先月の話になりますが、久しぶりに鈴鹿サーキットへ行ってきました。目的は久しぶりに復活を果たした「SUZUKA 1000km」を観戦するため……って、「10h」じゃないのがちょっと残念だけど仕方ない。あと、「1000km」と冠してはいますが、ルール的にはスタートから6時間半のタイムレースという形になっているので、「だいたい1000km」レースとなっております。

今回もインターコンチネンタルGTチャレンジの1戦として開催されるため、GT3が主役のレースとなります。ふだん、F1以外のレースはあまりフォローしていないのでチーム名とか見てもあまりピンと来なかったりしますが、様々な国の様々なカラーリングのマシンがあれこれ走っているのを見るだけでもそれなりに楽しめます。ミクさんも走っているし。

土曜日・日曜日とも鈴鹿へ足を運んだんですが、土曜日は雨の予報が出ていました。朝の時点ではまだ降っていなかったので、とりあえずヘアピンまで行って写真撮っていたんですが、プレ予選のセッション終盤になってきた頃合いにはかなりの雨が降ってきたため、グランドスタンド方面へ避難。

なにげに驚きだったのが、GPスクエアがすっからかんの状態だったこと。一応グランドスタンド寄りのスペースにちょっとだけショップがありますが、10hのときだともうちょっとあれこれ展示があった気がするので、これはちょっと寂しい。

ただまー、F1なんかはチケット代がどんどん高くなってきていて大変なことになっていますが、それに比べるとSUZUKA 1000kmのチケット代は安すぎて仰天するレベルですね。グランドスタンドやピットビル3Fも出入り自由、オマケにパドックパスまで付いた土日観戦券が4000円(前売)。土曜日のピットウォークもそのまま参加可能。スーパーGTやスーパーフォーミュラと比較しても破格の安さ。これで日曜日なんて6時間半もレース見られるんだから、異常なコスパという他ありません。
そんなワケでピットウォークにも行ってみたんですが、なにせ観戦券持っていれば参加できるもんだから、めちゃくちゃ混雑してました。グッドスマイルなんて相変わらず人気すぎてピットに近づくことすら困難だったんですが、太田格之進が参画していたクラフト・バンブー・レーシングなんかはちょっと狙い目だったかも。

あと、おそらく日本で一番有名なジェントルマンドライバー(?)、前澤友作率いるMAEZAWA RACINGもすごい人気でした。
予選セッション中は雨は降らなかったので、S字で観戦。なんかすごい気になるカラーリングのフェラーリが……。

予選セッションの時間が17:05にQ1スタート、Q3終了が18:05予定とかなり遅い時間に設定されており、Q2に入る頃にはかなり薄暗くなっていました。

Q3終了まで見る予定だったんですが、Q2で赤旗が出てその後のセッションが遅くなり、そして白子駅行きのバスの最終が18:30だったため、泣く泣くQ2終了時点でサーキットを引き上げることに。ただ、帰り際の夕焼け空がとてもキレイだったのでまあ良し。

翌日、決勝レースのスタートはBスタンドから観戦。予選トップのBMWはそのまま優勝を飾りましたが、なんか頭一つ抜けてましたね。

その後、せっかくだからとパドックエリアに入り、2コーナー内側の「激感エリア」へ。ここへ来るのも10h以来かもしれない。

センターハウスから激感エリアまでのシャトルバスも運行されていたんですが、結構並んでいる人が居たので歩きました。まあ片道5分くらいだし……。
激感エリアを堪能したあとはS字トンネルをくぐってS字からしばし観戦。とはいえ、こうして移動している間にレース展開はさっぱりわからなくなっているワケですが。
今回、ポルシェはル・マンなどで活躍した往年のスポーツカーのカラーリングを模した車両を走らせていましたが、元ネタが1970年代から80年代前半くらいの車両ということであまりピンと来なかったりして……(F1なら古いネタでもわりとわかるんですが)。

そういや、今回はアウディの参戦はわずか1台のみ、しかもドライバーは3人とも中国人というチームでしたが、この車なんと予選3番手を獲得していたんですよね。

日が傾いてきている頃合いに、逆バンクからトンネルくぐってシケイン、そして130Rと歩いて適当に写真を撮っていたんですが、

瞬間的になんか勢いよくコース外に飛び出していく車が……って、ゆ、友作ーーー!(ドライブしていたのは友作ではない)

130Rでカメラをスローシャッターにして構えていたときのことだったので、ブレブレなのは御愛嬌なんですが勢いのある写真にはなったかと……。

突然のクラッシュにビックリですが、コース上の汚れに乗ってバランス崩しちゃったみたいですね。ドライブしていた横溝は無事だったようなので、そこはなによりでした。

クラッシュしたフェラーリがドナドナされるのを見届けたあとはヘアピンへ。夕暮れ時の写真が撮れるのは長時間レースの醍醐味ですね。それにしても5ZIGENを追走する27号車のメルセデス、バンパー当ててるんじゃないかってくらいの煽りっぷり。

この日の夕暮れもなかなか。

土曜日も最終バスがかなり混み合ったので、チェッカーちょっと前くらいにサーキットを後にしたんですが、久しぶりの長時間レース、結構楽しめました。とはいえ、「とりあえず再開できた」という感じで、コロナ前の活気を取り戻せているとは言い難いところではあります。またこれから毎年開催して、活気が出てくると良いですね。ていうか、また「10h」という形でやりません?
