大須は萌えているか?

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F1[24] アゼルバイジャンGP 予選

なにかと波乱の展開になることが多いイメージのあるアゼルバイジャンですが、なんか今年は金曜日から結構波乱含みになっている感じしますね。そんなワケで、F1アゼルバイジャンGP予選のお話。

ルクレールアゼルバイジャンで4年連続のポールポジションを達成。……ってそうなんだっけ、と記録を見返してみたらホントに4年連続だった。今年もルクレールは金曜日からマシンの感触は良かったようで、FP1ではクラッシュがあったものの、セットアップ自体はほとんど変えないまま予選を走りきった模様。バクーでの好調さを問われたルクレール、明確な答えは無いもののトラックのリズムが自分にあっている、みたいなコメントをしていますね。クルマを合わせこんでいく作業がいらず、自然な形で走れてしまう、みたいな感じでしょうか。

I guess it just goes with my driving style very naturally, because most of the time, you have to work a lot to try and gain lap time. But there, I just feel good with the rhythm of this track for some reason. And yeah, that makes it a particularly good track for me.

via: Charles LECLERC : FIA post-qualifying press conference – 2024 Azerbaijan Grand Prix | Formula 1®

ただ、ルクレールが好調なのは予選であって、決勝では勝ててないというのも面白いところではあります。今年は勝てるんでしょうか。

過去3年で2勝しているペレスもバクーを得意としているドライバーと言えそうですが、今回もフェルスタッペンを上回る予選グリッドを確保し、こちらも悪く無さそうな雰囲気。とはいえ、今回もフェルスタッペンはマシンの一貫性に苦しんでいるようなので、ペレスの好調とフェルスタッペンの不調という両方の要因がありそうな感じもしますね。

ポイントリーダーのフェルスタッペンが6番手止まりという結果に終わったので、これでますますタイトル争いが面白くなる……かと思いきや、追いかけるノリスがなんとQ1ノックアウト。最後、イエローフラッグに邪魔されたという不運もありましたが、なんかこの週末はいろいろ噛み合っていない感じが漂ってますね。

マクラーレンとしては、今後ダブルタイトル獲得を目指して、必要に応じてピアストリに対してチームオーダーを出す方針を固めているようですが、そんな矢先にノリスだけ下位に沈んでしまうというのはチームとしてもなかなか頭が痛くなりそうな話。バクーはオーバーテイクのチャンスはありますし、セーフティカーだの赤旗だのといった波乱要素もてんこ盛りなので、運も味方すれば思わぬジャンプアップも有り得そうな気はしますが、さてどうなるか。

予選タイム的にはルクレールが頭一つ抜けている感がありますが、しかしトップ4チームの速さはかなり肉薄している感じでもあるので、決勝レースはどこが勝つか読めませんね。予選セッションを通しても路面の改善も大きかったですが、マリオ・イゾラのコメントを見ると、ポールタイムがシミュレーションの数字に及んでいないことを引き合いに出し、決勝レース中もまだ路面改善の余地があると見込んでいるみたいですね。

Once again today we saw the track get quicker and quicker the more laps the cars did, but we are still a long way off, not just the time expected from the teams’ simulations of 1’39”4, but also far from last year’s pole (1’40”203), which shows there is still room for more track evolution during the race.

via: Mario Isola : What the teams said – Qualifying at the 2024 Azerbaijan Grand Prix | Formula 1®

決勝は1ストップが定番とされますが、ミディアムでスタートするか、ハードでスタートするかという選択になるでしょうか。とはいえ、赤旗やセーフティカーで余分なタイヤ交換が発生する可能性も見込んで、ハードタイヤを2セット残しているチームが多いようです。

あと今回はベアマンとコラピント、二人の新人ドライバーの速さが印象的でしたねえ。コラピントはQ3まで行けるとは思わなんだ。ベアマンもあと一歩でQ3進出でしたし。小松さん、このまま今シーズン残りのレースもベアマンを起用したくなったのでは。

もしベアマンが入賞すると、デビューから2戦で異なるコンストラクターから出場して両方とも入賞するという史上初の記録になるそうですが……そういえばベアマンの11番グリッドって、サウジのときと同じ順位ですし、なんか期待できちゃうのかも……。