大須は萌えているか?

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自分の勤め先の愚痴はWEBに書くべきではない

はてなブックマーク経由で見かけたこんな記事。なんかアクセスクレクレ星人のように見えるため、直接リンクするのが憚られるのではてブページにリンクしますけど。

はてなブックマーク - 技術者「仕事がないので早く帰りまーす」←!?!?!?!? - めぐりめぐる。

内容を端的にまとめますと、「勤め先の会社に居る30~40代のエンジニアがヒマそうにしてるんだけど、それなら人脈とか客先の現場の経験を活かして仕事くらい取ってこいやハゲ」みたいなコトが書かれています。案の定、はてブでボロっカスに叩かれています。

この方、以前にも「コメダ珈琲店に置いてある新聞のホチキス留めのやり方が頭悪い」という内容の記事を書いてやはりはてブでボロっカスに叩かれていた(⇒ はてなブックマーク - 【コメダ珈琲店】新聞のホチキスの止め方で頭の悪さが露呈する - めぐりめぐる。)人なので、最近よく見る炎上狙いのタイプの人なのかな?という気もしたんですが、それにしてはブログの書き方が木訥というか、熟れた感じがしないんですよね。狙って書いてる感があまりない。

ただブログのアクセスアップには興味津々のようで、セルフブックマーク用のアカウントまで用意しているようなんですが、過去の記事を遡って読んでみるとセルフブックマークしてることを開けっぴろげに書いてる記事まである(⇒ はてなブックマーク - はてブのセルフブックマークで大失敗した、という話 - めぐりめぐる。)もんだから、なんというかこう単純に脇の甘い人、という感じがしてしまうんですよね。

で、それはさておき、この人って最初に貼った技術者もヒマなら営業しろや的な記事を始め、仕事の愚痴を結構ブログに書いているんですね。会議の生産性が悪いとか、給与体系がダメとか。

一応匿名のブログで勤め先の会社名を明かしているワケでもないんですが、いくら匿名ブログでも、勤め先を明らかにしてなくても、会社の愚痴をブログやSNSに書くのは絶対に止めた方が良いです。どんなに自分の言い分に正当性があると思っていてもです。

ブログやSNSを長くやってる人にとっては言わずとも理由は分かると思うんですが、こういうのはどこから足が付くか分かりませんので。

この人の記事を最近のものからざっと眺めるだけでも、名古屋に住んでいる、最近結婚した、過去に技術職と法人営業やったあと無職になってこの4月に小規模なIT系企業に再就職した、自宅から会社はすぐ近く、等々これでもかと身の回りの情報を書いてしまっています。これ、会社の人が見たらたぶん気付くよね。オマケにIT系の会社ならはてブチェックしてる人居ても不思議じゃないしね。

いやこの人が実はその辺はかなり計算してて、ブログに書いてある情報はほとんどフェイクだっていうんなら良いんですけど。むしろフェイクであってほしい。

この人はかなり極端な部類ですけど、それなりに身バレに気を遣っているつもりでも、WEBでの活動期間が長くなれば長くなるほど、身元を特定するヒントは漏れていくものです。

会社にしてみれば、匿名だろうと会社名が伏せてあろうと、会社の(好ましくない)内情をWEBに垂れ流すような行為を容認できるかといえば、できんでしょう。だってさ、下手したら自社の人間はおろか、取引先に気付かれる可能性だって否定できないですし。ましてや、入社して数ヶ月しか経ってない人間がですよ。懲戒処分の理由になっても不思議じゃないレベル。

そしてもう一つ、ブログやSNSに会社の愚痴を書いても、何も事態は解決しないというコトです。むしろ社内・社外の人間にバレて事態が悪化する可能性を広げるだけ。社内で手を尽くしても解決しないから愚痴ってるのかも知れませんが、せめてその愚痴はオフラインでぶちまけるべき。オンラインに書くというコトは、その愚痴がログとして残り、公開している以上は後から検索して見つけるコトができちゃうんですから。

まー愚痴の吐き出し先としてWEBはお手軽だからつい書いちゃうというのはありがちなんですけどね、しかし自分の所属している組織に関わる話は自分一人の問題では済みません。だからこそ特に慎重になるべきかと存じます。あ、あと今回触れたブログ主の人はそう遠くないウチに今の勤め先を辞めるんじゃないかなぁという気がしないでもありません(離職歴があり、転職してすぐの会社でもすぐに愚痴るタイプの人は基本的に長続きしません)。

なお、私は原則今自分が関わっている仕事については一切WEBには書かないようにしてます。ていうかね、こんだけ長いコトブログ書いてると社内の人間数人にもうバレてんだよこのブログ!