テレビ見終えたあと、寝こけてしまったので書くのが遅くなったF1オーストラリアGP予選です。
■予選結果：
2010 FORMULA 1 QANTAS AUSTRALIAN GRAND PRIX - The Official F1 Website
■予選後ドライバーコメント：
Qualifying - selected team and driver quotes - The Official F1 Website
■予選後記者会見：
FIA post-qualifying press conference - Australia - The Official F1 Website
圧倒的なレッドブル
今度のレッドブルはフロントロー独占。なんかフェラーリにまったく付け入る隙を与えませんでしたね。地元で燃えるウェバーと、ポールを横取りしたくてうずうずしていたベッテル（ドイツの仕返しを狙っていたらしい）の相乗効果でしょうか。タイム的になんとかついていけたのはアロンソだけで、4番手のバトンはアロンソよりもコンマ5秒以上遅れています。決勝は事実上この3台の争いとみて間違いなさそうな気配。
今回はずっと曇り空で路面温度が上がらないコンディション、しかもQ3では若干雨がパラついたみたいで、路面状態は決して望ましいモノではありませんでした。そんな状況下でミハエル・シューマッハが過去に叩き出したコースレコードを破るタイムを叩き出したベッテルの走りは圧巻でしたね。若干フロントが流れているようなマシンを絶妙にコントロールしてのポール獲得はお見事でした。
地元ウェバーも負けられないレースとなるでしょうけど、路面が汚い偶数列からのスタートは厳しそう。
調子が出なかった人たち
アロンソがなんとかレッドブルの尻に食いついている一方で、なんだか存在感が無かったのがマッサ。なんとか予選5番手には入りましたが、アロンソよりコンマ8秒遅れというのはパッとしません。マッサ曰くタイヤの温度管理がどうもうまくなかったみたいですが、なんせアロンソがそれなりのタイムを出しているのを見ると・・・。
さらに調子が出ていなかったのはハミルトン。なんとQ2でノックアウト。Q2最初のアタックではトラフィックに引っかかってタイムが出なかったみたいですが、その後のアタックでも10番手以内に入れず。「理由がわからない」というのだから少々深刻です。まさかとは思いますけど、警察に捕まった件が尾を引いている、なんてコトはないですよね？さすがにF1ドライバーでそれはないと思いますけど、ちょっと不可解なハミルトンでした。
金曜フリー走行1回目でクビサがトップタイムを叩き出すなど気を吐いていたルノー、予選ではクビサ9番手とペトロフ18番手。さすがにペトロフはもっと上位にこれただろ、と思うんですが、結構ミスがあった感じで。この辺はやはりルーキーでしょうか。決勝のロングランのペース次第ではクビサがもう少し上に割り込める、かな？
そのほか
メルセデスGPの2人はまたロズベルクに軍配。とはいえ、ほんのわずかな差でミハエルが続いています。しかもロズベルクは偶数列なので、スタートでミハエルが前に出る可能性も大いにありそう。今回はチームメイト同士のガチバトルが見られるかもしれません。
フリー走行で2度の赤旗の原因作ったりしてた可夢偉は16番手。またデ・ラ・ロサに勝てなかったなぁ・・・。ザウバーはまだマシン自体がイマイチな感じなのでアレですが、予選中もかなりフラフラした挙動してましたね。特に縁石乗り上げるとすげー跳ねちゃうそうで。それでも可夢偉のコメントはポジティブなので、とにかく突っ走ってほしいところです。
それからウィリアムズで8番手に飛び込んできたバリチェロはお見事。ヒュルケンベルクが調子出せてない一方で、この大ベテランの存在は頼もしいでしょうね、チームとしては。そしてまたしても10番手に飛び込んできたスーティルもお見事。ホント、一度トップ4クラスのマシンに乗ってみてほしいドライバーです。
オーストラリアは波乱が起きやすいサーキット、しかも天気もどうなるか読めない部分があるので、決勝も意外な展開があるのかもしれないですね。
