大須は萌えているか?

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F1[24] スペインGP 予選

ここからヨーロッパ3連戦、いよいよF1シーズンが本格化してきた感がありますね。そして今回もかなりの接戦。というワケで、F1スペインGP予選のお話。

最後、フェルスタッペンで決まりかあ、と思ったらノリスがひっくり返しましたね。その差わずか0.02秒という痺れる展開ですが、考えてみたら前回のカナダGPのがもっととんでもねえ展開だったことを考えると、今のF1の接戦ぶりがわかるというものですね。

タイヤのデグラデーションが激しめのコースということで、予選1アタックする間のマネージメントも重要になってくるサーキットですが、ノリスはそこを極めて高いレベルでまとめ上げたというコトなんでしょうねえ。

ノリスの記者会見のコメントを見ると、ターン9と最終コーナーの2つの高速コーナーでフェルスタッペンに対して0.2秒くらいの遅れがあることがわかっていたので、最後のアタックではポールを狙うためにリスクを取った、とのこと。たしかに最終アタックのセクタータイムを見てみると、セクター1の上げ幅はわずかですが、ターン9があるセクター2では0.2秒近く上げており、セクター3でも0.13秒くらい上げています。

逆に言うと、最終コーナーまできちっとタイヤをもたせておく必要があったワケで、それをやり遂げたノリスが自らのラップをして「完璧だった」と言ったのは、決して大げさな表現では無いんでしょう。セクター1とセクター3の全体ベストはフェルスタッペンだったものの、ノリスにしてみれば「してやったり」な予選だったんでしょうね。

そういや、FP3が始まる前にマクラーレンのモーターホームで火災が発生するという騒ぎがあったようですが、ノリス自身はそれによる影響はそこまで大きくなかった、という感じですね。

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今回意外だったのはメルセデスが2列目を固めてきたことですかね。確かにカナダでもラッセルがポール取ったりして調子は上向きなのかな、とは思いましたが、スペインでもここまで来るとは思いませんでした。しかも今回はハミルトンがラッセルより前だし。そこはハミルトンのタイヤマネージメントの上手さが発揮された感じでしょうか。

さらに意外だったのはアルピーヌが2台ともトップ10に食い込んできたことで、これはドライバーたちにとってもなんで調子いいのかわからないみたいですね。特にクルマのアップデートも無かったみたいだし。アルピーヌと言えば、かのフラビオ・ブリアトーレを「エグゼクティブ・アドバイザー」なる肩書でチームに呼び戻したようですが、メーカーワークスの看板を背負うチームが、かつてF1界を追放された人物を呼び戻すというのは、ほんとなりふり構ってないんだな、と。

フラビオがどういう形でチームに関わっていくのかようわかりませんが、よほどチームの内情は悪いんでしょうねえ。かつての辣腕ぶりをまた発揮できるのかは気になるところですが、ルノーは自前のPU開発を止めてシャシーコンストラクターとして参戦する可能性も模索している、なんて噂もあるので、ほんとどうなるんでしょうか。かつて最強エンジンと言われたルノーがPU開発をやめるとなると、それはそれでショックではありますが。

あとペレスはここでもなんか低迷しちゃってますけど、レッドブルさんほんとに2年契約延長で 良かったんでしょうか。