大須は萌えているか?

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今年もあと1週間も経たずにF1が開幕するワケですが

気がついたらまた2週間くらいブログを放置してしまっていたので、ちょっとなんか書きたいと思います。

先日の金曜日に3回目のワクチン接種をしてきまして、1回目と2回目はファイザーだったんですが今回は初めてモデルナとなりました。モデルナのほうが副反応が強いと言われたりするので少々不安はあったんですが、3回目接種でモデルナ使う場合は接種量が1〜2回目の半分になるっていうからまあ大丈夫かな、と思ったんですが、接種後24時間くらい経った時点で38°くらいの熱が出ました。ファイザーのときは37°台前半くらいで済んでいたので、やはりモデルナのほうが副反応はきついのかも……。

丸2日経った現在では熱は平熱近くまで下り、あとは注射したところの痛みがまだちょっと残っているくらいな感じでしょうか。なんでもファイザーファイザー→モデルナというパターンで摂取した場合が中和抗体価が一番高くなった、というデータもあるみたいなのでそういう意味では良かったのかな、とも思いますが、もし今後このワクチン接種が定番化していくようなことになった場合、摂取翌日はほぼ何もできなくなるっていうのもちょっとしんどいな、と思ったりして。もうちょっと副反応がマイルドなワクチンができると嬉しいんですが。

それはそれとして、いよいよ来週開幕となるF1の話をしておきたいんですが。

今年はフジテレビNEXTバーレーンでの合同テストの様子を中継するっていのでちょっとだけ見ていたんですが、やっぱりテクニカルレギュレーションが大きく変わった年のニューマシンは見てて面白いですね。かなり制約が厳しい中でのデザインを強いられているんだろな、と想像しますが、特にサイドポンツーン周りはチームごとに個性的なデザインがアレコレ展開されていて面白い。中でも、バーレーンで初登場したメルセデスの「ゼロポッド」と言われるデザインは強烈ですねコレ。これでちゃんと信頼性は確保できてるんかな……(できてると判断したから出してきたんだろうけど)。

レッドブルのサイドポンツーンもかなり過激だなと思っていたんですが、メルセデスがさらに過激な路線を採ってきたというのは面白い。技術的にコンサバなところには落ち着こうとしない、常に攻めの姿勢があるからこそのトップチームということでしょうか。まあこれが速いかどうかはまだわかりませんが。

全体的に今年のマシンを見て、カッコいいかと聞かれるとちょっと微妙な気もします。いや確かに方向性としては良いんじゃないかと思うんですが、なんか期待していたほどのカッコよさでもないかなあ、っていう。特にノーズやフロントウイング周りがあんまりカッコいいとは思えない気が。リヤウイングが目立ちすぎてるから、バランス悪く感じられるのかなあ……。

パッと見の印象で一番カッコいいクルマがどれかって言ったら、やっぱりフェラーリの「F1–75」でしょうか。細く絞られたフロントノーズと、サイドポンツーン上面の窪みとリヤエンドに向けての曲線が美しい。

【ギャラリー】フェラーリ 2022年型マシン『F1–75』 | F1 | autosport web

ただ、個人的な経験則から言えば、フェラーリのマシンの第一印象が「カッコいい!」と思えた年は大して活躍しない、という気がしているのであんまり期待せずに眺めていようと思っています。テストではかなり順調そうに見えるので、このままシーズンのスタートダッシュを決めるのでは……なんて気もしてしまいますが、テストでの調子と実戦のパフォーマンスは全然違う、というのは毎年のコトだったりもします。

そういう意味では、テストではパッとしない印象のメルセデスが開幕戦で大化けする可能性もあるワケですが(それこそ毎年のコトだ)、ただグラウンドエフェクトの影響が強くなった今年のマシンで発生しているポーパシングをなかなか制御しきれず苦労している状況を見ると、余裕のある状態でも無いのかな?という気もします。フェラーリサインツはいつものメルセデスだ、と言っているみたいですが。

なんにせよ、マシンが大きく変わったということはチームの序列も大きく変わる可能性を孕んでいるということであり、まずは開幕戦でどういう結果が出るのか非常に興味深いところ。にしても、現代の車両技術ならウイングカー特有の問題もすぐに対処できるのかな、と思っていたら、どのチームも多かれ少なかれポーパシングに悩まされているという話を見て逆に驚きだったりもしました。開幕後しばらくすれば解消していくのかもしれませんが、F1の場合バンプの激しいコースがあったりもするので、そういうところで思わぬ事故が起きたりしないといいけどな……と思ったりはしてしまいます。

あと驚いたといえば、ロシアのウクライナ侵攻後国際的にロシアへの制裁が行われて行く中で、F1もすかさずロシアGPの中止を決断(しかも今年だけではなく来年以降も)し、ハースもロシアスポンサーとの契約を打ち切りマゼピンのシートを没収するところまで行ってしまってびっくりでした。これについてはマゼピン本人には非がない話なので非常に気の毒ではありますし、父親ともどもEUの制裁リストに乗ってしまったとのコトで今後レーサーとしての活動も続けられるか怪しい雰囲気になってしまっています。

メインスポンサーを失うことになったハースにとってもかなりの痛手なんじゃないかと思いますが、果たして今年はちゃんとマシンがアップデートされていくんでしょうか。ある意味、周冠宇を起用して中国市場への関与を強めていこうとしているアルファロメオにとっても他人事じゃなかったりして。周本人も含めて、「余計なことしてくれるなよ習近平」というのが偽らざる心情なんじゃないかな……。

近年、F1の世界にも新興国のマネーがどんどん流れてきていますが、今回のウクライナ問題によって改めて専制主義的な国のリスクというのがクローズアップされる流れになるのかも。