大須は萌えているか?

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今週末はルマン24時間レースも見てみる?

今週末はF1カナダGPが開催されているワケですが、一方でルマン24時間レースも開催されていたりします。

元々私はルマンを熱心にチェックしてたりするワケでも無いですし、日本のメーカーやドライバーがたくさんエントリーしているワケでも無さそうなので特に興味は無かったんですが、アウディオンボード映像をWEBで24時間ライブ中継をする、という記事を見てちょっと興味が湧いたりして。

Car Watch アウディ、「ル・マン」のオンボード映像を24時間ライブ中継

Audi Live Racing - 24 Hours of Le Mans

あと、今年のルマンに日本人ドライバーとして唯一参戦している中野信治(F1好きには懐かしい名前)がTwitterアカウントを開設してレース中にも状況を呟くとのこと。

ルマンみたいな長丁場の耐久レースはWEBと相性良さそうだから、こういう試みは面白そうだなー、と。んで、レーススタート後1時間くらいしてからアウディのサイトにアクセスしてみたら、かなり良い画質でオンボード映像が見られて結構ビックリ。昔、テレビ朝日が中継をしていた記憶があるんですが、当然ながら24時間ぶっ通しの中継はできず、スタートから数時間と日曜の昼間に数時間生中継、それから録画でゴール前後てな感じでやっていたような。

それが今では、WEBから24時間ぶっ通しで、無料で見られるんだからすごい時代になったもんだなぁと。Twitterと組み合わせて見れば状況も把握しやすいしね。

ただ、映し出されたオンボード映像がずっとセーフティカー先導走行になってたのが引っかかり、Twitterで状況を追ってみたらアウディR18 3号車をドライブするアラン・マクニッシュがフェラーリ接触し大クラッシュ、セーフティカーが入ったとのこと。Youtubeにも動画が上がってたんですが、かなり衝撃的なクラッシュ。苦手な方は閲覧注意。

しかもクラッシュしたタイヤバリアのすぐ奥にはカメラマンが何人かおり、そこに破片やタイヤが降り注ぐ格好に。Twitterで流れている情報を信用すれば、ドライバーは無事であり、カメラマンや観客にも大きな怪我を追った人は居ないとのこと。動画を見ると、マクニッシュは自力でマシンから這い出てますしね。極めて危険なクラッシュでしたが、本当に運が良かったなと。

とはいえ、もう少しマシンに勢いがあったらタイヤバリアを乗り越えてしまっていた可能性もあり、これは早いとこ改善しないとヤバいでしょう。観客席にまでマシンの破片が降り注ぐという、最悪の事故にも繋がりかねない。ていうか、ルマンでは1955年に本当にモータースポーツ史上最悪の事故が起きてしまっている(→1955年ル・マン24時間レース - Wikipedia)ワケですしね。さすがにこのときとは状況が全然違いますけど。

しかし、とりあえずアウディの1号車、2号車はこのエントリを書いている段階(日本時間 2011/6/12 0:50くらい)では2号車がトップで周回しているみたい。ちょくちょくカーチャンの207を借用してる身としては、プジョー908に頑張っていただきたいところなんですけどね。

【余談1】昔ルマン24時間を独りで走り切った人が居るらしい

1955年の事故で亡くなったピエール・ルヴェーというドライバー、その2年前のルマン24時間では23時間独りでドライブし続け、しかもトップを走っていたものの、疲労のためシフトミスしてリタイヤになったんだとか。

昔なぜか買ってしまった、二玄社刊「ルマン 偉大なる耐久レースの全記録」という本によると、1950年にはエディ・ホールというイギリス人ドライバーが24時間レースを独りで走り切り、8位入賞を果たしたという記録もあるんだそうです。24時間レースを独りで走り切るなんて、グランツーリスモでもようやらんわという話なんですが、世の中にはとんでもないアホ……凄いドライバーが居るものですね。

ルマンが開催されているサルトサーキットって直線をシケインや直角コーナーで繋いだようなかなりシンプルなレイアウトで、1950年代はシケインすらもないレイアウトだったので、ドライバーの疲労が比較的少なく済んでいたんですかねぇ。ただ、今ではドライバー交代が義務づけられているため、独りで24時間レースに挑むことができないという。そりゃね、ユノディエールで居眠り運転とか危なすぎますもんね。

【余談2】ルマンのクラッシュといえば

やっぱこれよね。