大須は萌えているか?

gooブログからこっちに移動しました

F1[14]アメリカGP 決勝

録画でささーっと観てしまったので簡潔に。F1アメリカGP決勝。

決勝結果:
Formula 1® - The Official F1® Website - 2014 FORMULA 1 UNITED STATES GRAND PRIX

決勝後ドライバーコメント:
Formula 1® - The Official F1® Website - Headlines - Race - selected team and driver quotes

決勝後記者会見:
Formula 1® - The Official F1® Website - Headlines - FIA post-race press conference - United States

やっぱり勝てないロズベルグ

ロズベルグが予選でなかなかに力強くポールポジションを奪って見せたものだから、決勝レースもそれなりに期待していいのかも……と思ったりもしましたが、やっぱり勝ったのはハミルトンでした。まぁ、ロズベルグがどうとかいうよりも、ハミルトンが強いと言ったほうがいいのかもしれませんけどね。

予選ではハミルトンと互角以上の速さを見せているのだし、ロズベルグも速さも間違い無く一級品ではあるはずなんですが……勝負所の見極めが不十分というか、肝心なところでミスっちゃう印象がここんとこ強いですね、彼。

レース後、この時の状況について語ったロズベルグは、ERSでポジションを守ろうとした際に、ボタンではなくスイッチ操作でブーストを得ようとしていたことを明かした。

「僕のミスだった。より多くのKERSを得ようとして間違ったものを使用していたんだ」とロズベルグ

via: ロズベルグ、バトル中の致命的ミスを認める - AUTOSPORT web(オートスポーツweb)

こういう失敗を糧にして、一回り大きなドライバーになれるかどうか……とはいえ、ロズベルグも2006年にウイリアムズからF1デビューして今年で9年目、今が一番脂がのっている時期であるよーな気もします。これ以上の伸びしろは厳しいかもなぁ……。

川井ちゃんが「ロズベルグはポールスタートしたレースのうち3割しか勝てていない」というデータを出していましたが、一発の速さはあるものの……というタイプなんだなぁ。可夢偉以前の日本人ドライバーもそういうタイプは多かったような気がしますが。「1周速く走れる」ということと、「300kmのレースをトータルで速く走る」というのは全然違う話なんですよねぇ。

今年は最終戦がポイント2倍キャンペーンとなるので、数字の上では最終戦までタイトル争いがもつれ込むコトは確定しています。ただ、もしブラジルでもハミルトンが勝って最終戦はリタイヤ、ロズベルグが最後に優勝して大逆転ワールドチャンピオン……となったら結構どっちらけな気がします。

いやだってもう、この後半戦の勝ちっぷりを見てしまうと、今年は完全にハミルトンの年じゃないですか。2008年のマッサや、2010年のアロンソが逆転ワールドチャンピオンだっていうならまだ納得ですが、今年のロズベルグは完全にハミルトンに負けてるじゃないですか。そう考えると、最終戦で大逆転というシナリオはちょっと勘弁して欲しいなぁ、と思ったり。

逆転を狙うなら、少なくともブラジルではハミルトンに打ち勝ってもらわないと……。

そのほか

なんとマルドナド師匠が今季初ポイントゲットしてしまいましたね。ついに、というか今更というか、なんとも言葉にしづらいモノがありますが、今回のレースはお見事でした。

それからグロージャンは、強引に飛び込んできたヴェルニュを回避したシーンを見て「自分が突っ込む側だったのに、いつの間にか突っ込んできたドライバーを回避するようにすらなっていたとは!」と感嘆してしまいました。ちょっと怒ってるみたいですけど。

あとはウイリアムズをかわし3位に食い込んでみせたリカルドと、ピットスタートから7位まで挽回して見せたベッテルもお見事でしたが……しかしこの2人の位置関係、とうとうシーズン最後まで変わらなさそうですね。そのうちベッテルが速さを取り戻してくる……と思っていたんですが。これで2人のポイント差は65となり、最終戦ポイント2倍を考慮してもベッテルがリカルドを上回るのは厳しい情勢となりました。

オースティンのレースは結構バトルもあって面白いんです、が、時差だけはどうにも……。