世界最速の渋滞が拝める(?)、F1モナコGP予選です。
■予選結果:
FORMULA 1 GRAND PRIX DE MONACO 2010 - The Official F1 Website
■予選後ドライバーコメント:
Qualifying - selected team and driver quotes - The Official F1 Website
■予選後記者会見:
FIA post-qualifying press conference - Monaco - The Official F1 Website
それでもレッドブル
今回は珍しく、フリー走行でレッドブルの影が薄かったというか、FP1とFP2ではアロンソがトップタイム、そしてFP3ではクビサがトップタイムをマークしたりしてました。なんで、ようやくレッドブル以外のポールシッターが出てくるかな、と思ってたんですけど、結果としてはウェバーがポール獲得。・・・やっぱりレッドブルなのかよ!
流れ的にクビサのポールかな、と思えたんですけどねぇ。ウェバーが前戦からうまいこと波に乗ってきている、ってコトでしょうか。しかも一人だけ13秒代のタイムをマーク、お見事としか言い様がありません。一体どうしちゃったんだウェバー。こりゃベッテルもうかうかできないのかも。
しかしベッテルも3番手とウェバーの真後ろ、奇数側グリッドなので、そう悲観したものではないでしょう。一番悲惨なのはFP3でマシンをクラッシュさせ予選に出走できなかったアロンソ。非常に良い流れで来ていただけに、ホントにクラッシュが悔やまれます。アロンソが万全なら、フェラーリのポールが見られたんじゃないかと思うんですが・・・。マッサが予選4番手なんで、こっちに期待したいところではありますが、偶数列なんだよなぁ。
なぜか失速したメルセデス
今回の予選でノリノリだったのはクビサやウェバーだけじゃなく、ロズベルクもそうだったハズなんですけど。Q2ではトップタイムマークしてますしね。しかし、Q3では6番手という結果に終わりました。モナコはトラフィックの影響を受けやすいってのもあるんでしょうけど、台数が減ったQ3での失速は不思議と言えば不思議です。最終アタックでミスをした、というコトらしいんですけど。モナコはホントにミスが許されないコース。ミハエルには勝ちましたけど。
マクラーレンは今回かなり目立たない存在になっちゃってました。それでもハミルトン曰く
I put everything into those three qualifying sessions, especially on my last flying lap, when I literally got every last drop of performance from the car - there was absolutely nothing left!
via: Lewis Hamilton:Qualifying - selected team and driver quotes - The Official F1 Website
・・・だそうなので、これが精一杯、という感じなんでしょう。バトンはマッサにつっかえてしまったりして8番手。モナコのようなコースでは、マクラーレンのマシンの強みを発揮できないというコトなんでしょうね。
可夢偉の秘策とか
テレビのインタビューで可夢偉が言ってた、12番手までに入れたらやろうとしていた秘策ってなんだろ、とか思ってたら、以下の記事にこんなコメントが。
12位以内に入れたら、1周目にピットインしたろかと思ってたんですけどね。それでもロータスとHRTの前には戻れるやろうと思って。でも、このポジションじゃ無理ですね。
記事のタイトルが完全に釣りになっちゃってるのは良いとして、1周目にピットインするつもりだったとは。いきなりピットインしてタイヤ交換を済ませ、あとはハードタイヤで最後までノンストップで走りきるってコトだと思いますが、結構ムチャな気も・・・。ザウバーの戦闘力考えたら、ある程度ギャンブルに出たくなるのはわかりますけど。ブリヂストンの浜島さんなんかにも話を聞いて、イケると踏んだのかなぁ。
しかし予選で後方グループのマシンが邪魔になる、とトップチームが主張してましたが、思いの外スムーズに予選が終わった感じですね。ただ、決勝でもトップ集団がバックマーカーを追い越す機会は増えるでしょうから、思わぬアクシデントに結びつく可能性もあります。追い越しがほぼ不可能なモナコですが、それでも何が起きるかわからないグランプリでもあります。