大須は萌えているか?

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F1[18] 日本GP 現地観戦の余録

昨年(⇒ F1[17] 日本GP 現地観戦の余録 - 大須は萌えているか?)に続き、F1日本GPを現地観戦したときのお話。

台風の影響も懸念された今年の日本GP、事前の予報だとどう転ぶかイマイチはっきりせず、ただ週末通してあまり天気は良くないっぽい、というコトで、金曜日と日曜日は現地で観て、土曜はテレビ観戦でも良いかなーとか思ってたんですよね。雨がパラつくならコースレコードも出ないだろうし。

金曜日

金曜は予報通りの曇天模様となったものの、なんやかんやでセッション中は雨も降らずにもっちゃいました。FP1はD5スタンドから観戦。

セッションの合間には晴れ間も覗いてたりして。

去年の比べて、今年は金曜日から明らかにお客さんの数が多いように感じられました。基本的に人混みが嫌いな私ですが、このときばかりは人の多さが嬉しかったですね。やっぱりF1日本GPですから。

レッドブルのブースでトロロッソ・ホンダがデザインされた限定缶を買おうと思ったんですが、なんと午前中には早々に売り切れ。ちょっと数が少なすぎるんじゃないか……?(なお、あとで気付いたんだけどホンダブースでも売っていた)

アイルトン・セナグッズを売っているお店も出ており、手書きのセニーニャが妙に力作。

ハイネケンはもちろんのこと、ジョニーウォーカーハイボールまで売られていたので思わず飲んじゃいました。

FP2はしばらく130Rで写真撮ってましたが、F1マシンだと速すぎて、全開で来られるとなかなか上手くフレームに収められない……。

ホンダの冠スポンサーは今年限りみたいなので、そう考えるとこのホンダの看板が掲げられたホームストレートもなかなか貴重なものなのかも。

土曜日

で、なんか直前の予報だと土曜日の予選セッションは晴れそうな感じだったので、それならばと現地に来てしまいました。やっぱ人が多い!そしてライコネン人気だな!

チケットを買ったB2スタンドに行く前に、GPスクエアでトークショーを見物。琢磨と一貴に挟まれて緊張気味(?)の福住仁嶺。なんかレーシングドライバーとは思えぬ謎の癒やしオーラがあるな彼……。

この日は金曜よりも天気は下り坂、雨はパラッと降ったり止んだりの繰り返し。ウェットコンディションになる程ではないものの、観る側にしてみれば鬱陶しい天気で……。

FP3と予選の間は、飯を食べてそれからはGPスクエアでトークショー見物。観客からの質問タイムで「サンバを踊れるか」と訊かれたマッサ、踊り始める。

マッサの後は、共にヨーロッパでF2を戦う牧野任祐と先ほども登場していた福住くん。

この2人、年がほぼ同じで以前からのレース仲間、イギリスでも家が近くて牧野がたまに福住の家に押しかけてはご飯を作って貰っているそうで(福住は自炊が得意、牧野は全然ダメだそう)。これ、特定の層の女性ファンからしたらキュンキュンするシチュエーションなのでは……。

牧野&福住のトークショー後、CANAL+のレポーターをやっているらしいロイック・デュバルが観客の中に入り込み、盛り上がっている様子を撮りたいからお前らもっとテンション上げろ!と煽っている図。

そしてその後はミカ・ハッキネントークショー。生ハッキネンを近くで見るの初めてかも。木訥な印象の多いフィンランド人ドライバーの中で、一番笑顔が似合うドライバーだよね。

予選は結局、FP3の途中でざざっと雨が来てしまったためコースレコードはならず。雨もアレだったけど、とにかく風が強かった!ホームストレート向かい風でした。

日曜日

台風、空気読んだ!

日曜日は、運良くインフィールドパスを購入できていたのです。GPスクエアの交換所で引換券と交換してもらったパスが、単なるシールで面食らいましたが。ただ、光に当てるとホログラムが浮かぶようになっていて、偽造防止策は講じられているみたい。色は金曜日分が銅、土曜日分が銀、そして日曜日分が金色になっていたみたいです。

そんなワケで、朝イチで鈴鹿サーキットに入り、パドックトンネルを通りインフィールドエリアへ。グランプリ期間中のパドック方面へ向かうのって初めてだから、結構ドキドキしました。

インフィールドエリアはセンターハウスから道路挟んだ隣のスペースに設けられており、カレラカップの仮設ピットを通り抜けた奥のスペースにありました。

ほいで、こんな風に「レジェンドF1」のデモランを走るマシンが展示されてます。

この時はちょうどデモラン前の時間帯だったので、エンジンチェックのためにマクラーレンMP4/6のホンダV12、MP4/13のメルセデスV10、ロータス100TのホンダV6ターボ、フェラーリF187のV6ターボが入れ替わりエンジン始動してその爆音を響かせており、これだけでもかなり幸せな時間でありました。

