大須は萌えているか?

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F1[24] スペインGP 予選

ここからヨーロッパ3連戦、いよいよF1シーズンが本格化してきた感がありますね。そして今回もかなりの接戦。というワケで、F1スペインGP予選のお話。

最後、フェルスタッペンで決まりかあ、と思ったらノリスがひっくり返しましたね。その差わずか0.02秒という痺れる展開ですが、考えてみたら前回のカナダGPのがもっととんでもねえ展開だったことを考えると、今のF1の接戦ぶりがわかるというものですね。

タイヤのデグラデーションが激しめのコースということで、予選1アタックする間のマネージメントも重要になってくるサーキットですが、ノリスはそこを極めて高いレベルでまとめ上げたというコトなんでしょうねえ。

ノリスの記者会見のコメントを見ると、ターン9と最終コーナーの2つの高速コーナーでフェルスタッペンに対して0.2秒くらいの遅れがあることがわかっていたので、最後のアタックではポールを狙うためにリスクを取った、とのこと。たしかに最終アタックのセクタータイムを見てみると、セクター1の上げ幅はわずかですが、ターン9があるセクター2では0.2秒近く上げており、セクター3でも0.13秒くらい上げています。

逆に言うと、最終コーナーまできちっとタイヤをもたせておく必要があったワケで、それをやり遂げたノリスが自らのラップをして「完璧だった」と言ったのは、決して大げさな表現では無いんでしょう。セクター1とセクター3の全体ベストはフェルスタッペンだったものの、ノリスにしてみれば「してやったり」な予選だったんでしょうね。

そういや、FP3が始まる前にマクラーレンのモーターホームで火災が発生するという騒ぎがあったようですが、ノリス自身はそれによる影響はそこまで大きくなかった、という感じですね。

www.as-web.jp

今回意外だったのはメルセデスが2列目を固めてきたことですかね。確かにカナダでもラッセルがポール取ったりして調子は上向きなのかな、とは思いましたが、スペインでもここまで来るとは思いませんでした。しかも今回はハミルトンがラッセルより前だし。そこはハミルトンのタイヤマネージメントの上手さが発揮された感じでしょうか。

さらに意外だったのはアルピーヌが2台ともトップ10に食い込んできたことで、これはドライバーたちにとってもなんで調子いいのかわからないみたいですね。特にクルマのアップデートも無かったみたいだし。アルピーヌと言えば、かのフラビオ・ブリアトーレを「エグゼクティブ・アドバイザー」なる肩書でチームに呼び戻したようですが、メーカーワークスの看板を背負うチームが、かつてF1界を追放された人物を呼び戻すというのは、ほんとなりふり構ってないんだな、と。

フラビオがどういう形でチームに関わっていくのかようわかりませんが、よほどチームの内情は悪いんでしょうねえ。かつての辣腕ぶりをまた発揮できるのかは気になるところですが、ルノーは自前のPU開発を止めてシャシーコンストラクターとして参戦する可能性も模索している、なんて噂もあるので、ほんとどうなるんでしょうか。かつて最強エンジンと言われたルノーがPU開発をやめるとなると、それはそれでショックではありますが。

あとペレスはここでもなんか低迷しちゃってますけど、レッドブルさんほんとに2年契約延長で 良かったんでしょうか。

カメラをEOS R7からR6 markⅡに乗り換えた話

少し前の話になるんですが、手持ちの一眼ミラーレスカメラを新しいのに乗換えてしまいました。具体的には、CanonのEOS R7からR6 markⅡへの乗り換えになります。

乗り換えた理由

まずなんで乗り換えたか、という話なんですが、一言で言ってしまえば「一度はフルサイズのカメラを使ってみたかったから」というコトになります。私の場合、EOS 60D(2013年) → 90D(2019年) → R7(2022年)という感じでCanonのカメラを乗り換えてきており、全部APS-C機でした。なんでAPS-Cで乗り換えてきたかと言えば、まずコスト的にお安い(フルサイズよりは)というのがありますし、そもそも一眼が欲しいと思ったきっかけがサーキットで写真を撮ってみたい、というところだったので、望遠に強いAPS-Cが用途的にもハマっていた、というのもあります。

ただ、どこかで一度はフルサイズ機も使ってみたいなあ、という欲はあったんですよね。しかしまー、私の場合カメラをそこまでヘビーに使う人間でもありませんし、そんな高いカメラ買うのもなあ……と躊躇したりして、結局買わずにきていたんですが。

ただ、昨年にRFマウントでもっとも安いフルサイズ機・R8が発売されたときには興味をそそられまして、かなり欲しくはなったんですが、スペック的にサーキットでの撮影は厳しそう(メカシャッターが無い、バッテリーもちが悪い)というのもあり、かといってR7を残して買い足すというのも、自分のカメラの利用頻度を考えるともったいないのでは……と思い結局スルー。

