大須は萌えているか?

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F1[10] マレーシアGP予選

開幕3戦目にして早くも番狂わせな展開に。F1マレーシアGP予選。

■予選結果:
2010 FORMULA 1 PETRONAS MALAYSIAN GRAND PRIX - The OfficialF1 Website

■予選後ドライバーコメント:
Qualifying - selected team and driver quotes - The OfficialF1 Website

■予選後記者会見:
FIA post-qualifying press conference - Malaysia - The OfficialF1 Website


天気予報はアテにならない

マレーシアらしい雨に見舞われた予選ですが、なんとフェラーリマクラーレンが揃って下位に轟沈するという展開になっちゃいました。マッサとアロンソ、それにハミルトンはQ1ノックアウト、唯一Q2に進出したバトンもQ1でグラベルにハマってしまっていたので17番手。

なんでこんなコトになっちゃったかと言えば、マクラーレンフェラーリもセッション開始後しばらくしてからの方がコンディションが良くなる、という天気予報をチームが信じて、しばらくドライバーをピットアウトさせなかったため。ところが状況は改善するどころか悪化してしまい、結果としてタイムが出せずに終わってしまいました。

こういう展開の読めない状況下では、まず開始早々に1回タイムを出しておいた方が良いよーな気がするんですが、トップの2チームはよほど予報を信じてたのか、それとも後からでもタイムを出す自信があったのか。なんにせよかなーりカッコ悪い話ではあります。実のところ、最後までピットを出なかったのはメルセデスGPも同じ話で、それでも2台ともQ3まで進出して、おまけにロズベルクはフロントロウまで獲得してますからねぇ。

逆にこれはレッドブルにとってはものすごくラッキーな話で、一気に巻き返せるチャンスなワケです。今年のポイント制度では表彰台に乗ったドライバーのアドバンテージが大きいため、もし仮にフェラーリがノーポイントでベッテルが勝利したりしたら、ベッテルが一気にアロンソにポイントで並ぶコトにもなります。今回レッドブルはウェバーがポール、ベッテルが3番手という好位置につけてますし、あとはちゃんと最後までマシンが壊れずに走りきるだけ。まぁ、今年のレッドブルはそこが一番難しそうな気配ではあるんですけど・・・。


なんだかユニークな上位陣

それにしてもトップ10の並び順を見ていると面白いコトになってて、2番手にロズベルクが飛び込んだ一方でミハエルは1秒以上の差を付けられ8番手に沈んだりしてます。こういうコンディションではむしろミハエルがぽーんとタイムを出してくるのでは、と思ったりしたんで正直拍子抜け。ていうかいいぞロズベルクもっとやれ。

4番手には雨のスーティル、さすがです。10番手にはチームメイトのリウッツィも入り、インドパワー炸裂中。ウィリアムズも2台揃ってトップ10入りしており、しかもヒュルケンベルクがバリチェロを上回って見せました。開幕2戦を見る限りでは見所がなかったヒュルケンベルクですが、ここはアピールするチャンスですね。

それからルノークビサが6番手、こちらもさすがという感じ。そして可夢偉が初のQ3進出で9番手。素晴らしい。今のザウバーでポイントを狙うならばこういうチャンスを活かすしかないですからね、今度こそ決勝を走り抜いて欲しいものです。オーストラリアに続いてかなり荒れた展開も予想されますけど・・・。


新規参戦組が

フェラーリマクラーレンが下手こいたおかげで、新規参戦チームの中でコヴァライネングロックがチーム初のQ2進出。まさか開幕3戦目にして新規組がフェラーリマクラーレンより前のグリッドからスタートするとは思いませんでした。すぐにブチ抜かれてしまうのがオチという説もありますが、決勝も荒れたコンディションならそれなりに粘れるかも。

新規組の中でもとくにヤバい感じのHRTは、ヴァージンのディ・グラッシがタイムをほとんど出せなかった影響で一番後ろは免れましたが、それでも22番手と23番手。しかし、チャンドックがセナより前のポジションというプチ番狂わせが発生しています。そのチャンドックは「明日のレースはトゥルーリアロンソ、ハミルトン、マッサのすぐ後ろからスタートするんだぜ」なんていう意味深なコメントをしており、なんだかスタートからやらかしてくれそうな雰囲気が漂っております。

予選がかなりイカれた展開だっただけに、決勝もイカれた展開を期待したいところです。