大須は萌えているか?

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F1[16] マレーシアGP 予選

もうすっかり3~4月開催に慣れてしまっていたので、どうも今の時期の開催にしっくり来ないF1マレーシアGP予選。

コースが改修されましたが

今回、サーキットが大幅に改修されたというコトで、バンプが無くなったり舗装がスムーズになったりで、タイムが大幅に改善されたみたいですね。去年のマレーシアGPの予選はQ2途中で雨が降ってしまったのでポールタイムの直接比較はできませんが、Q1でハミルトンが記録したタイムが1:39.269。

対して、今年のハミルトンのポールタイムが1:32.850です。もはや別サーキットかと思うくらいのタイムの差。しかし今回の改修で一番目立つのは、テレビ画面から見てもくっきりわかる「逆バンク」と化した最終コーナー。イン側盛り上げすぎで一瞬目を疑うレベル。

なんかこれイン側について走りづらそうだなぁ、と思ったらやっぱり皆コースの真ん中辺りを走って行くんですね。あんな幅広のヘアピンコーナーで誰もインに近寄らないというのは観客的にも奇妙であります。走っているドライバーはもっと奇妙な感覚を味わっているようで、概ね不評のようですね。

改修されたセパンの最終コーナー、F1ドライバーの大半に不評

……そのうち見慣れてくるでしょうか。なお鈴鹿の逆バンクは「逆バンクになっているかのように錯覚する」という話からそう呼ばれているだけであり、ほぼフラットなコーナーです。なのでセパンの最終コーナーはまさに「リアル逆バンク」ってワケですね。

ロズベルグ危うし

夏休み開けから好調を維持してきたロズベルグですが、今回の予選はピリッとしませんでしたねぇ。てか、2番手の確保も危ういかと思われるレベルだったっていう。ハミルトンが絶好調だったというより、ロズベルグのミスが目立った感じ。

一方で。セカンドロウに並んだレッドブルの2台はなかなかに調子良さげ。フェルスタッペンはレースペースに自信があるようなコメントしてますし、決勝スタートでロズベルグを食ったりするとなかなか面白い展開になるかもしれませんねぇ。

まぁ、そうなるとまたロズベルグがポイントリーダーの座からあっさり陥落するってコトになるんですけどね?(8ポイント差なので、ハミルトン優勝・ロズベルグ2位ならまだセーフ)

バトン奮闘

長いストレートを2本持つこのコース、やはりメルセデスPU勢が順位を上げてくるワケですが、そんな中で予選9番手と気を吐いたバトン。今回がF1参戦300戦目というコトもあってか、なんかいつもより気合いが入って見えます。Q1ではトラフィックの多さに無線で吠えてたしね。

Q3ではフォースインディアの前に出るコトは叶いませんでしたが、ウイリアムズには勝てたので良かった良かった。2015年のマレーシアって、マクラーレン・ホンダは2台とも余裕のQ1ノックアウトだったワケですからねぇ。

一方でアロンソは新型PUを投入してペナルティを喰らうため、予選は最初から順位度外視でゆっくり周回したのみ。決勝は最後尾からのスタートですが、鈴鹿の前哨戦としてホンダの新型PUがどこまでの見せ場を作ってくれるのかは楽しみなところ。なんか長谷川体制になってからのホンダはなんかひと味違うぞ。

あとマレーシアといえば雨ですが、今年はここまで雨が絡んでいない分、決勝ではどうなるのか気になるところです。その方がアロンソが思わぬジャンプアップしそうで楽しそうなんですけどね。