大須は萌えているか?

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F1[24] アメリカGP 決勝

盛り上がった部分もありましたが、若干消化不良なところもあったような。そんなワケで、F1アメリカGP決勝のお話。

スプリントレースの時点で、ロングランのタイヤもちに優れていたフェラーリですが、決勝レースではその強みが存分に発揮された感じでしたね。週末を通して路面温度が一番高くなったというのもあるのかもしれませんが、それにしても1-2フィニッシュまでいけるとは思いませんでした。フェルスタッペンをもってしても、今回のフェラーリは止められなかったと。

レース終盤はそのフェルスタッペンとノリスのバトルで盛り上がったワケですが、最後はノリスの5秒ペナルティで決着、というのはなんだかなあという感じでしたね。フジテレビの中継で川井ちゃんが「ターン12の出口はグラベルにししないとダメだ」とボヤいてましたが、確かにそのほうがすっきりするよなあ……。

あと、解説の山本さんが「フェルスタッペンは曲がりきれないのを承知で、エイペックスでノリスより前に出るためにブレーキを遅らせた」みたいなことを言っていてなるほどなと。そうすれば、仮にノリスに前に出られたとしても、現行のレギュレーションの解釈としてはフェルスタッペンにポジションを戻さなくてはならなくなるから。バトルの最中、どういうふうに振る舞えば自分が有利になるか、というのを考えながら走っているんだとすると、フェルスタッペンというのはホントクレバーなドライバーですね。

ノリスが前に出たあとも、ノリスへのタイムペナルティが出ることを見越して5秒以内に食らいついたのもお見事でした。

フェルスタッペンとノリスのバトル以外で印象的だったのは、やはりローソンですかねえ。復帰戦としてはパーフェクトな出来だったんじゃないでしょうか。まさか最後尾から入賞するなんて思わなかったし。今回角田がパッとしなかったので、余計にローソンの出来の良さが際立ってしまった感があります。F1公式サイトの「MONDAY MORNING DEBRIEF」でもローソンと角田の比較をしていますが、うん、まあなんというか今回はローソンの完勝だったと言わざるを得ません。

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今回角田は、マグヌッセンに引っ張られたのか1ストップ勢の中ではピットストップのタイミングがかなり早めでもありましたよね。ハードタイヤでのスティントが長くなったことで、どこまでプッシュして良いかという部分も難しかったのかも。そもそも、レース前の予測だと2ストップ作戦が主流と見られていたのに、蓋を開けてみたら1ストップが多数派でしたしね。路面の一部再舗装が寄与した部分が大きいのかな、と思いますが、それに加えて序盤にセーフティカーが出たというのもあったのかもしれません。

もしローソンがこの勢いを維持していくようであれば、ホントに来年ペレスを追い出してレッドブルのシートに座ってしまいそうな気もしますが、角田もやられっぱなしでは面白くないので、次戦また気持ちを入れ替えて行って欲しいところです。