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で、このR8よりさらに半年くらい前に発売されていたのがR6 markⅡであり、当然メカシャッターはあり、バッテリーもちも初代R6よりかなり改善し、さらにR7よりもさらに新しい世代のオートフォーカスを搭載している(これはR8にも引き継がれてますが)というコトでスペック的には文句なしな機種だったんですが、ボディのみでも40万円近くするし、これが発売されたときはまだR7を買ってから1年も経っていなかったので、さすがに買い替えるワケにはいかず見送っておりました。

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じゃあなんで今になって買い替える気になったのかというと、ひとつはちょっと安く手に入るタイミングだったから。Canonがちょいちょいやっているキャッシュバックキャンペーンが開催されていたときに、R6 markⅡだったら実質5万円引きになっていたのと、同時期にマップカメラで中古買取額アップキャンペーンというのが開催されており、R7も買取額アップ対象に含まれていたもんだから……。

ついでにいうと、昨今の円安の加速で、モノの値段がどんどん上がっているじゃないですか。カメラもモロにその影響を受けており、カメラボディもレンズも年々どんどん値上がり傾向が顕著になっている。このままだと、フルサイズカメラなんてとても買えない品物になっちゃうんじゃないか、という危惧もありました。まあ、R6 markⅡに関してはキャッシュバックキャンペーン終了直後にボディの値下げが発表されてコケそうになりましたが(それでも一応、キャンペーン中に買ったほうがお得ではあった)。

あともうひとつ理由があって、R7というのがかなり気難しいカメラなんじゃなかろうか、という気がしていたというのがあります。というのは、サーキットで撮影をしていると、どうも写真がブレている率がかなり高い気がしていたもんですから。

そりゃお前が下手くそだからだろ、と言われると返す言葉が無いんですが、オートフォーカス自体は被写体をうまく追随してくれていて、クルマの動きに合わせてカメラを振れたと思ってもブレている場合が多くて。メカシャッターだとシャッターショックによる微妙なブレが起きやすい、という話を見かけて、電子シャッターや電子先幕シャッターを利用することである程度は改善しましたが、某プロカメラマンのYouTube動画で「R7はAPS-Cサイズのセンサーに3000万以上の高画素を詰め込んでいるから、扱いが難しいカメラだ」みたいなコトを言っているのを見て、これ例えばフルサイズで2400万画素のR6 markⅡとかだったら扱いやすくなるんかな?と思ったりして。

そんな理由があって、R6 markⅡに乗り換えてしまったのでした。R7はRF-S18-150 IS STM レンズキットを購入していたんですが、これを下取りに出してRF24-105L IS USM レンズキットを購入した形です。今回もレンズキットにしたのは、今までRF-S18-150を標準域のズームレンズとして使っていたので、どのみちフルサイズ用の標準ズームが欲しいというのと、安いの買うと結局あとからLレンズが欲しくなりそうな気がしたので、RF24-105Lにした感じです。単品で買うより安いしね。

まあ、結局R7を下取りに出した上にキャッシュバック分も加味して30万円くらいの追い金が必要でしたが……。

実際に使ってみて

R7もAPS-C機としてはまあまあの大きさがある機種だったので、R6のサイズ自体は違和感無かったですね。ただ、グリップ部分はR7のが奥行きがあって握りやすかったように思います。慣れの問題ですけどね。

マップカメラだと、購入商品が送られてきたあとに下取り品を発送する「先取り交換」という仕組みがあるのでこれを利用したんですが、それぞれに標準ズームを装着した状態で比較すると大きさの違いが露骨になります。ていうか、ほぼレンズの大きさの違いなんですが。

スイッチ類はR7からの乗り換えだと、ほぼ違和感無いですね。電源スイッチの回す方向が逆(R7だと左が電源ONなのに、R6 markⅡは右)なのが気になったくらい。

GWに出かけた九州にはR6 markⅡを持っていったんですが、レンズのデカさを見ると若干旅行に持って行くには躊躇する大きさではあります(小さい単焦点レンズを使え、という説もある)。慣れの問題かな、とも思いますが。旅行用にはもっとコンパクトなカメラを持っておくべきでは……と思ったりもしますが、ボディを複数使い分けるほど写真を撮りまくっているワケではないので、大は小を兼ねるという考えで行きたいと思います。まあそれにカメラ取り出すのがめんどいときはiPhoneで撮れば良いわけですしね。

んで、旅行先で使ってみた印象としては、昼間明るいところで撮るぶんにはAPS-Cだろうがフルサイズだろうがそこまで大きな違いは無いんじゃないかなあ……という感じ。ましてや、自分の場合はほぼブログに貼ったりしておしまいなので、余計に違いを感じにくいのかもしれませんが。

ただ、明暗差がはっきりしているシーンや、色調の表現という意味では確かにフルサイズのがキレイかな、と思います。ただ、それもよくよく見れば、という話。白飛び・黒つぶれしにくいというのは確かにある気がします。

