大須は萌えているか？

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F1[24] マイアミGP スプリント・予選

F1

どうもコンディションの影響なのか、ショートランでコンスタントなラップを刻むのが難しそうな雰囲気ですね。フェルスタッペンでさえマシンの挙動に満足できていないという有り様ですが、それでもトップを守り続けているのはさすがというか……。というワケで、F1マイアミGP土曜日のお話。

路面温度が高く、かつ滑りやすいというのがこのコースの特徴となっている感じですが、それゆえタイヤの熱ダレが発生しやすく、1ラップをまとめ上げるというのが極めて難しくなっている感じがしますね。

象徴的だったのがスプリント予選で4番手タイムを記録し、スプリントレースでもその順位を守ってみせたリカルドが、本番の予選となったらQ1ノックアウトという結果に終わってしまったこと。リカルド曰く、ターン1の立ち上がりからリアタイヤがスライドしていたという有り様だったようなので、ドライバーにとってはたまったもんじゃないですね。

それでも、スプリントでのリカルドのパフォーマンスは全盛期を思い出させるくらいの素晴らしいものだったので、決勝でどこまで挽回できるのかというのは気になるところです（中国GPで次戦3グリッドダウンペナルティ食らっているので、最後尾スタートになっちゃうけど）。

角田はスプリント予選でやらかしてしまったものの、結果的にスプリントレースでは1ポイントを拾い、予選ではトップ10に入るという悪くない結果に。スプリントレースでハミルトンには最後抜かされたのがちょっと残念ではありましたが、予選のポジション的には決勝でもポイント狙えそうなので、期待したいところ。

そういや、フジテレビの中継で「ぶいかーぶ」って言ってるのを聞いてナニソレ？と思ったら、RBのことを「VCARB（ぶいかーぶ）」って呼ぶようになったんですね。金曜日の中継を見ていないのでアレなんですが、どこかで説明があったんだろうか。確かにシャシーの名称は「VCARB」ってなってるけど、チーム名的には「RB」で良いのでは？とか思っちゃうんですが（F1公式サイトでも基本的に「RB」となっているし）。あるいはチーム側とかからマスコミに対して要望があったんだろうか。

あと今回のスプリントレースで目立っていたのは、やはりマグヌッセンですね。またやりおった。

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いやチームメイトを助けるために後続車をブロックすること自体は認められている行為だし、それは問題ないと思うんですが、彼の場合ペナルティを食らうことを前提としているかのような走り方をしちゃっているから問題なんですよね。しかも、チームメイトを逃がせばそれで目的は達成できるため、タイムペナルティを食らってもそれ自体意に介さないし。

マグヌッセンに対してコレ以上の懲罰が降されることは無いようですが、今後レギュレーションになんらかの変更を加えることも検討されるみたいですね。まー正直このやり方が何度もまかり通ってしまうのはマズイと思うし、ここまで露骨なことをやってるとなるとチームの責任も問われて然るべきだと思いますよ。さすがにこれは「気づかなかった」とかで済まされるレベルじゃないでしょう。

ただ、ハミルトンはマグヌッセンの戦い方をむしろ称賛しているというのが面白いですが。

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いやでも、ハミルトンは今チャンピオンシップとか全然関係ないポジションにいるからこういうコメントができるのでは……。

決勝に向けてはやっぱりフェルスタッペン有利なのかな、とは思いますが、フェラーリが後ろを固めており、彼らがどのくらいのレースペースを発揮できるのかというのは気になるところ。あと今回、アストンマーティンがずいぶん苦戦しているのも気になりますね。アルピーヌはじわじわ調子を上げてきている感じですが、これにヒュルケンベルグと角田を合わせた集団が入賞圏内の椅子を取り合う形になるのかな。

あと、来年にレッドブルを離脱することが公式にアナウンスされたエイドリアン・ニューウェイですが、彼の離脱がレッドブルにどこまでのインパクトを与えるのかというのは興味深いところですね。いかに彼が天才デザイナーだとしても、彼一人抜けたところでレッドブルのエンジニアリングチームがすぐさま弱体化するようなコトは無いと思うものの、連鎖反応的に人材流出が起きたりしないのか、とかっていうのは気になるところ。

フェルスタッペンだって、2026年に向けてレッドブル離脱の可能性が無いとは言えないワケですしねえ。