大須は萌えているか?

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F1[14]オーストリアGP 予選

レッドブルリンク」という名称がまだしっくり来ませんが、久しぶりに復活したF1オーストリアGP予選。

予選結果:
The Official F1 Website - FORMULA 1 GROSSER PREIS VON ÖSTERREICH 2014

予選後ドライバーコメント:
The Official F1 Website - Headlines - Qualifying - selected team and driver quotes

予選後記者会見:
The Official F1 Website - Headlines - FIA post-qualifying press conference - Austria

連続ポールも止まった

カナダでメルセデスの連続優勝が止まったものの、相変わらずメルセデスが最強である状態に変わりは無く、ここオーストリアでもメルセデスが予選・決勝ともリードしていくだろう……と思いきや、ポールを奪ったのはウィリアムズのマッサ。しかも、2番手にはボタスが並びウィリアムズがフロントロウ独占という結果に。

今回ウィリアムズも確かにかなり速かったんですが、Q2まではメルセデスが先行する展開。しかし、Q3最後のアタックでハミルトンがスピンを喫し、その後ろを走っていたロズベルグイエローフラッグにより減速を強いられたため、メルセデスは2台とも最終アタックでのタイムアップができず。オマケに、ハミルトンは1回目のアタックでもミスがあったためタイムを記録しておらず、ノータイムという結果に。

ウィリアムズの2台はメルセデスより先に最終アタックに入っていたため、イエローの影響を受けずにアタックできたワケですね。このサーキットも直線をコーナーで繋いだようなレイアウトでウィリアムズ向き、しかも1周のラップタイムが短いので、他のサーキットよりもタイム差が接近しているというのもウィリアムズ有利に働いた格好。

とはいえ、フロントロウ独占はお見事でした。マッサのポールポジションはハミルトンと最後までタイトルを争った2008年ブラジルGP以来だとかで……ってそんなに長いコトポール獲れてなかったのか……。

気になるのはハミルトンのスピンの原因ですが、どうもマシントラブルではなく、ハミルトン自身のミスによる模様。

(時間がたってから、スピンの原因を聞かれ)ブレーキペダルを強く踏みすぎた。でも攻めすぎたとは思わない。

via: ハミルトン「スピンはたぶん僕自身のミスが原因」:メルセデス土曜コメント - AUTOSPORT web(オートスポーツweb)

Q3で2回ともミスでアタックをまとめられなかったというのは正直意外なんですが、なーんかロズベルグにポイント差付けられたコトを意識しちゃってるような気がしなくもない。挽回すべく、予選で圧倒的なタイムを出して、ロズベルグを意気消沈させてやろうとか。チャンピオン経験者のハミルトンより、未経験のロズベルグの方が落ち着いてるように見えちゃうのはなぜなんだぜ?

主役になれないレッドブル

本来レッドブルとしては、その名を冠したこのサーキットで優勝を飾るというシナリオを描きたいところでしょうが……リカルドは予選5番手、ベッテルに至ってはQ2ノックアウトの13番手という状態。ベッテルはなにかトラブルでも抱えていたのかと思いきや、「十分な速さが無かっただけ」というベッテルのコメントが。

There were no real problems today, other than that we weren't quick enough.

via: The Official F1 Website - Headlines - Qualifying - selected team and driver quotes : Sebastian Vettel

レッドブルにしてみれば、リカルドの5位が現状望みうる最高位であるというコトみたいです。

レッドブルはこのグランプリにかなり投資しているみたいで、プレス向けのホスピタリティも充実しており取材している記者の評判も上々、観戦チケット代も安く抑えられており発売後あっという間に完売したとか。そんなレースでベッテルのQ2敗退はチーム関係者も結構冷や汗ものだったんじゃないかと思うんですが、決勝はどこまで巻き返せるでしょうか。

そのほか

今回は上位にアロンソ、マグヌッセンといったところも食い込んでおり、フェラーリマクラーレンも調子上向き?という気もしますが、ライコネンやバトンは相変わらずぴりっとしないのでなんとも言えんところです。表彰台を狙うにも、メルセデスとウィリアムズに追いつけるほどの速さがあるワケではないし、後ろからハミルトンも追いかけてくるだろうし。

あとはクビアトも自己最高の7番手グリッドを獲得。決勝もそのまま自己最高位に繋げられるか。リカルド、マグヌッセン、そしてクビアトと、新世代のドライバーがトップ10に顔を並べているのは興味深いですね。4位以下のポイント争いにも注目してみたいところ。

可夢偉はこの短いサーキットで、エリクソンに1秒差付けての20番手ってスゴイよね。マルシャのチルトンよりも上だし。ていうかケーターハムもいよいよ沈没寸前という感じなんですけど、可夢偉の行き先どこかありませんでしょうか。