フルサイズのほうがボケやすいというのは間違いなくて、RF24-105LはF4通しのレンズですが、それでも今までAPS-Cだけ使ってきた身からすると十分過ぎるほどボケてくれます。これF1.8とかのレンズで全開放とかしたら、逆にピント合わせづらくて困りそう。まあオートフォーカスが優秀だから大丈夫なのかな。

フルサイズ、というかR6 markⅡにして一番の恩恵が暗所性能なのかな、と思います。フルサイズセンサーで高画素過ぎないR6は暗所に強い、というのはよく言われますが、確かにR7に比べるとISOを上げてもノイズが出づらく、最近だとLightroomなんかにもAIノイズ除去機能が搭載されており、これと組み合わせるとびっくりするくらいノイズが消せてしまうので、躊躇なくISOを上げられるのは大きなメリット。

以下の写真はISO20000超えで撮ったものにノイズ除去をかけたものですが、ノイズ感ほぼ無いですよね。

APS-Cだと、どうしても暗い環境下だと困ることがありましたからね。どんな環境でも安定して撮れそう、というR6 markⅡの安心感は素晴らしい。

鈴鹿サーキットでも使ってみて

そして鈴鹿サーキットスーパーGTの撮影にも使ってみたんですが、これが自分にとっては一番の驚きでした。というのは、R7よりも明らかにブレ写真が減ったから。

いやもちろん、シャッタースピードを低速にしていくにつれブレ写真の量産率は高まっていくんですが、しかしR7だと全滅だろ、という撮り方しても、ある程度撮れてたりするんですよね。私自身の腕前は下手くそなまま変化は無いので、これは明らかにカメラのおかげ。これがオートフォーカス性能の向上のおかげなのか、センサーサイズや画素ピッチが変わったことによるものなのかわかりませんが、この時点でR6 markⅡが大好きになりました。突然スピンするクルマもちゃんと追いかけてくれるのはステキ。

モータースポーツなどの流し撮りをしようと思うと、オートフォーカス性能と同じくらい重要なのが連射速度。下手な鉄砲数打ちゃ当たる理論で、枚数が多いほうがどれか当たっている可能性が高まりますからね。メカシャッター(電子先幕も)の連射速度は、実のところR6 markⅡが秒間12コマなのに対して、R7だと秒間15コマと、R7のが勝っているんですよね。ただまあ12コマでも十分速いとは言えますし、電子シャッターなら秒間40コマとR7を上回ります(R7の電子シャッターは秒間30コマまで)。

流し撮りに電子シャッターを使うとローリングシャッター歪みが出る(R3みたいな積層型CMOSセンサー積んでる機種は別)ので嫌う人も多いようですが、これはまあどこまで妥協できるかの問題ともいえます。プロカメラマンなら歪みが出ている写真なんて絶対NGでしょうけど、趣味の写真なので。あと、R6 markⅡはR7に比べるとだいぶローリングシャッター歪みがマシになっている感じはします。

以下の写真は過去にR7でスーパーフォーミュラをヘアピン立ち上がりで撮影したものですが、そこまで大きくカメラを振っているワケでもないんですが後ろのスポンジバリアが大きくぐにゃっと歪んでます。これはさすがに気になる。

以下は同じくヘアピンの立ち上がりでスーパーGTを撮影したもの。画角とかぜんぜん違うので直接の比較は難しいんですが、背景のフェンスの支柱など、歪んでいるのは歪んでいるんですが、個人的にはこれくらいなら許容範囲かなと思います。どうせブラしている背景だし。許せない人もいるかもしれませんが……。

以下は2コーナーの立ち上がり。これもそんなに歪みは気になりません(個人の感想です)。

写っているもの次第かなと思うところもあって、例えば以下はS字で撮影したものなんですが、場内スピーカー用の支柱がナナメに歪んでいるのがわかります。これはさすがに気になる(そもそもクルマの手前に支柱が映り込んじゃってる時点で失敗なんですがそれはさておき)。

なので、まずは撮影場所でカメラのセッティングをしたあと、電子シャッターで撮ってみて写り方をチェックし、許せるようならそのまま、許せないのなら電子先幕なりメカシャッターなりに切り替える、という感じで良いんじゃないかなと思っています。とか言いつつ、先日のスーパーGTは全部電子シャッターで撮っちゃったんですけど。正直電子シャッターのが撮りやすいし、メカシャッターみたいに物理的な耐久性を気にしなくて良いというのもメリットですよね。気兼ねなく連射できるのは正義。

焦点距離の話

フルサイズカメラを鈴鹿サーキットで使用するに当たり、手持ちのレンズで焦点距離が足りるかどうかというのは気になっていたんですが、私の持っている望遠レンズ(RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM)でだいたいは事足りるかな、という感じ。ヘアピンやS字、逆バンクあたりは問題なくて、スプーンも進入のあたりを撮る分には余裕。足りないとしたら2コーナースタンドからホームストレート方面を狙いたいとかそういう場合かなと思いますが、その場合はテレコン使うなり考える、という感じになるでしょうか。ただ、RF100-500mmの場合テレコン付けると広角側が300mmからしか使えなくなるという難点があるので、あまり使いたくない……。