ホンダV12は思わずムービーも撮ってしまいました。

この空ぶかしだけでも、間近で聴いてるとビリビリ響いてきて、高音で頭の奥が引っぱたかれる様なホンダ・サウンドを堪能できます。ていうか、ハースのスタッフまでホンダサウンド聴きに来てた。

いずれも結構年代物のマシンなのでフライバイワイヤなんてモノは無く、エンジンチェックの際は指でアクセルワイヤー引っ張って空ぶかしさせるワケですが、

MP4/13はノートPCからスロットルコントロールしてました。これがドイツの科学力か(ヒント:年式)。

フェラーリ248F1やF10がエンジン始動してなかったのは少々残念ではありますが、間近で観られただけでも良しとしましょう。F10はこのノーズ中央部のくびれがセクシーだよね。

午前9時からは、インフィールドエリア限定のマッサさんトークショー。これがあるから早く来ざるを得なかった。

インフィールドエリアは人数が限られているのでステージが小さめ、GPスクエアのトークショーに比べてドライバーが近いのが魅力ですね。

トークショーのあとにはサイン会もあり、ステージ上で何枚かクジが引かれて出た番号が、インフィールドパスの左上に小さく書かれている通し番号の下2ケタの数字と一致した人はサインが貰えるという仕組み。時間が許す範囲でクジが引かれ続けて、最終的には1/5くらいの確率でサイン貰えたんじゃないでしょうか。クジ運の無い私は当然外れましたがね!

そのあとは、レジェンドF1出走前に、各マシンに乗り込むドライバーがステージ上で一言ずつ挨拶していくという流れ(サイン会は無し)。皆もうレーシングスーツ着て準備万端なのに、なぜかジャン・アレジだけ普段着。

中嶋親子の2ショットもだいぶお馴染みになりつつありますが、2人とも昔のF1マシンの後方視界の悪さを訴えておりました。挙げ句に悟さん、「後ろからハッキネンってやつがとんでもない速さで来るんだよ!」と嘆いており皆大笑い。

琢磨はマッサと共に登場。2018年になってこの2ショットが観られるって結構スゴいな。

ハッキネンは今のマクラーレンのレーシングスーツなんですねえ。なんかそこはかとない違和感が?

とりあえずレジェンドF1の走行を観るためにB2スタンドへ向かおうとしたところ、カレラカップスカラシップドライバー、上村優太が居たのでカメラを向けたところ、サムアップしながら目線をくれました。ナイスガイや。(なおレースは2位だった模様)

デモランでの琢磨、2コーナーの立ち上がりで「ワワワン!」と小刻みにアクセルを吹かす、「セナ足」も披露してましたね。

デモランを観たあとは、再びインフィールドエリアにとんぼ返り。なぜならジャン・アレジトークショーがあったから。

ただ、この時はアレジの意向で、なるべく多くの人にサインしてあげたいとのコトで、大半の時間がサイン会となりました。結果、クジで引かれた番号と、インフィールドパスの下1ケタが合ってればOK、クジは4枚引く(つまり4割当たる)という確率大幅UP状態となり、めでたく私もサイン貰えました。色紙なんて持って無いので、パスに書いてもらったさ。

こんなコトなら、トロロッソじゃなくてフェラーリのパスにしとけば良かったですね(結果論)。

ちなみに、デモランから帰ってきたMP4/6はいつの間にかマルボロロゴが復活してました。国際中継に映るデモランの時だけは、タバコのロゴを隠さないと駄目ってコトなんでしょうねえ。

そういや中嶋悟はCAMELのロゴ入りスーツ着てたけど、あれ結構ギリギリだったワケですね(?)。

インフィールドエリアを行き来する途中にはパドックゲートの真ん前を横切るワケですが、ここら辺出待ちをする人らにとっては格好のスポットですね。

私が通りがかったときには、どこかで見た金髪メガネがおりました。日頃暴言吐きまくってるイメージですが、皆にサインしてファンサービス結構しっかりしてたのが意外。

決勝レースは、もうルイス様にひれ伏すしか無いような感じでありました。ベッテルを超える鈴鹿マイスターになるか?

決勝の帰り、グランドスタンドで観戦していた知り合いと落ち合って、鈴鹿で結構有名な焼き肉店「みさき屋」に行ったんですが、案の定混雑しておりまして、しばらく店の前で順番待ち。……と、そこにタクシーで颯爽とバルテリ・ボタスが現れてふいた。

F1ドライバーだから、なんか個室みたいなところに通されて食べるのかなーと思いきや、ふつーに通路から丸見えの席で食べてました。マネージャーと思しき連れの男性と2人で。さっき鈴鹿の表彰台に上っていたドライバーが、自分らのすぐ近くで静かに焼き肉食べてるのはなんだかシュールでしたが……まあボタスらしいっちゃらしいのかな……。

こういう偶然があるのも、現地観戦の醍醐味ですねえ。鈴鹿の開催が3年延長されたのはめでたいですが、しかしまだまだ楽観はできない状況。また、来年もできれば現地で観たいな、日本GP。