書きそびれていたら水曜日。F1オーストリアGP決勝。
決勝結果:
The Official F1 Website - FORMULA 1 GROSSER PREIS VON ÖSTERREICH 2014
決勝後ドライバーコメント:
The Official F1 Website - Headlines - Race - selected team and driver quotes
決勝後記者会見:
The Official F1 Website - Headlines - FIA post-race press conference - Austria
いいセン行っていたと思うんですが
結果としてはメルセデスが1-2という、非常に妥当な結果に落ち着いた……んですが。ハミルトンの挽回の早さは想像以上でしたね。予選9番手スタートだったのに、あっという間にロズベルグ&ウィリアムズの集団に潜り込んできた感じ。優勝も狙えそうな勢いでしたが、そこはロズベルグ譲りませんでした。
ハミルトンはこれで3戦連続で優勝を逃す格好となり、一方でロズベルグは3戦連続でハミルトンを上回るポイントを獲得する格好に。ロズベルグにとってみると、この優勝は結構大きいですね。とはいえ、まだまだシーズンは中盤なのでどう転ぶかわかりませんが。
しかし一番の予想外はウィリアムズのレースペースがかなり良かったコト。第2スティントでもメルセデスと接近戦を演じられるレベルだったので、これは優勝狙えるんじゃね?と思ったりしたんですが、肝心のチーム側が優勝狙う気がありませんでした。アンダーカットを狙うメルセデスに対し、ピット戦略で対抗する素振りも見せずに出し抜かれ、最初からそこを狙っていたかのように3-4フィニッシュ。
まーボタスは初の表彰台で嬉しい結果ではあるんでしょうが、ウィリアムズはホント保守的なチームだなぁ……。昔からそうなんですけど。エイドリアン・ニューイが居た頃は、彼の新しい発想とチームのコンサバなスタイルが上手いこと融合して最強チームを作っていたんですけどね。
ウィリアムズも懐が温かいチームではないので、余計に手堅くなるのも理解できなくは無いんですが……ただ、優勝できる可能性が目の前に転がっているのに、それに挑戦しようとしないのはレースの精神としてはNGですね。
まー、コンストラクターズランキングに目を向けると、トップのメルセデスと2位のレッドブルは単独状態で、その下がフェラーリ、フォースインディア、ウィリアムズ、マクラーレンが26ポイント以内で争っている状態なんですが。でもねー、優勝すればその分リターンも大きいのにねー……。
目立てないレッドブル
レッドブルの名を冠するサーキットで、肝心のレッドブルは冴えないレースでしたねぇ。5番手スタートのリカルドは8位フィニッシュがやっと、ベッテルは34周でリタイヤ。
ベッテルのリタイヤはこれで今季3度目、彼が年に3度のリタイヤを記録したのは2010年以来のこと。これはレッドブル移籍後の最多タイ。どうやらこのままだと新記録作っちゃいそうですが。トロロッソ時代の2008年には6度のリタイヤを記録しているんですけどね。
チームのあまりのふがいなさに、独自のエンジンを製作してインフィニティブランドで搭載するなんて噂まで出てましたが……さすがにそれは無いだろうと思いますが、そんな話が出てくるくらいにメルセデスに差を付けられているのも事実。それでもフェラーリやマクラーレンに比べればよっぽどマシですが。
ていうかねー、今年ってメルセデスが強いのも間違い無いんですが、他の資金持ってるハズのトップチームが不甲斐ないってのもあると思うんですよねー。フェラーリはシーズン早々にドメニカリを更迭したものの、新ボスになっても鳴かず飛ばずで再びお家騒動の噂も出てるし。
ただ、今回アロンソがメルセデスから18秒差の5位に入ったのは悪くない結果ではあるんですが。レースペース結構良かったし。ライコネンは無線でペースアップを指示されたのに対し「だったらもっとパワーを寄越せ」と新たな名言を言い放ったりしていたみたいですが。
マクラーレンはマクラーレンでバトンがパッとしないもんだから、今季限りで引退するんじゃね?的な噂も流れてたりしますけど。今回のレースでは7位フィニッシュしたマグヌッセンに対し精彩を欠くレースでしたしねぇ。それでも安定してポイントを稼げるのがバトンの強みですが、今のマクラーレンはドライバーラインナップでもっと冒険してくれた方が面白いのかもしれんね。
来年コンビを組むホンダとしては、勝手が分かっているバトンの方がやりやすいのかなぁ。アロンソを欲しがっているという噂も根強いですが。
そのほか
可夢偉はよくソフトタイヤで55周も走りましたねぇ……。