大須は萌えているか?

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F1[22] イギリスGP 予選

カナダに続いてまたしても雨の予選となったシルバーストーンですが、今回もちょっと意外な展開になりましたね。そんなワケで、イギリスGP予選のお話。

まさかのサインツ初ポール

雨によるコンディション変化が目まぐるしく、予選を通してタイムの出方もコロコロ変わっていくもんだから展開が予想できない、ある意味面白い予選ではありました。ドライコンディションだったFP3では圧倒的な速さを見せていたフェルスタッペンがウェットだとどうなるかな、と思ったんですが、ウェットでも速いですね。ちょっと隙がない感じで困ったものですが(?)、しかし最後の最後でポールをさらっていったのはフェラーリサインツでした。

サインツってQ3の終盤になるまでそこまでパッとしなかったので、正直トップタイムを出してくるなんて思いもしなかったんですが、ホントに最後の最後で出てきた感じでしたね。サインツ自身にとってもポール獲得できたのは少々意外な展開だったようですが、Q3の最後に路面コンディションが多少良くなってきたタイミングで、うまいことミスなくラップをまとめられたことが大きかったんでしょう。

チームメイトのルクレールは最後のアタックでスピンしてしまったようで、それによって出されたイエローフラッグの影響でフェルスタッペンはポールを逃してしまったようで。結果的には、ルクレールサインツのポール獲得をアシストするような格好になったんですね。

サインツは出走151戦目での初ポール獲得となり、これはF1史上2番めに遅い初ポールとのこと。ていうか、最も遅い初ポール記録は今年のサウジアラビアでのペレスのポールなので、今年になって1-2位の記録が更新されてしまったというのはちょっと面白い。年間のレース数が増えている影響もあるんでしょうけど、今後もこの手の記録は頻繁に更新されていくことになるんでしょうか。

サインツにとってはこのまま初優勝も狙っていきたいところですが、土曜日を通して最も速そうだったのはやっぱりフェルスタッペンだよなあとは思います。決勝ももしかしたら雨が降る可能性もあるようですが、正直どちらのコンディションでも速いですし。Q3の最中に360°スピンをしてしまったことについては、「新しいタイヤを温めるテクニックだったんだ」なんてジョークを飛ばす余裕もある感じで。

It was a good qualifying, I felt comfortable out there. It was obviously very slippery on track, my 360-degree spin in Q3 was a new tyre warming technique [laughs], but overall I think we did a good job, we have a great race car.

via: Max Verstappen : What the teams said – Qualifying at the 2022 British Grand Prix | Formula 1®

まあレースペース自体は蓋を開けてみないとわからないところはありますが、ドライだった場合ピット戦略が書くチームどうなるかっていうのも気になるところ。予想される最速のピット戦略はミディアム → ミディアム(or ハード)→ ソフトという2ストップ作戦のようですが、チームによって戦略が分かれたりするのかどうか。

メルセデスはトップ2チームに近づけるのか

シルバーストーンにアップデートを持ち込んだメルセデス、金曜日からハミルトンは快調にタイムを伸ばしており期待できそうな雰囲気ではありましたが、雨の予選では最終的にハミルトンが5番手、ラッセルが8番手という結果に。ラッセルが思いの外低迷したな、という印象なんですが、セッションが進むごとにマシンの感触が悪くなっていったみたいですね。

In Q1 I was feeling really well in the car, very confident but in Q2, it felt slightly worse and then in Q3, I struggled for confidence in the car, made a mistake and it was tough to recover from there.

via: George Russell : What the teams said – Qualifying at the 2022 British Grand Prix | Formula 1®

ラッセルに言わせるとドライのほうがマシンの感触は良いみたいなので、メルセデスにしてみれば決勝は晴れてくれたほうが都合がいい感じでしょうか。ハミルトンは雨でもかなり乗れてましたけどね。マシンのバウンシングについてはかなり抑えられているようにも見えましたが、シルバーストーン自体路面がスムーズなサーキットということで、これがアップデートの効果なのかサーキットの特性に助けられているのかっていうのはちょっと判断が付きづらいところ。しかし、ハミルトンは高速コーナーでまだバウンシングが出ているというコトなので、まだ問題がすべて解決したというワケでもなさそうです。

メルセデスにしてみれば3番手のチームという立場で満足するワケにはいかないでしょうし、少しでもトップ2チームに追いつけ追い越せって感じなんでしょうが、まだその背中は遠いような気もします。決勝でどこまで追いすがるコトができるか、っていう点に注目ですかね。イギリスのファンも、イギリス人ドライバーコンビのメルセデスを一番応援しているでしょうしねえ。

雨で速い人たち

上位陣以外を見てみると、今回の予選で目立っていたのは周冠宇、アロンソ、ラティフィあたりでしょうか。周はカナダでもボタスを上回ってQ3進出してみせましたが、今回もそれを再現してみせましたね。今回も予選を通してコンスタントに良いタイムを刻んでいましたし、ウェットコンディション得意なんですねえ。アロンソもカナダほどの好成績とはいきませんでしたが、さすがの7番手。

そしてラティフィのQ3進出は結構驚きでした。ていうかQ3進出はキャリア初ですか。今季なんて予選でアルボンに全然勝てていなかったし、良かったときでも18番手止まりだったのに一体どうしたの、っていう。コンディションの変化に助けられたっていのもあったかと思いますが、こういう時にミスを犯さずラップをまとめられたというのは上出来ですよねえ。ラティフィはなにかとコースオフしたりしているイメージがあるだけになおさらビックリなんですが、なんか今回の予選で一番の番狂わせだったような気がします。

ドライコンディションで低迷していたアルファタウリはガスリー11番手、角田が13番手とこちらも雨を多少なりとも味方にできたのかな、という感じ。ドライだと入賞はとても望めなさそうな感じだったので、決勝もこのまま雨のほうが嬉しいのかな……と思いきや、角田はどうもドライのほうが嬉しい模様。セットアップがドライ寄りになっているからとか。

I’m hoping we won’t have rain for the race tomorrow, as my car is set-up more for the dry, so hopefully it stays dry, and we’ll be able to put it altogether to aim for the points.

via: Yuki Tsunoda : What the teams said – Qualifying at the 2022 British Grand Prix | Formula 1®

入賞のチャンスはあると見ているようですが、はてさて……。ガスリーは雨のほうが嬉しいようで、このへんはチームメイト同士で真逆ですねえ。