今だとRF200-800というとんでもない望遠レンズもありますが、これも主に電車に乗って鈴鹿へ行っている身としては、あまり持っていきたくないレンズではある(ていうかカメラリュックを新調しないとたぶん入らない)。そもそもRF200-800の値段よりR7のボディの値段のが安いので、このレンズ買うくらいだったらR7のボディをテレコン代わりにもう一度買い直したほうが良いという説まである(?)。ただ、R6 markⅡの使いやすさを知ってしまうと、R7には戻りにくいかなー。R7 markⅡっていつ頃出るんでしょうか。

あと問題はF1日本GPを見に行くときで、F1のときって土日はカメラマンシート以外は大型の望遠レンズ持ち込み不可(全長26cm以内)なので、RF100-500mmは使えないんですよね(守ってない人も結構目につくので、もっと周知したほうが良いと思う)。フードを外したRF70-200 F4だとギリセーフなんですが、フルサイズとの組み合わせだとさすがに焦点距離厳しそう。意地でもカメラマンシートを確保する、という考え方もありますが、悩ましいところです。今だと、LightroomなどにのAIノイズ除去と同列の機能としてスーパー解像度(AIを使ってRAWデータの解像度を2倍にする)なんていう機能もあるので、これを活用することも考えても良いのかもしれません。

逆に広角側に強いのはフルサイズの強みなので、小三元の広角ズームもいずれ欲しいな、なんて思ったりもします。去年RF70-200 F4は購入済みで、今回レンズキット買ったことでRF24-105 F4も手に入ったので、あとRF14-35 F4が手に入れば小三元が揃いますし。大三元が欲しいと思ったことは無いです、今のところ(高いし重いので)。RF14-35は来年あたりキャッシュバックキャンペーンが開催されているタイミングで買えればなあ、なんて思っていますが、もしさらなるレンズの値上げが発表されてしまったら値上げ前に慌てて買うかも。わりとCanonさんって為替などの影響による値上げに躊躇しないイメージがあるので。

逆に、なぜかR6 markⅡのボディが不意に値下げされたもんだから、これはR6 markⅢ発売フラグではないか、という声も耳にしますが、さすがにちょっと早すぎるのでは……という気がします。R5はまだこれからmarkⅡが発表されるというところなのに。

そんなこんなで

結果的にR7を丸2年経たないうちに乗り換えてしまったのは少々もったいなかったかな、という気もしますが、R6 markⅡの満足度が高いので結果オーライかな、という気もします。正直、昼間に風景写真を撮るくらいの用途だったらフルサイズのカメラって要らないんじゃないかな、と思いますが、暗いところや動いているものなどを含めて「何でも撮れる」という万能性がこのカメラの最大のウリなのかな、と。バッテリーもちもR7よりやや劣る程度なので、風景撮るくらいだったら予備バッテリーなしでも十分いけます(サーキット撮影はさすがに予備1本は欲しい)。

非常にバランスの取れた性能を持つカメラなので、これは長く使えそうだなと思います。

結果的に、このカメラに30万円をぶち込んでしまったので、以前から興味津々だったApple Vision Proの購入は見送ろうかな、という感じです。ていうか、Apple Care+の加入や視力矯正のレンズ代も考えると70万円以上するコトになってしまい、興味半分で買うにはさすがに躊躇する値段ですし……。カメラについては、なんやかんやサーキット行くときや遠出するときには欠かさず持っていくようになっており、アイテムとして定着しているのである程度高い値段を払っても良いかな、と思えたところはあります。Vision Proはねー、生活に定着するかどうかわかんないからねー……(定着するのは、長時間の装着が苦にならないようになってからだと思っている)。

F1[24] カナダGP 決勝

決勝もまた難儀なコンディションとなり、見ている方としてはとてもおもしろい展開になりましたね。そんなワケで、F1カナダGP決勝のお話。

フェルスタッペンが勝利、っていうとなんの特別感もないレースに聞こえてしまいますが、一筋縄ではいかない展開でしたね。ある意味カナダらしいというか。序盤はウェットタイヤ装着というギャンブルをしてみせたハースが無双するという面白い展開がありましたが、やはりというか路面の水量がだんだん減ってきてしまい失速。ヒュルケンベルグは「ハイダウンフォースで走っていたからストレートではいいカモだった」みたいなコメントをしており、雨がドバドバ降る方に賭けた形だったといえます。

トップ集団を見ると、序盤はラッセルがフェルスタッペンと適度に間隔を保ってリードしていたので、これメルセデスワンチャンあるのでは、なんて期待したんですが、後ろからやってきたノリスにやられる展開に(ついでにフェルスタッペンにも)。乾きかけのコンディションでノリスの動きが素晴らしかったですねえ。

