「moving forward even when you don't want to」なんてブラックなコピーがネタになっちゃったりもしているみたいですが（「moving forward」はトヨタの欧米でのキャッチコピーらしい）・・・。
欧米でのブレーキペダルのリコールに続いてプリウスのブレーキまで問題を取り沙汰されてフルボッコ状態のトヨタさんですが、実際どれくらいブレーキに違和感のあるクルマなんでしょうねぇ。実際にプリウスを運転したコト無いのでアレなんですが、とりあえず現行型プリウスに乗ってるオーナーからは「ブレーキまじヤバイ」なんて話を聞いたコトが無いので、なんだか良くわからん感じです。実際にプリウスをレンタカーで借りて乗ってみたいところです。ブレーキテストしたら怒られそうだけど。
例えばスポーツカーの世界なんかだと、「ドライバーがクルマに合わせる必要がある」ようなクルマなんていくらでもあるワケなんですけど、そういうクルマに文句を付ける人はほとんど居ないワケです。みんなそれを分かってて買うから。ただ、プリウスのよーな老人から女性までいろんな層の人が買うクルマだと、クルマの癖なんて考えもしない人はたくさん居るんでしょうしね。なので問題は、トヨタがプリウスを売るときに、そのブレーキの癖についてどれくらい説明をしているのか、という部分なのかな、と。
あとこういうコト言うと怒られそうなんですけど、実際に事故を起こしちゃった人にしてみれば、事故の瞬間にちょっとでもブレーキ感覚に違和感があれば当然それを口にするでしょうからね。格ゲーで負けた人が「いやこのレバー、利きが悪いんだって！ガード入れてたんだから！マジで！」と言うのと同じような感じで。
しかしまぁここまでネガティブな印象が広まっちゃうと「フィーリングの問題です（キリッ）」という話では済まないのは間違い無いので、何らかの対策をせざるを得ないんでしょうね。でもリコールにする必要は無いと思うんですけど。だってこの騒動の裏で、フォードのクルマもプリウスと同じような理由で「自主改修」をしてますよ？
米フォード・モーターは４日、同社の最新型ハイブリッド車（ＨＶ）「フュージョン」など２車種について、保有者から「踏み込んだブレーキの感覚が通常と違う」などの苦情が寄せられたため、ブレーキシステムのソフトウエアを無料で更新すると発表した。
モーターとエンジンを併用するＨＶは、通常の「油圧ブレーキ」に、減速時に充電する「回生ブレーキ」を搭載している。フォードは、この二つのブレーキが切り替わる時に「違和感」が生じるため、ソフトウエアを更新する。リコール（回収・無償修理）ではなく、自主的な改修としており、対象車は約１万８０００台。
via: ブレーキ自主改修、フォード２車種でも : 経済ニュース : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）
しかしまぁ、ネガティブキャンペーンって怖いすね－。
