大須は萌えているか?

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300kmになった鈴鹿のスーパーGTを観戦した話

先週末は、鈴鹿サーキットに行ってました。

今まで夏に開催されていた鈴鹿1000kmレースは、海外のGT3チームも招致しての鈴鹿10h耐久レースへと生まれ変わり、スーパーGTはこの5月の300kmレースとして開催されるコトになったんですね。普段あまりF1以外のレースをチェックしてないくせに1000kmレースはちょいちょい観戦しに行ってたコトもあり、せっかくだからと300kmとなった鈴鹿スーパーGTにも足を運んだのでした。

サーキットに到着したのはちょうどゲートオープンと同じくらいのタイミングだったんですが、相変わらずの行列っぷり。1000kmが300kmになってお客さん減るのかな、と思ってましたが、朝から詰めかける熱心なファンの数は変わってないっぽいですね。

入場後はしばしGPスクエアをぶらぶらしたあと、オフィシャルステージの可夢偉とバトンのトークショーを見物。

時折2人でマイク通さずにこそこそ話していましたが、どうやらバトンが可夢偉にWECのコトをいろいろ質問していたようです。ル・マン以降WEC出るもんねバトン。でもここはスーパーGTのステージだぞバトン。なお、鈴鹿10hに興味はあるかと尋ねられたバトン、きっぱり「無い!」と否定してました(毎週末のようにレースしている可夢偉はクレイジーだと)。

余談ですが、帰りに乗った名古屋行き近鉄特急、バトンと同じ車両でした(あとホームで国本・織戸・伊藤大輔見かけた)。

続いて行われた、GT300と500の予選トップ3トークショーでは、妙にイジられ役となっていた小暮が印象的でした。登壇者の中では、谷口に次ぐ年長者なのに……。

前戦の富士では可夢偉の代役でLC500に乗ってGT500の2位に輝いたという坪井翔、彼もなんか良いキャラしてますね。しかし彼、谷口の半分の年齢なのねえ……。

なお、私が居た位置からだと、ちょうどカメラクルーの方と被ってしまい、GT500のラップレコードでポールを獲得した野尻の姿がまったく見えなかったという……。

例によってV2スタンドの指定席取っていたので、トークショー見終わったあとはたこ焼きを買い込みつつしばしそこからピットウォークの光景やドライバー紹介を眺めたりして、

ポルシェカップが始まる頃合いに130R~ヘアピン方面へぶらぶら。ちょっと雲が出てきましたが、逆にほっつき歩くには良いコンディション。

そしてなぜか130Rでカレーを食う。

ヘアピンのあたりでポルシェカップを眺めていたんですが、なんかトップ2台の争いがなかなかスゴかったですねえ。

そしてまたV2スタンドに戻り、少し立てばスーパーGTのウォームアップが……と思いきや、なんとサーキットの計時システムのトラブルでレース進行が遅れるという珍しい現象が発生。鈴鹿にはちょいちょい来てるけど、こういうの初めて見た気がする。

その後なんとかトラブルは解消したようで、スケジュールは40分遅れで進行。つまりその分帰りの時間が遅くなるってコトですが、それは仕方が無い……。

スタートは1000kmレースの時と同様に三重県警の白バイとパトカーが先導するパレードラップから。このとき、GT300のプリウスが1台スタートできずにいましたが、なんとか発進して追いつけた模様。

スタート後はしばらくV2席からレースを観戦していたんですが、14周目にDENSOのLCがデグナーでマシンを止めたコトによりSCが入ったので、このタイミングでちょっと席を離れるコトに。そのまま、逆バンク方面へぶらぶら。

今回の鈴鹿NSXの速さが際立っていましたが、ポールを獲得したARTAはセーフティカーが入ってマージンをチャラにされてもなお強かったですね。

NSX勢に押されてレクサスは影が薄かった感じですが、KeePer TOMSが3位表彰台を獲得。前年のチャンピオンは伊達ではないか。

GT-R勢の最上位は4位に入ったカルソニック号ですが、

MOTUL AUTECHも予選最後尾から6位フィニッシュという驚異的な追い上げ。劣勢なレースでもここまで巻き返せる強さって大事でしょうね、特にこういう性能調整が入るシリーズだとさ。

なんとなくのイメージとして、鈴鹿特化型のNSX、富士特化型のLC、バランス型のGT-Rという感じになるんでしょうか。3つのワークスがそれぞれ違う持ち味で戦う、というのは観てる側からすると歓迎でしょうね。

GT300、去年チャンピオン獲ったからか、今年のミクさんの表情はなんかちょっと余裕こいてる雰囲気ある(?)。

ポールを獲得したK-tunes RC Fがめっちゃ強かったのでアレなんですが、その後ろの戦いがなんか盛り上がってたみたいですね。初音ミク号がGT3では難しいと思われていたタイヤ無交換作戦を取ったので、レース後半タイヤがズルズルでミク号渋滞が起きたりして。谷口が実に巧みなライン取りで後続を押さえてましたが、これ1台にやられたらズルズル落っこちてしまうパターンやなー、と思ったらその通りになりました。

ただ、それだけ攻めた作戦を取ったチームの判断はナイスでした。レース後半の見せ場を作ってくれたしね。

GT300の2位に入ったHOPPY 86の後ろにはBRZが続きましたが、見た目は姉妹車でも中身はマザーシャシーJAF-GTというまったくの別物なんですよねえ。それが割とうまく噛み合ったレースしているんだから、うまく性能調整できているってコトなんでしょうね。

しばらく逆バンク付近で写真撮ったあと、今度はまた130R方面へ。ただ、そうこうしている間に残り周回数が少なくなってきちゃったので、あまり長居できませんでした。時間あればヘアピンまで行きたかったんだけど……。

やはり1000kmレースに比べると時間的に慌ただしく感じてしまうのは仕方ないですね。サーキットうろうろしたりしてると、あっという間にレースの時間が過ぎ去っていってしまうという。

グランドスタンドに戻ったときには残り10周ほど、なんとかクラス2番手を守っていた初音ミク号のバトルを眺めつつ、だんだん日が傾いて来た頃合いにチェッカー。40分のディレイがあっても1000kmレースより早い時間にチェッカーを迎えるっていう。フィニッシュ後、ゆるゆるとホームストレートを移動していくミク号は満身創痍といった雰囲気でした(見た目どこも壊れてないけど)。

GT300の表彰台では、クラス最多勝記録に並び返したという新田守男を皆が祝福していたり、

GT500はGT500でなんか妙に盛り上がってました。

5月開催の300kmレースとなったコトで、レースの雰囲気は結構変わった感はありますが、それでも十分楽しめる内容でありました。長丁場のレースは、8月の10hがあるしね。ていうか、今回の鈴鹿300kmと10hのセット観戦券を買っちゃったもんだから、10hも必ず行かざるを得ないワケであります。

10時間となると、1000kmレースをも超える長丁場となるワケで、これはこれでどうなるコトやら……というか、観戦する側としても10時間をどういう風に過ごそうか、というのはなかなか悩ましい問題かもしれません。でも、今から楽しみ。