ホントは今週末、鈴鹿にスーパーGTを観戦しに行く予定だったんですが、迷える台風10号の影響によりあっさり開催延期となりました。12月に改めて開催される予定になるみたいですが、夏の締めくくりのレースだったはずが冬の開催になるというのもなんだかなあという感じではあります。
鈴鹿がキャンセルになったぶん、落ち着いてF1が見られるのはメリットではありますが……。というワケで、F1イタリアGP予選のお話。
- 予選結果: FORMULA 1 PIRELLI GRAN PREMIO D’ITALIA 2024 - QUALIFYING
- 予選ダイジェスト: 2024 Italian Grand Prix qualifying report and highlights: Lando Norris seals pole position ahead of Oscar Piastri at Monza as McLaren secure front row lockout | Formula 1®
- 予選後各チームコメント: What the teams said – Qualifying at the 2024 Italian Grand Prix | Formula 1®
- 予選後記者会見: FIA post-qualifying press conference – 2024 Italian grand Prix | Formula 1®
いろいろトピックのある週末という感じがしますが、メルセデス推しとしてはまずキミ・アントネッリが来季ハミルトンの後任として起用されることが正式に発表された、という話に触れておきたいところです。個人的にはアントネッリのようなまだ若くて経験もそこまで多くないドライバーを、メルセデスワークスから起用することは無いんじゃなかろうかと思っていたんですが、起用するんですねえ。
もしフェルスタッペンみたいなドライバーをメルセデスに引き入れることに成功していればそちらが優先されたんでしょうけど、「まずまず」レベルのドライバーを起用するよりはアントネッリの将来性に賭けたほうが有望とされたんでしょうね。トト・ウォルフがそれだけアントネッリの才能を評価しているということなんでしょう。
そのアントネッリはFP1でラッセルのマシンを借りて出走していましたが、セッション開始後程なくしてパラボリカ……いやアルボレートでクラッシュしちゃったんですね。とはいえ、その直前の走り始めの一発目のタイムで23秒台を出しているので、確かにスピードセンスは非凡なものがありそう。
一方でラッセルはエースとしての風格が出てきたので、そういう意味ではアントネッリとのコンビは面白いのかもしれません。
あと、ウィリアムズのサージェントがとうとう(?)解雇され、後任にこれまた新人のコラピントが起用されることになりましたね。ホントはレッドブルからローソンをレンタルして起用したかったらしいですが、条件が折り合わなかったとかなんとか。しかし、だからといって新人を起用するのはそれはそれでリスクなのでは?という気もしてしまいますが、イギリスGPでFP1の走行も経験しており、現行のウィリアムズのマシンを知っているという部分もあるんでしょうか。
コラピントはQ1ノックアウトとなってしまいましたが、シーズン途中から急遽起用されたという流れを考えたらこれは仕方のないところ。ていうか、ミスが無ければQ1突破していたかもしれないし、FP3とかのタイムを見てもデビュー戦とは思えないくらいですね。これはこれで面白い存在になっていくのかも……。
予選上位陣に目を向けると、またマクラーレンが強いですねえ。フロントロウ独占。ほんとサーキットのタイプを選ばず安定してますね。なにより、今回はマクラーレン、フェラーリ、メルセデスの3チームのタイムがかなり接近しているのが面白いところ。決勝も路面温度が高く、デグラデーションをいかに抑えられるかの勝負になりそうなところもありますので、そこはどうなりますか。
そしてレッドブルがマクラーレンより0.5秒以上置いていかれているのが気になるところ。ていうか、Q2では19秒台出せているのに、Q3ではニュータイヤで20秒台を切れなかったんですよね。これについてはレッドブルメンバーのコメントでも言及されていますが、なにか想定外の事態が起きてしまっているのは間違いないところ。マクラーレンとしてはレッドブルとのポイント差を詰める絶好のチャンスですし、下手したらこのレースでコンストラクターズの逆転もあり得る感じになってきました。
角田は今回低迷していますが、角田のマシンにだけ投入されているアップデートが機能していない感じなのがイヤですね。