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PlayStation Networkがヤバい今、やっておくこと

しばらく前から接続できない状態が続いていたPlayStation NetworkPSN)ですが、SCEからの公式見解として不正アクセスが原因によるもの、と発表されたみたいで。つまりスーパーハカーの仕業ってコトですね。

“PlayStation Network” 障害・メンテナンス情報 | プレイステーションR オフィシャルサイト

で、このスーパーハカーの不正アクセスによりPSNのアカウント情報(氏名、住所、メアド、生年月日、ID、パスワード等々)が流出したとみられ、クレジットカード情報も流出した可能性が「否定できない」とのこと。流出した情報の量は全世界で7700万人分に及ぶそうで、なんというか「ソニーやっちまったな」としか言い様が無い感じです。

私自身もPSNアカウントは当然持っており、しかもクレジットの情報も預けてある状態なので、正直この件には大いに失望したというか、以前VAIO Zをオンラインで購入したときに散々トラブってた記憶まで思い出してしまいソニーはネットワークをナメすぎなんじゃねーのかとかなんとか、まぁ思うところはあるワケなんですけども。

しかし情報が流出してしまったモノはどうしようもないので、とりあえず自衛はしておかないといけません。やることは2つ、ID・パスワードの変更とクレジットの引き落とし履歴の監視。

ID・パスワードの変更

少なくともPSNのIDとパスワードは確実に漏れている(パスワードが平文のママなのかどうかは知りませんが)ワケですから、これをさっさと変更する必要があります。しかし、PSNはこのエントリを書いている現在はまだログインできるようになってませんので変更は不可。なので、これはPSNが復旧次第すみやかに、というコトになりますね。

んで、あとはPSNのIDとパスワードを他のWEBサービスでも使い回している場合、こちらも早急に変更しておくべきでしょう。まぁあんまりメジャーなサービスでなければそんなに心配しなくても良いかも知れませんが、少なくともAmazonみたいなショッピングサイトとか、万が一アカウント乗っ取られたらシャレにならないところだけでも早急に。

私の場合、しばらく前までIDとパスワードを使い回してたりしてたんですが、KeePassというパスワード管理ソフトを使うようになってからは各WEBサービスごとにランダムに生成した異なるパスワードを設定するようにしてます。一応PSNとかぶってるサービスが無いか確認しましたが、これについては問題なさそう。

パスワードを複数サービスで使い回している方は、良い機会だと思ってパスワード管理ツールの使用をオススメしときます。KeePassはフリーでWindowsでもMacでも使えるんで結構オススメ。Dropboxと組み合わせれば複数マシンで同期しながらも使えますし。

『Dropbox』を無敵のパスワード同期ツールとして活用する方法 : ライフハッカー[日本版]

あと自動的に同期はできないんですけど、「MyKeePass」っていうiPhoneアプリもあります。

そもそもPSNのIDとパスワードを忘れたという場合、もしIDやパスワードを使い回すコトが多いという自覚があるなら、念のためメジャーなWEBサービスは全部変更した方が無難でしょうね。

クレジットの引き落とし履歴の監視

あと、私みたいにPSNにクレジットの情報も預けてある場合、これも流出しているものと想定し、引き落とし履歴の定期的な監視をする必要がありそうです。もしクレジットの引き落とし履歴は月一でクレジット会社から郵送されてくるヤツでしか確認してない場合、万が一不正利用されてた場合に気づくのが遅くなってしまうので、各クレジット会社のサービスを利用してWEB上から週一くらいのペースで身に覚えの無い履歴が無いか確認するのが無難かなと。

ていうか、私自身月一で郵送されてくる利用明細しかチェックしない人間なので、慌ててクレジット会社のWEBサービスのアカウント取りましたよ、ええ。

現在は特に問題なさそうですが、もし身の覚えの無い履歴があった場合にはカード会社とSCEに連絡をするという流れでしょうね。これに関してはある程度継続的に監視する必要があるので、正直めんどくさいところですが。

そんなこんなで

これだけ大規模な情報流出が起きたとなると、正直今後ソニープレイステーションというブランドにどこまでの影響があるのか見当が付かない感じですね。ゲームに留まらず、さまざまなコンテンツを流通させる基幹プラットホームとして育ててきたPSNの信頼性に決定的なダメージを負わせてしまったワケですから。少なくとも、私はソニーのオンラインサービスを当分の間信用できそうにありません。

一方で、こうした情報流出は今後ソニー以外のサービスに於いても起こり続けていくってのも間違いないでしょう。そういう状況への備えとして、パスワードは使い回さないだとか、むやみやたらに多くのサービスに個人情報やクレジットの番号を預けないとか、そういった意識は1ユーザーとして持っておきたいなぁと。

まぁ個人的には、Amazonさえ無事ならなんとかやっていける。Amazonが陥落したら死ヌ。