今月は夏から秋頃にかけて開催予定のモータースポーツ関連のチケットが立て続けにあれこれ発売になっており、私は8月末に鈴鹿で開催されるスーパーGT、それから10月に開催されるF1日本GP、そして11月に開催されるWRCラリージャパンのチケットを購入してみました。WRCのチケットも買う枚数によってはそこそこのお値段がしますが、F1はやっぱり別格の値段となっておりますので、これらの金額を組み合わせるとかなりの大散財となってしまいました。
しかしまあこうした体験にお金を使うのはそれはそれで有意義なことであろうと信じつつ、3年ぶりに開催される(ハズ)のF1と、ようやくトヨタのお膝元での開催にこぎつけた(ハズ)のラリージャパンのチケット購入時の段取りや印象なんかを備忘録代わりに書いておきたいと思います。
F1日本GP
F1のチケットは7月18日から順次先行販売が開始され、7月24日に全券種が一般販売される流れでした。私は先行販売で買えるような類の会員にはなっておりませんので、最初から一般販売狙い。一般販売はオンラインだとMOBILITY STATION(ホンダモビリティランドの公式オンラインショップ)もしくはローチケでの取り扱いとなりますが、私はいつもMOBILITY STATIONで購入しています。
MOBILITY STATIONは国内のレースでもチケットの一般販売開始直後は混み合ってなかなかアクセスできない状態になったりしますが、先日スーパーGTのチケットを購入したときだと購入完了まで20分くらい掛かる感じでした。F1は当然国内レースの比ではないくらい混雑するワケですが、今年は特に混雑していたように思います。なにせ3年ぶりですし、ホンダは撤退したものの事実上のホンダPUを搭載するレッドブルは絶好調、また日本人ドライバーである角田裕毅が鈴鹿初凱旋というコトもあって、話題性には事欠きません。
グランドスタンドのチケットが 11時、その他のスタンド席が13時から発売という流れでしたが、私はグランドスタンドではないチケット狙いだったので13時直前からPC前でスタンバイしてMOBILITY STATIONにアクセス。案の定なかなか繋がらず、券種の一覧を表示するところまでは進めるもののそこから先は「混雑してます」表示で前のページに戻されてしまうというコトを延々と繰り返す感じ。結局、チケットをなんとか購入できたのは1時間少々が経過したあとでした。
日本GPのチケットって基本的に高いものから売れていくようなイメージがあって、グランドスタンドや1〜2コーナーが見渡せるB2スタンド(特に1コーナー寄りの方)、シケインを中心に広いエリアを見渡せるQ2スタンドなんかは早々に無くなってしまいます。料金が高い=見える情報量が多い(見晴らしが良い)ということでもあるので、人気があるのもある意味納得。なので、このあたりを狙いたい場合は販売開始直前から張り付いた方が良いでしょうね。F1の場合、13時からの販売は座席指定ができないようになっており、座席指定をしたい場合は15時からという形になっているんですが、正直15時まで待っていたら人気のあるエリアはごっそり席が無くなっている可能性があるので、座席指定のことは忘れたほうが良いです(複数人で観に行く場合、チケットをまとめて購入すれば指定しなくても横並びで席を押さえてくれます)。
観戦する場所にそこまで強いコダワリが無い場合は一番混雜する販売開始直後は避け、1時間程度経ってからアクセスしてみても十分に間に合うと思いますが、半日とか丸一日開けてしまうと目ぼしいところは売り切れてしまっている可能性があります。ていうか、一般販売開始から数時間経っても混雑表示が出る状態が継続していたりはするんですけどね(販売開始直後よりはマシになっているけど)。西エリアチケットや金曜日券、あと一部のアウトレットシート(ちょっと視界が悪い代わりに安くなっているシート)は、発売から5日経っている今現在でもチケットが残っているので、そのへんを買いたい場合はゆったり構えていても問題ないでしょう。
あと、実はレッドブル応援席も一部チケットが残っているんですが、残っているのはいずれもC席下段。この下段というのは金網が真正面にあったりして、眺めがよろしくないっていうのがあるんですよね。なんにせよ、F1に関しては発売から数日経過しても残っているチケットというのは「なにか避けられる理由がある」と考えたほうが無難。もちろん、眺めがいまいちな席でもグランプリの雰囲気自体は楽しめると思うので、そこは割り切っちゃうのも手ですけどね。
