大須は萌えているか?

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アニメな話 2020年春

家に引きこもらざるを得ない状況下なんだから、こりゃいつも以上にアニメ鑑賞に時間が割けるぜ……と思いきや、案外そうでもないようです。考えてみたら、自分の場合リモートワークだろうが仕事の分量が減るワケでなし、通勤時間が無くなったと言ってもその分運動する時間に充てているし。ううむ。

なので、やっぱり観るアニメの本数はいつも通りくらいの水準に絞っているのでした。そんなワケで今期観ているアニメ、例によって期待値の高い順です。

波よ聞いてくれ
なんかエラいツボにはまるアニメだな、と思ったら原作が沙村広明だった。前にも書いた気がするんですけど、原作者が昔「竹易てあし」名義で出していた短編集がすごく好みのツボだったりもして、どうやら個人的にこの原作者の描く現代劇がツボに入りやすいようです(『無限の住人』がダメだというワケではない)。普段マンガ雑誌とかぜんぜんチェックしてないんで、こんな連載やってたの知らんかった。とりあえず原作コミックも揃えました。この人の描くキャラクターって、愛嬌と野望(腹黒さともいう)のバランスが絶妙なんですよね、男も女も。
ULTRAMAN
前にNetflixで公開されてたヤツですね。原作コミックも途中まで集めてたんですけど、だんだんストーリー追いかけるのが億劫になってきて集めるのやめちゃったヤツだ。しかし、CGアニメという形で映像として観ると、これ結構面白いな、と。やっぱりウルトラマンというのは、映像でこそ映えるものなのかも。原作コミックのストーリーもほぼすっかり忘れていた(失礼)ので、新鮮に楽しめております。単なるウルトラマンの続編世界、というワケではなくて、大胆な再構築を試みているところがこの作品の面白いところなんですが、それだけに話が込み入ってくると、追うのが億劫になってしまった原因だったりもして。
イエスタデイをうたって
なんか昔原作コミックの単行本集めてた気がする。んで、連載が長すぎて途中で読むの止めた気がする(単行本はもう手放しちゃって手元にない)。今の自分だったらまずこういう青春群像劇的な、なんか恋愛のあーだこーだ的な作品はまず読まないと思うんですが、当時この作品はなんか気になって読んでたな。そういや原作者の冬目景って、沙村広明とは大学の先輩・後輩の間柄なんだそうですね。だからどうしたって話ではありますが。名前しってるオッサンホイホイ的な作品だから、アニメもとりあえず観てみるか、と釣られてみたんですが、ハル役が宮本侑芽じゃないですか(『SSSS.GRIDMAN』の六花役で非常に印象に残っていた)。あー、これは良い。うん。視聴決定。
かぐや様は告らせたい?~天才たちの恋愛頭脳戦~
これ、一期は終わりかけのタイミングでふとネット配信観たら面白くって、そのまま原作コミックも集めちゃったやつ。雰囲気的にはいかにも典型的なラブコメではあるんですが、コメディでありながら人間の感情が上手く描けている作品だなーと。個人的には、早坂が思わず素の感情を露わにしてしまうシーンが非常にツボなので、そういう意味でこのアニメ二期は楽しみにしております。
かくしごと
久米田康治作品は『かってに改蔵』『さよなら絶望先生』と集めてたんですけど、この作品は途中まで集めてだんだん買わなくなっちゃったやつ(今期はなんかそういう作品が多いな……)。アニメ化というのでまあ観てみようかと思ったんですが、主人公のCVが神谷浩史なもんだから絶望先生かと思っちゃったじゃないですか。ただ、作品の雰囲気としては新房監督の濃い味付けが成されていた絶望先生とはまただいぶ違いますね。下ネタがありつつも、絵的には鈴木英人わたせせいぞうのような、1980年代的なおしゃれ感も漂う久米田康治ワールドが、アニメとしてもうまく再現されている感じ。エンディングテーマなんて大滝詠一だし。コミックとアニメが同時期に終了する展開らしいので、アニメが面白かったらコミックもちゃんと最後まで買うかな?
グレイプニル
こちらは原作未読。特殊能力を身につけた主人公(♂)が着ぐるみに変身して、その中にヒロインが入って戦うというなんか倒錯した感じがキャッチーな作品ですね。ヒロインのドSっぷりに悶絶しそうになりましたが、その姉はさらにぶっ飛んだヤンデレというお腹いっぱい過ぎる設定はちょっとやり過ぎ感も漂います。物語の序盤にこれでもかとキャッチーな要素をばら撒いてしまっているので、中だるみしそうなのがコワい気もしますが、はてさて。

そんなワケで、今期はもともと原作(もしくは原作者)を知っている作品が多い、自分にとってはわりとコンサバなラインナップとなりました。にしても、こんなコロナ騒動の状況下にあっても、一部影響は出ているとはいえ新作アニメが供給されているってよくよく考えたらスゲエな。あるいは、今のうちは騒動が本格化する前のストックでなんとかなっていたけど、これから影響が出てくる、とかあるんでしょうか。『とある科学の超電磁砲』なんかは、早々に影響出ちゃってましたね。

こんな状況では制作環境やアフレコ環境にも大きな影響が出ちゃうのは避けられないでしょうし、アニメ制作に携わっている方々もどうぞご自愛ください……としか言い様がありませんが、いやホントにアニメ制作の現場でクラスター発生、とかそういうコトの起きませんように……。