このままノリスが勝利に突っ走る展開なのかと思いきや、今度はセーフティカー導入のタイミングでノリスの動きが後手に回り、順位を落とす結果に。タイミング的にはノリスが真っ先にピットに入れるかのように見えたんですが、ギリギリ過ぎたんですかねえ。

その後、今度はインターミディエイトからドライタイヤにスイッチするタイミングでノリスのオーバーカットが成功するか、と思いきや、ピット出口の部分でロスしてしまいトップ奪還ならず。あの状況だとタイヤにまだ熱も入ってないでしょうし、もっとタイム的に余裕がないと厳しかったですね。

結局その後、もう一度セーフティカーが入るタイミングもあったものの、フェルスタッペンが逃げ切り勝利。余裕勝ちというワケには行きませんでしたが、路面が乾いてきてからはフェルスタッペンのターンだったのかな、という感じがします。ノリスにしてみれば、路面が半乾きの状態で稼いだマージンを活かせなかったのは辛かったですね。しかし、見応えのあるトップ争いでした。もうちょっとラッセルも絡んでいければ良かったんですが。

ラッセルはメルセデスのパフォーマンスについて手応えを感じているようですが、しかしカナダという特殊サーキット、しかも特殊なコンディションでのパフォーマンスがどこまで他のサーキットで通じるか、というところは疑問だったりはします。それは次戦以降明らかになるんでしょうけど。それより、ラッセルがハミルトンをオーバーテイクしたりして、すっかりメルセデスのエースとしての貫禄を見せているのが印象的でしたね。メルセデスで数しれない栄光を掴んだハミルトンがこの状態のままフェラーリに移籍してしまっていいのか、という気もしてしまいますが。ていうかハミルトンはフェラーリで輝けるんだろうか。

角田は終盤のミスにより入賞のチャンスをフイにしてしまいましたが、あれリカルドからのプレッシャーでミスしちゃったんですかねえ。古いインターミディエイトを引っ張って走っているあたりはよくマネージメントしていたと思うんですが、ドライタイヤになってからはストロールに抜かれオコンに抜かれ、となんかピリッとしない感じだったのが気になりました。ずるずると順位を下げてからのチームメイトからのプレッシャーを受けて、こらえきれなかったのかなあ。

中段グループだと、アストンマーチンが6・7位、アルピーヌが9・10位とそれぞれダブル入賞を果たしているのも印象的。なんかアストンが久しぶりに息を吹き返した感じがしますが、これも次戦以降どうなるかが気になるところ。

今回一番がっかりしているのはアルボンかもしれないですね。レース中見せ場も作って、入賞を争う走りを見せていたのに、前のサインツのスピンに巻き込まれてリタイヤに追い込まれたワケですから。あれはさすがに気の毒だった。今回、予選ではサージェントも悪くないスピードを見せていましたが、決勝では全然ダメだったのもアレですが。

まー今回は特殊すぎるレースだったので、次のバルセロナで仕切り直しというか、改めて現状の各チームの戦力差というのを見てみたいですね。できればドライコンディションで。

F1[24] カナダGP 予選

なかなか難儀なコンディションでしたが、それゆえ見ている側としてはとても面白いセッションになりましたね。そんなワケで、F1カナダGP予選のお話。

メルセデスがポール獲得、素晴らしい(予選見る前はポール取れるなんて思ってませんでした)。メルセデスは今回、この難しいコンディションの中で一番うまくやれていた感じがしますね。Q1ではタイヤ1セットで乗り切れていたし。あわよくばフロントロウ独占、とか期待したんですが、なんかハミルトンがだいたいいつも居る位置(7番手)に落ち着いてしまいました。

とはいえ、ここでも苦戦するかと思われたレッドブルラッセルと同タイムを叩き出してきたというのはちょっとビックリでしたね。さすがフェルスタッペン。ペレスはまあなんというか。レッドブルとの2年の契約延長が発表された矢先にこの展開は、なんだか皮肉を感じます。Q1では角田が2番手タイムを叩き出していたというのも含めて。

角田もRBと来季の契約を発表してましたが、このタイミングで契約延長を発表したというのはドライバーマーケットでの角田の評価が高まっている証拠でもあるんでしょうね。角田の場合は単年契約というのが気になるところですが、レッドブルとホンダが袂を分かつことになる再来年、角田の立場がどうなっているのかというのは気になるところ。正直、今の角田のパフォーマンスなら選択肢はいろいろありそうですけどね。正直、今の角田は歴代の日本人F1ドライバーの中でもっとも高い評価を受けていると言って良いでしょう。まあレッドブルとしては、RBに強力なパフォーマンスを発揮するドライバーを置いておくことでペレスの尻を叩きたいというのがあるんじゃないかな……。

今回はリカルドも非常に調子が良く、予選5番手を獲得。なんかリカルド、時折往年のパフォーマンスを取り戻したかのような速さを見せますね。ただ、リカルドのパフォーマンスには非常にムラがあるのに対して、角田のパフォーマンスには一貫性があるのが強み。なんせこれで9戦目ですけど、Q3進出できなかったの2戦だけですからね。角田自身、カナダでのQ3進出は初めてとのことですが、それだけサーキットを選ばずパフォーマンスを発揮できているということでもあります。

