡りをコンプしてしまったので、小田原城も来ているハズなんですが。今回改めて来た理由を尋ねると、「小田原城でしか売ってないジグソーパズルが欲しい」とのコト。……つまりどういうことだってばよ。

まー私は小田原城って今まで来たコト無かったので、ちょうど良いと言えばちょうど良い。お城は駅からほど近いので、ウォーキングの後でもそれほど苦になりませんでした。

小田原城は紫陽花の名所でもあるようで、かつての堀跡にはたくさんの紫陽花が。なかなか良いタイミングで来たかも。

小田原城は明治に入りほとんどが破却されたとのコトで、現在建っている天守や常盤木門は皆再建されたもの。

常盤木門を抜けて本丸へと入ると、いきなりサルが飼われていて面食らいます。

……これはもしや猿=秀吉を飼い慣らすコトで北条の怨念を沈めているのでしょうか(んなわけない)。どうも小田原城跡は、戦後天守が復元されるまでの間、一時期観覧車などが作られプチ遊園地的な場所になっていたようなんですが、これもその名残なんでしょうか。

で、その奥にあるのが小田原城天守……ってやべえよめっちゃ人居るよ。

ウチのかーちゃんは「えー、百名城のスタンプ押しに来たときは空いてたのに」なんて言ってましたが、小田原城天守は昨年7月から今年の4月まで平成の大改修と称してリニューアル工事を行っていたようで、それで訪れる人が増えているのかもしれません。

あと、こっちがより大きな理由かと思うんですが、ちょうどこの訪れた日の翌日にオンエアされた大河ドラマ真田丸』がまさに豊臣の小田原攻めにより北条氏政切腹するエピソードだったりして。その前の週から小田原攻めは始まっていたので、それ見て来た人多いよね絶対。

さらに、この日は本丸で結婚式やってる人まで居ました。まー思い出にはなるでしょうけど、このクソ暑いなか礼服で出席する方は結構たまったもんじゃないのでは……。

天守内の展示物は撮影禁止なので写真はありませんが、改装されたばかりというコトもあり城内めっちゃキレイでした。恐らく、日本で今一番キレイな天守ではないでしょうか(?)。もちろん昔の城内を復元しているワケではなく、近代的な博物館といった趣ですが。

で、天守最上階から太平洋方面の眺め。

城の北東側、小田原駅方面。駅近い。

城の北西側、箱根方面。箱根の山は天下の険。

で、この↓の山が秀吉が一夜城を築いたとされる石垣山。よく見えますねー。

もちろん一夜城といってもホントに一晩で築いたワケではないようですが、80日で天守があったと言われる(少なくとも天守台はある)城を築いたというんだから、まーなんというか秀吉さん大人げない。

クルマで来ているならば石垣山まで行ってみるのも手なんですが、さすがに徒歩じゃ無理。総延長9kmに及ぶという総構もちょっと興味あるんですけどね。またこっちの方来る機会があれば。

そしてウチのかーちゃんは売店でパズルを購入できたようなんですが、欲しかったバージョンと違うのしか無かった、とお嘆きのようでした。そんなに色んなバリエーションがあるものなのか……。

で、せっかく小田原まで来たので、小田原城近くにあるういろう本店にて、小田原のういろう(お菓子の)を買ってみました。

愛知県民の感覚からするとね、「ういろうって名古屋の名物でしょー?」と言いたくなっちゃうんですが、残念ながら古いのは小田原のようです。名古屋のういろうが有名になった理由として、Wikipediaによると

後発の名古屋が、知名度が上がった理由としては、1964年(昭和39年)に東海道新幹線が開通した後は、青柳ういろうだけが全列車内での車内販売をされたことから、名古屋ういろうが全国的に知られるようになったためである。

via: ういろう (菓子) - Wikipedia

……だそうな。さすがだぜ青柳ういろう大須ういろもがんばろう(?)。小田原のういろうの箱を見ると、「日本で最も長い歴史をもつ小田原の銘菓」と書いてあるあたりに、名古屋に対する牽制とプライドがうかがえます。名古屋出身の秀吉が北条さんやっつけてまうわ、ういろうも横取りしてまうわでどえりゃー迷惑かけてまっただなも(すごい適当な名古屋弁)。

で、帰ったあと実際食べてみたんですが……これ名古屋のういろうのがうみゃーでかんわ!(小田原の皆様、申し訳ありません)