大須は萌えているか?

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『DEATH STRANDING』めっちゃ面白い

今週末はF1も無いし、先週行った「SUZUKA Sound of ENGINE」とかその他諸々の写真整理をしなきゃなーと思っていたんですが、気がつけばPS4の『DEATH STRANDING』をひたすらプレイしておりました。ヤバイですこのゲーム。

【PS4】DEATH STRANDING
ソニー・インタラクティブエンタテインメント
ソニー・インタラクティブエンタテインメント

なにがヤバイかって、ゲームを中断するタイミングがなかなか無いんです。いやもちろんその気になればいつでも中断できるんですけど、つい「もうちょっとやろう」と思ってしまい、気がつけばとんでもない時間が経過しているっていう……。

ゲーム自体は、ストーリーの進行に合わせていろいろミッションが追加され、それをこなしつつストーリーを進めてもヨシ、寄り道しまくってもヨシ、というわりとよくあるオープンワールドおつかいゲーム。そして主人公のサムは「伝説の配達人」と言われるだけあって、任務の内容はひたすらモノを運ぶというものだったりします。……そこだけ聞くと、ひたすら地味なゲームなんですが。

じゃあ何が面白いかっていうと、「配送の効率」を考えるところなんですね。各ミッションは掛け持ちが可能なので、できれば同じ方向に持っていく荷物はまとめて持っていきたい。ただ、サム自身が担げる荷物の量には限度があるし、道中は悪路もあれば川や崖もあり、また配送を妨害してくる連中もいる。そういった道中に想定される障害への対策アイテムも保持しつつ、クライアントに届ける荷物をどれだけまとめて持っていけるか……というのが主な悩みどころ。

メタルギア』シリーズを手がけた小島監督作品だけあって、このゲームにもステルス要素はあるんですよね。敵に遭遇した場合も、正面切って戦うよりも、見つからないようにこっそり通り過ぎたほうがお得なシチュエーションも多々あります。ただ、相手を制圧したほうが資材やアイテムをガッポリ奪い取るコトもできるので、どちらが正解というよりは、ケースバイケース。

また、ゲームを進めていくにつれ、トラックやバイクも使えるようになり、これにより輸送効率が格段にアップします。ただし、これらの乗り物はバッテリーで動き、バッテリー切れになると当然ながら動かなくなってしまいます。なので、これらの輸送手段で安定的に遠方まで荷物を運ぼうと思うと、充電設備や、通電機能を持った国道といったインフラ整備がキモとなってくるワケですね。

ただ、これらのインフラを整備しようと思うと大量の資材が必要になるワケで、その調達も考えないといけない。ただ、このゲームの特徴のひとつである非同期オンライン機能により、一度到達して通信を繋いだ拠点周辺には、他のプレーヤーが建設してくれたインフラが反映されたりもするので、自分ですべてを整える必要はありません(ただし、他プレーヤーの設備がめちゃくちゃ大量に反映されるコトが無いように制御されている模様)。最初は苦労して到達した拠点が、インフラを整えるコトによりアクセスが容易になると、「よっしゃここに大量輸送してやるぜヒャッハー!」みたいにテンションが上がってしまうワケです。言ってみればコレ、『シムシティ』的な要素も含まれているワケですね。

自分の場合、もともとおつかいゲーというか、任務を粛々とこなしていくゲームを淡々とやるのは苦にならないタイプ(だから5年も艦これ続けてた)なんですが、そこにシムシティ要素まで加わって、「いかに効率的に任務をこなすか」というコトを考え始めるとどうにも止まらなくなるワケです。また、ストーリーを進めていくと段階的に便利な機能やアイテムが解禁されていくもんだから、その都度輸送効率の最適解が変わっていくんだからもうね。

間接的な非同期オンライン要素の距離感も、自分にとってはちょうど良い距離感で疲れなくて良いんですよねえ。他人に気を遣わなくて良いしね。「いいね!」機能はちょっとやり過ぎでは?とも思いましたが、あれ「いいね!」の数を集めてもゲーム的には特に何のメリットも無い、というのはグッドだと思います。なにかアイテムと交換可能、とかやっちゃうと、絶対あざいといコトやる人いるしね。そういうオンラインの疲れる部分は排除しながら、他プレーヤーの存在を確かに感じるコトができるシステムというのは、非常に面白い。

『デス・ストランディング』は他者と距離を置くことで人にやさしくなれるゲーム。小島秀夫監督インタビュー - ファミ通.com

さすがにここまでの時間泥棒ゲームだとは思って無かったのでビックリなんですが、さすがに土日潰してしまったのはやり過ぎな気がするので、来週以降はもうちょっと自重したいと思います。たぶん。