今回意外だったのはフェラーリが揃ってQ2ノックアウトを食らってしまったコトですが、チームとしても原因が掴みきれていないみたいですね。ただ、とにかく今は全体的に1ラップのペースがタイトになってきており、ちょっとしたことで予選順位が大きく変動するようになってきている、というのも間違い無さそう。

さらに今回の場合、雨が降るんだか降らないんだかよくわからないコンディションになってしまっており、タイヤの温度管理が非常に難しかったであろうことは間違い無さそう。タイムを出す、ということがタイヤのパフォーマンスを引き出す、ということとほぼ同義であると考えるならば、タイヤの感覚を掴むドライバーのセンスが厳しく問われた予選ということになるでしょうか。あとは運。

決勝レースでは1ストップがかなり厳しそうとのことで、2ストップが基本路線となりそうですが、そもそも決勝の天候もまだよくわからないみたいなので、また雨が交じるようなコンディションになるとカオスな展開があるかもしれませんね。面白くなりそうな予感がするのでリアルタイムで見たいところですが、日本時間午前3時スタートはさすがに無理。

鈴鹿のスーパーGTを観戦した話(2024年6月版)

先日、例によって鈴鹿サーキットスーパーGTの観戦に出かけました。

土曜日

土曜日はめっちゃ良い天気だったんですよねー。土曜日は。

朝イチで鈴鹿サーキットに到着し、自分の中で定番スポット化しつつあるヘアピン立ち上がりのエリアへ。まずはFIA-F4の予選……なんですが、いきなりダンパーユニットがむき出しになっているクルマが来て驚いたり。

その後、スーパーGT公式練習もヘアピンから写真撮りつつ眺めてました。今年ゲイナーから出走しているGT300のZ、なんか好きな外観。このヘッドライト付近の角張り方がステキ。

午後はS字に移動。毎年だいたい行動パターンが同じになってる。ピーカン晴れだったので、逆バンクの看板の陰になるところでちょっと休んだりもしてましたが。

FIA-F4の決勝レース、スタート直後にS字で1台のマシンがコースオフ。なんかたまたまいい具合に写真撮れました。

その後、ドナドナされるマシンをぽつんと眺めるドライバーさんがなんとも言えない哀愁を漂わせておりました。

F4には佐藤琢磨の息子・凛太郎も出走していますが、チームメイトと熱いバトルを繰り広げてますね。

スーパーGTの予選はGT300がD'station Vantage GT3、GT500がDeloitte TOM'S GR Supraがポールを獲得。ヴァンテージやたらと速かったですねえ……。

その一方で、一番重いウエイトを積んでいるはずのmutaが3番手に入ったというのも驚きですが。あと、GT500はジュリアーノがめちゃくちゃ嬉しそうだったのはほっこりしました。

にしても、GT500の予選最後のほうでシビックが同じ場所で相次いでスピンぶっこいてたのはなんだったんでしょうか。

Astemoが撒いた砂にModuloが乗ったのか?とも思いましたが、そうでもないのかな。

日曜日

日曜日は予報を見ても雨が降るんだか降らないんだかさっぱりわからない感じでした。

この日はゆっくりめに出かけて、ドライバーアピアランスが始まる前くらいに2コーナースタンドにたどり着いたんですが、ちょうどそのタイミングで雨がぱらつき始めました。んで、ウォームアップが始まるころには水しぶきが出るくらいの濡れ方に。

当然こちらもポンチョを着込んで、カメラにはレインカバーを付けたりしていたワケですが、スタート前になって雨が止み、それどころか晴れ間がのぞいてドライコンディションに。スパウェザーか。

これでもう雨は来ないのかな、と思ったら、また曇ってきて一瞬また雨がパラついたりもして、随時雨雲レーダーをチェックしないといけないような状況。雨雲レーダーも直近の情報はわかるんだけど、1時間先くらいの情報は当てにならなかったりしますしね。特にこういう細かい雨雲が断続的に来るような状況だと。

正直こんな天気になるとわかっていたなら、グランドスタンドのチケットを買っておくべきだったかと思ったりもしましたが、1コーナーから2コーナーではなかなか熱いバトルも展開されていたので、天候に振り回されるだけの価値はあったかもしれません。ARTA同士の仁義なき戦い

しばらく2コーナーで雨雲の様子をうかがっていたんですが、しばらく降ら無さそうだったのでS字方面にじわじわ移動。今回は3時間レースだったので、さすがに同じ場所でずっと過ごすのもなんかもったいないし。

今年のミクさんは魔女のデザインになってますが、これは「水星の魔女」からの繋がりなんですかね(イラストレーターさんが「水星の魔女」キャラ原案)。

あと、去年まで「植毛GT-R」だったハズのクルマが「脱毛GT-R」になっており、挙げ句VTuberがでかでかとカラーリングされているのにもビックリ。なんですかこれは。

