取ってつけたような新ルールの存在が気になるところですが、それでもこのモナコでの予選の重要性は言うに及ばず。というワケで、F1モナコGP予選のお話。
- 予選結果: FORMULA 1 TAG HEUER GRAND PRIX DE MONACO 2025 - QUALIFYING
- 予選ダイジェスト: 2025 Monaco Grand Prix Qualifying report and highlights: Lando Norris beats Charles Leclerc and Oscar Piastri to pole with last-gasp lap in Monaco GP Qualifying thriller | Formula 1®
- 予選後各チームコメント: What the teams said – Qualifying at the 2025 Monaco Grand Prix | Formula 1®
- 予選後記者会見: FIA post-Qualifying press conference – 2025 Monaco Grand Prix | Formula 1®
低速コーナーがダメだ、と言っていたフェラーリがモナコでなぜか息を吹き返す展開。モナコでは低速に振り切ったセッティングができるから、フェラーリの弱点が目立たなかったという話もありますが、はてさて。しかしやっぱりモナコの主役はルクレールなんですね、と思ったら最後の最後にノリスがポールを掻っ攫う展開に。ルクレールめちゃくちゃ悔しがってましたね。事前の予想に比べたら大健闘なんだから良いじゃん、という気もしますが、やはり調子が良いとわかればポールが欲しくなるのがレーシングドライバーというものなのでしょう。
ノリスは開幕戦以来のポールということで喜びもひとしおなんじゃないかと思いますが、これによってピアストリ優勢となっている流れを引き寄せることができるかどうか。モナコはポールポジションが圧倒的に有利なので、ノリスも当然そこは意識しているとは思いますが……ただ気になるのは、このモナコの特別ルールとして2回のピットストップが義務化されているということ。
昨年が事実上ノンストップレースになってしまったコトを受けてのルールのようにも見えますが、これがどういうレース展開を生み出すかについては誰にもわからない状態。ただ当然、セーフティカーが入ればその瞬間に多くのクルマがピットに殺到するでしょうし、場合によってはダブルストップとなって待たされてしまうドライバーも出てきそう。
トラックポジション重視がセオリーなモナコなので、1周目にピットに入るクルマはそんなに居ないんじゃないかと思いますが、後方についてはやるチームもあるのかもしれませんね。今回、2台ともトラブルで後方スタートになってしまったメルセデスはギャンブルをしないことにはポイントゲットを望めない状況ですし、思わぬ奇策を繰り出してきたりして。メルセデスはミディアムとハードがそれぞれ2セットずつ残っているので、戦略的にはいろんな選択肢がありそう。
他のドライバーの持ちタイヤを見てみると、だいたいはミディアムとハードを合わせて3セット持っている状態ですが、レッドブルとレーシングブルズはミディアムとハードが1セットずつしか無く、必然的に決勝のどこかでC6のソフトを履く必要があります。どのタイミングでソフトを入れてくるのか、というのは結構気になるところ。
レッドブルは角田を壁役にしてフェルスタッペンがフリーストップできるような空間を作る作戦を取るんじゃないか、なんて指摘もされていますが、これはレース展開次第でしょうねえ。ただ当然、展開がハマればレッドブルはそれを狙ってくるでしょうし、角田のマシンはタイヤ交換を引っ張る方向で考えてそう。
そういや、角田はQ2のタイムが不発に終わったことについてなんか思わせぶりなコメントをしていましたけど、あれなんなんでしょう。フェルスタッペンを先行させるよう求めたチームの指示が原因だったのでは、という記事もありますが、そうなのかなあ。
"So unfair": Tsunoda unhappy after order to let Verstappen past in qualifying · RaceFans
なんにせよ、やはりフェルスタッペン中心で回っているチームでその補佐役として走る難しさを感じざるを得ません。古巣のレーシングブルズが好調なだけになおさら。
そういや、同じ週末に開催されるインディ500では佐藤琢磨が好調そうなので、これはこれでちょっと気になりますね。数週間前のテストで大きなクラッシュがあったと報じられていましたが、よくまあ予選2番手なんていうところまで立て直したもんです。ことインディ500については、琢磨ってなんか持ってますよね……。