大須は萌えているか?

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F1[10] カナダGP決勝

生放送の途中で寝てしまい、改めて録画したやつ見ようと思ったらまたしても寝てしまったF1カナダGP決勝です。

決勝結果:
FORMULA 1 GRAND PRIX DU CANADA 2010 - The Official F1 Website

決勝後ドライバーコメント:
Canadian Grand Prix - selected team & driver quotes - The Official F1 Website

決勝後記者会見:
FIA post-race press conference - Canada - The Official F1 Website

我慢比べ

レース全体の鍵を握ったのはやっぱりタイヤで、どういう順番でどのタイミングでタイヤを交換するか、が重要なレースでしたね。この点でハードでスタートしたレッドブル勢は有利かな、と思ったんですが、結局はマクラーレンが1-2フィニッシュ、3位にはフェラーリアロンソレッドブルにしてみれば、完全に計算が狂ってしまったレースでした。

なんでこうなっちゃったか、という話なんですけど、レース序盤の段階で思いの外ハードタイヤの持ちが悪かったというコトになるでしょうか。ソフトでスタートしたバトンが6周目、ハミルトンとアロンソが7周目し、レッドブルの2台は13~14周目に交換。まぁ一応ソフト勢の倍引っ張ったとも言えるんですが、レッドブルがピットインする直前の周回ではマクラーレン勢とアロンソがだいたい1秒くらい速いペースで走れてましたし。

最初のピットストップでもう一度ハードを履いたウェバーは後半レースをリードする格好になったものの、最後にソフトを履かなくてはならないため2度目のピットストップを引き延ばした結果、ペースがガタ落ちして撃沈。まぁ結果としては上位陣は2回のピットでレースを乗り切ったワケですが、最終的にタイヤがちゃんと持つのかどうかなんてレース中盤では判断しづらかったですからね。

ハード→ハード→ソフトと繋いだウェバーの作戦、上位陣が3回ストップであればキレイにはまってたんでしょうけど、アテが外れた格好。一方でハード→ソフト→ハードと繋いだベッテルも、ギアボックスにトラブルが出てペースが上がらず。ウェバーも予選後にギアボックス交換がありましたが、またしてもレッドブルの信頼性が足を引っ張った格好ですね。

とにかくレース後半、それなりにタイヤが持ってしまったのがレッドブル勢にとっては誤算。路面の状況が良くなったことと燃料が軽くなったのが要因でしょうが、結果として最初にソフトを使ってしまったマクラーレン勢とアロンソが先行できたと。それでもホントならもう一回タイヤ交換したいところだったでしょうが、「ピットに入ったら負け」という我慢比べ状態でしたね。

しかしマクラーレンのペースが良かったのはある意味納得なんですが、アロンソがここまで食いついて見せたのは驚きでした。マッサが接触なんかもあり後方で低迷していただけに尚更。こういう難しいレースでパフォーマンスを発揮してみせるアロンソ、さすがです。マッサにも頑張って欲しいんですが。2年の契約延長が発表されましたが、アロンソにあんまり差を付けられてしまうと、正直安泰とは言えないんじゃないかと・・・。

荒れてた人たち

今回はスタートから印象的なシーンがありましたねぇ。スタート直後にいきなりグリーンにはみ出してスピンしたペトロフとか、ジャンプスタート決めながらも最終シケインで終わってしまった可夢偉とか。可夢偉はほんともったいなかった・・・。

ピットストップの際には、またハミルトンが今度はアロンソに並びかけて併走してたり。あれはアロンソ優先だろと思うんですが、特にお咎めないみたいですね。レース終盤にラインを閉じてマッサを葬ったミハエルもお咎めなし。ハミルトンは前科があるだけに、あれはどーなのよと思いましたが。ミハエルはクビサとやりあってタイヤがパンクしたり、最後にはフォースインディアに抜かれてポイント失ったりと、かなり散々な展開でもありました。

まぁいつもとは雰囲気の違うレースでしたが、次戦のバレンシアではどうなるか。今回マクラーレンはかなり自信を深めたかと思いますが、レッドブルもこのままでは終わらないでしょうし。地元レースになるアロンソにも期待したいところです。