もうひとつ、今年初めて見たフェラーリ296 GT3とてもかっこいい(語彙力)。

レースは途中ENEOSがオーバーカットでトップに浮上する場面もあったりしたものの、アンセーフリリースを取られて自爆。もったいない……。

結局Deloitteが優勝という形になりましたが、笹原右京とジュリアーノの2人ともGT初優勝だったんですね。

どちらも紆余曲折のあるレーシングキャリアを歩んできただけに、喜びも大きいんでしょうねえ。ジュリアーノもこれがひとつの自信に繋がると良いですね。

結局、レース自体はずっとドライコンディションのままとなり、観戦する側としてもスタート後しばらくして以降は雨に見舞われずに済んだんですが、しかしレースの盛り上がりという意味ではレース後半あたりにウェットになるくらいの雨が降っても面白かったのかもなあ、なんて思ったりはしたのでした。

Apple Vision Proが近々日本でも発売されそうだけど、欲しい気持ちが薄れてきちゃったという話

米国ではすでに発売されているApple Vision Proですが、6月の中頃に開催されるWWDCで日本を含む米国外の複数のエリアでの販売も開始されるのでは、と噂されてますね。販売開始自体は7月では、という話も出ていますけど。

www.bloomberg.co.jp

www.macrumors.com

噂の確度は高そうに見えるので、おそらく実際に発売されるんだろうなと思ってます。私もAppleユーザーのご多分に漏れずVision Proには興味津々で、日本で発売されたら買ってしまおう、と思っている……いた……んですが、その気持ちが今けっこう揺らいできています。

なんでかというと、やっぱり米国で先に販売されてから、ちょっと時間が開きすぎちゃいましたよね。2月に米国内で販売開始されて、3~4ヶ月が経ってきているワケじゃないですか。その間に、YouTubeなどには大量のレビュー動画が投稿され、なんなら英語だけじゃなくて日本人でも米国まで買いに行ったりして、日本語のレビューもたくさんある。

さらに、ファーストインプレッションのみならず、しばらく使い続けてみてのレビューもあれこれ上がっているので、そういうのをあれこれ見まくっているうちに「あれ、これに60万円(今のレートだとたぶん50万円じゃ済まないだろう)支払うべきかな……?」という冷静な思考が芽生えてきてしまったんですよね。

使い始めの段階では、たぶんめっちゃ面白いと思うんですよ。ただ問題は、その使い始めの興奮が冷めてきたときに、それでも日常的に使い続けられるデバイスか、ということ。さすがに値段が値段なので、そのへんはよく吟味したい。

そこで気になっているのが長時間装着したときの使用感なんですが、これがどうもいろんなレビューを見ている限りあんまり芳しくないんですよね。まあこの手のヘッドセット型デバイスの宿命として、どうしても重量配分がフロントヘビーになりがちであり、長時間付けているのがしんどくなるというのがありますが、Vision Proもどうやらその問題を解消できてはいない模様。

なんなら、補助バッテリーを後頭部に付けることでバランスが取りやすくなるMeta Questのほうが再評価される、なんて流れもあったりして。

私自身、PSVRは持っていますが、こういうヘッドセット型デバイスを長時間付けっぱなしにしているのはしんどい、というのはよく理解できますしね。Appleも当然その弱点は認識しているハズだし、後発の強みでそこを上手く改善してくれているのでは、という期待もあったんですが、どうやらそうでも無さそうだ、と。

加えて、米国内でも発売後の売れ行きが芳しくない、という話も気になるところ。高い製品なのでバカ売れすることは想定されてないハズですが、そのAppleの想定も下回るような売れ行きみたいですからね。この手の新しい製品が割高なのは仕方がないとして、しかしそれでも欲しくなるのは「これからどんどん発展していく」という期待感と、その発展過程を一緒に楽しめるからだと思います。

ただ、その製品が想定以上に売れてない、となると、果たしてちゃんと進化していってくれるのか、という不安が出てくるワケで。もちろんAppleが早々にVision Proを見捨てるコトは無いとは思いますが、その進化のスピードはかなりゆっくりになり、ある程度充実してきたときにはより使い勝手の良い次世代モデルが登場していた、なんていうコトも考えられるワケで(さすがに新モデルが出るたびに気軽に買い替えられる値段じゃない)。サードパーティの参入も限定的になってしまう可能性もありますしね。

まあこの手の新製品って、発売直後の皆が熱に浮かされているときに衝動買いするっていうのが一番よくあるパターンで、発売後しばらく経って冷静になってくると特に欲しくなくなるというのもよくある話。Vision Proの売れ方はまさにその典型になってしまっているのでは。おそらくなんですが、日本でも発売された直後はちょっと話題が再燃するんじゃないかとは思いますが、そこまで盛り上がらんのじゃないか、という気がしています。