ちなみにサーキットの駐車場チケットはかなり早めに売り切れてしまうので、これ買いたい方は気合を入れる必要があります。日本GPの際はサーキット周辺に大量の民間駐車場が出現するので、サーキットの駐車場チケットを買い逃した場合はそっちを使う手はありますけど。個人的には鈴鹿サーキットへはクルマを使わずにもっぱら公共交通機関(近鉄+三重交通バス)を使っています。特にF1期間中はサーキット周辺や高速のICへ向かう道路が大渋滞しがちで、公共交通機関使った方が速いですからね。道中、寝たりスマホ見たりできるし。昔は近鉄の特急券を買うのに行列に並ぶ必要がありましたが、今はWEBでチケットレス購入できるし。F1の際は三重交通も相当気合を入れてバスをかき集めてくるので、駅からサーキット間もかなりスムーズだったりします。決勝の帰り道はそれでも結構混むけど。
2023年は今年よりはチケット入手しやすくなるんですかね?角田の去就なんかでそのへん変わってきそうでもありますね。
ラリージャパン
ラリージャパンの方は7月16日に豊田スタジアム及びサービスパークへの入場が可能なチケットが発売開始され、7月28日から競技区間(SS)を観戦できるチケットが発売される流れでした。前者のサービスパーク入場券はラリー開催期間中の11月10日(木)から13日(日)までの1日単位のバラで販売され、1日分で大人7,500円。F1チケットの値段に比べると良心的に見えてしまいましたが、しかし4日分全部購入すると3万円になるから別に安くはないな。
SS観戦券のほうは日別・エリア別にチケットが分かれており、だいたいは大人13,000円、場所によっては10,000円という感じ。SS観戦券を買うと、そのSSが開催される当日は豊田スタジアムにも入場できるようになっていますが、サービスパークには入場できない形。ラリージャパンのほうがF1より料金体系的にはシンプルにも見えますが、チケットが日別・ステージ別で分かれており、各SSは当然ロケーションがバラバラで、そこにアクセスする手段も異なっている(公共交通機関のみという場所もあれば、ほぼ自家用車必須という場所もある)ため、どのチケットを購入するかという点はよくよく検討しておく必要がありますね。F1の場合はほとんどのチケットが3日間の通し券で、自分が観戦したいスタンドのチケットを1枚買えばOKという世界なので、そういう意味ではシンプル。
そしてラリージャパンで一番驚いたのが、SS観戦券が一部を除いて本当に瞬殺と言っていい勢いで売り切れたコト。SS観戦券の発売開始が28日木曜日の12時からだったので、仕事の昼休みのタイミングで発売開始を待ち構えて購入を試みたのですが、あっという間に各エリアのチケットが売り切れていく様はホントびっくり。ただ、一部瞬殺では売り切れずに残り続けたチケットもあったんですよね。それは、公共交通機関でのみアクセス可能なエリア。
具体的には、DAY1の鞍ヶ池公園と、DAY3の岡崎乙川河川敷ですね。鞍ヶ池公園は愛知環状線の新豊田駅発着のシャトルバスでのみアクセス可能となっており、岡崎は名鉄の東岡崎駅などからの徒歩が推奨されています。周辺の有料駐車場にクルマを駐めていく手も無くはないかもしれませんが、相当な混雑が予想されるので避けたほうが無難。
ともあれ、どちらの会場もラリージャパン側では駐車場を用意していない場所なんですよね。逆に、あっという間に売り切れた場所というのは自家用車でのアクセスがほぼ必須な場所(会場に直接乗り入れ、もしくは近隣に用意された専用の駐車場からのパーク&ライド)。それらのチケットには駐車場の料金も込みとなっています。つまり、用意されたチケットの枚数が駐車所用のキャパシティの範囲内に制限されていると考えられるんですよね。そりゃまあ当たり前の話なんですけど。
この記事を書いている現在(7月29日夜)時点では鞍ヶ池公園と岡崎河川敷の両方とも売り切れとなっていますが、発売後半日経過時点くらいならまだ普通に買えたんじゃないでしょうか。それ以外のSSは、ホントに発売後数分で売り切れ(子供同伴用のチケットはもう少し余裕があった)という状態でした。なお、7月16日から販売されている豊田スタジアム/サービスパークへの入場券はいずれの日もまだ買える状態なので、これまた公共交通機関でのアクセスが前提となっており、広さに余裕のあるスタジアムについてはチケットの枚数に余裕があるんでしょうね。
ちなみにラリージャパンのチケットはチケット販売サイトの「e+」で販売されていますが、こちらは諸々のチケットを大量に扱っているサイトなだけあってバックエンドが相当しっかりしているようで、SS観戦券発売直後でもストレスフリーでアクセスできました。そのぶん、売り切れるのも一瞬だったんですが。販売当日、「サイトが固まってアクセスできない!」と悲鳴を上げている方もちらほら見受けられましたが、おそらくそれはラリージャパンの公式サイトからアクセスしようとしたからだと思われます。実際、お詫び文も出てますし。