なんにせよ、もし買うことを決断したとしても、実際に購入するのはしばらくあとになりそうです。なんでかというと、つい最近三井住友NLゴールドの100万円修行を達成してしまったので、できればその枠が更新される9月以降に買いたいから……という超個人的な理由。

あと、先日気の迷いでわりと高額な買い物をしてしまったというのもあるんですが、その話はまたそのうち記事を改めたいと思います。

F1[24] モナコGP 決勝

壮絶な我慢大会と化した決勝レース。これもまたモナコらしいレースではありますね。というか、モナコでないとこんなレース展開は成立しない……というワケで、F1モナコGP決勝のお話。

今回のレースの一番のハイライトは、アロンソが巧みなペースコントロールで後続を完全に封じ込め、前を行くストロールのためにフリーストップが可能になるだけのギャップを作り出してくれたのに、それをストロールが交換したばかりのタイヤをあっさりパンクさせて入賞のチャンスをフイにしたシーンではないでしょうか。

とにかくモナコはそう簡単に抜けないコースなワケですが、それが1周目に赤旗が出ちゃったことにより、ほとんどのクルマがタイヤ交換義務を満たす形で1回めのスタートと異なるタイヤを再スタート時に履いちゃったもんだから、ピットストップ戦略によるオーバーテイクのチャンスすらほぼ消滅するという展開になってしまいましたね。

赤旗の原因になったクラッシュについて、審議対象にすらならなかったのはかなり驚きなんですが、ペレスにもある程度の原因があると見なされたんでしょうね。確かに、ペレスももうちょっとスペースを空ける余地はあったんでしょうけど、あの状況で斜め後ろにいるマグヌッセンに気づけるかというとなあ……。

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それはさておき、ミディアムからハードタイヤに交換した面々はまだ良いとして、ハードからミディアムに履き替えた方はかなりキツい状況になったワケですね。ただ、問題はタイヤそのもののマネージメントだけではなく、後ろ数台のマシンのタイム差もマネージメントする必要があった、という。

つまり、ある程度余力があるからといって飛ばしてしまうと、もしかしたら自分の後ろにいるヤツと、さらにその後ろにいるヤツの間隔が広がってしまい、フリーストップを得られるだけのギャップが出来てしまうかもしれない。その動きに反応してカウンターを打てれば良いかもしれませんが、アンダーカットされるリスクが伴いますし、それにセーフティカーが入った場合めちゃくちゃ状況が悪くなるのは確実。トラックポジションが超重要なモナコでは、前を走っているクルマは先に動けないですからね。そしてモナコはセーフティカーの出動リスクが極めて高い。

なので、タイヤマネージメントという観点から見ても遅すぎるくらいのペースで走り、後続がバラけ過ぎないように走るという「ゆっくり走りつつ抜かれない技術」が要求されてしまうワケですね。みんな揃ってフリーストップできない状況になっていれば、誰も身動きできないワケですから。モナコはポイントを押さえれば抜かれないようにするのはそこまで難しくない(タイヤのオフセットに極端な差がある場合は別)ですが、逆に集中力を保つのが大変でしょうね。

ルクレールは過度にスローダウンして走っていると、ピアストリがプッシュしてきたときにブレーキングポイントが分からなくなってミスをする可能性があるので気乗りしなかったみたいですね。

Yeah, I think we had a target gap with Russell that we didn't want to open too much and I wasn't too much for that because I felt like I was a lot off the pace and what I didn't want is that Oscar started to push straight away and then you don't have references. I was going so slow in the middle of the race that if you start to push, then you don't really know where to brake and that's where mistakes can happen. So I just wanted to get into the rhythm and start to push a bit more.

via: FIA post-race press conference : Charles LECLERC – 2024 Monaco Grand Prix | Formula 1®

走りのリズムが掴めなくなる、というのは間違いなくあるんでしょうね。ポジションを守るために必要なコトだとはいえ、進んでこういうコトをやりたがるドライバーは居ないでしょう。

さらにそれを極端な形でやっていたのがRBと角田で、もう最初から前にいる7台との勝負は考えず、徹底的に後ろとのマージンをコントロールしてみせました。ずっと真後ろにアルボンが張り付いている状態でそれをマネージメントしきった角田の集中力も見事なもんですが、アルボンにとっても相当苦痛なレースだったみたいですね。

It was a bit frustrating out there as you could see how much pace Yuki had but he was managing excessively, so it was a very slow and painful race; I was struggling to stay focused.

via: What the teams said : Alex Albon – Race day at the 2024 Monaco Grand Prix | Formula 1®

結果的に、予選のトップ10の順位がそのまま決勝トップ10の順位となり、フルディスタンス走ったレースでトップ10の順位が変わらなかったというのはおそらくF1史上初なんじゃないですかね?

まー退屈なレースだったと言ってしまうとそれまでなんですが、しかしルクレールがついに母国GP制覇してみせたというのは良かった良かった。レース後のルクレールを見ているとこっちまで嬉しくなっちゃいましたし。アルベール2世大公までシャンパンを振っていたのも面白かったですね。