これについては、最初からe+に直接アクセスしていれば回避できたんですよね。ラリージャパン公式サイトの混雑に巻き込まれた人は、おそらくそのまま目当てのSS観戦券も買い逃してしまったんだろうと思われます。チケット販売サイトがラリージャパンのサイトとは別、ということに気づけていれば回避できたんでしょうけども……。
また、いくつかのSS観戦券は豊田市や恵那市といった自治体のふるさと納税でも購入できるみたいで、こちらはe+で売り切れたあともしばらく購入が可能だったようです。ただ、豊田市のふるさと納税を見てみると観戦券がペアチケットとなっており、それに加えて豊田市が舞台となっている映画のDVDがセットになって10万円っていう。ふるさと納税の返礼品は寄付額の3割までっていうルールを考えると妥当な値付けとも言えますが、ふるさと納税の控除金額の枠が10万円以上ある人ってそこそこ高給取りの人にはなっちゃいますし、そもそも一人で観に行くっていう人はペアチケットというのも困るところですよね。
豊田市のふるさと納税では伊勢神SS・稲武SS・三河湖SSが用意されていますが、この記事を書いている現在は伊勢神SSだけ残っている状態。
恵那市では恵那SSのチケット1枚が50,000円の寄付額で入手可能となっていますが、この記事を書いている現在だとすでに売り切れ。林道を駆け抜けるこのSSはかなり人気みたいで、しかも日曜日ということもあってかe+でもホントに一瞬で売り切れていた印象があります。なんとなくですが、駐車場のキャパが限られているSSの中でも、土日開催のものは特に売り切れるのが速かった気がします。金曜日のSSも速かったんですが、若干(ほんとに若干)余裕があったような。また、三河湖SSのように自家用車で直接乗り入れ・近隣の駐車場からのパーク&ライドという2通りのチケットが存在する場合は、パーク&ライドのほうが売り切れるまでに若干(ほんとに若干)の余裕がありました。
いずれにせよ、自家用車でアクセスするタイプのSSはホントに発売開始後数分の勝負となりますので、事前に万全の体制を整えておく必要があります。それでもなお運ゲーな部分はあるけど。私は鞍ヶ池と三河湖パーク&ライドのSS観戦券を購入しました(あと木曜日と日曜日のサービスパーク入場券は知り合いが押さえてくれました)が、三河湖は結構ギリギリだったと思います。さすがに数分で売り切れるとは思ってなかったので、かなりビビった。
そんなこんなで
F1日本GPとラリージャパンのチケット購入の顛末を書き連ねてみましたが、やはりF1もWRCも観戦したいファンがたくさん居るだけに、お目当ての席を確実に押さえたいなら事前の準備は必須ですね。予め販売されるサイトと発売開始の日時を確認しておき、販売サイトの会員になっていないのであれば予め会員登録を済ませておく。それから発売開始日時をGoogleカレンダーなりに登録し、発売開始5分前などにスマホにアラームが鳴るように設定しておく。発売されるチケットを事前に吟味しておき、発売直後に迷いなく購入できるようにしておく(目当てのチケットが売り切れてしまった場合の「プランB」も決めておくとなお良し)。
今回ラリージャパンのチケットの売れ方をみて、早々に売り切れるチケットの傾向はつかめたので、来年以降のチケット購入時の戦略も少し立てやすくなった感じはします。来年もラリージャパン観に行くかわからんけど。
しかし、F1とラリージャパンという2つの世界選手権が自宅から通える範囲で開催されるんだから愛知県に住んでて良かったと思わざるを得ません。今回この2つのイベントのチケット代だけで10万円超えてしまった(F1もちょっとお高いチケットなので)のに、もしここに宿泊代も上乗せされるとかってなると結構シャレになりません。……しかし夏と冬に東京ビッグサイトのイベントに参加したりしている人たちが使う金額に比べればまだ可愛いのかな……?
これで9月に富士スピードウェイで開催されるWECも観戦に行けば、9・10・11月と3ヶ月連続でモータースポーツの世界選手権を観戦できたりもするワケですが、今のところWECは観戦に行く予定ありません。興味はあるんですけど、富士スピードウェイまで行くのがどうも……公共交通機関では行きづらそうだし、かといってあそこまで運転していくのもなあ……土曜日から観戦するなら宿の手配も必要だけど、どのくらい混んでいるのかもよくわからんし……。F1とWRCは「家から行ける」というのがデカいですね。まあ鈴鹿通いはちょっとしんどいけどね(しかし三重県のホテルはまず空いてないし……)。