書くのが遅くなったF1ハンガリーGP決勝です。
決勝結果：
FORMULA 1 ENI MAGYAR NAGYDIJ 2010 - The Official F1 Website
決勝後ドライバーコメント：
Hungarian Grand Prix - selected team & driver quotes - The Official F1 Website
決勝後記者会見：
FIA post-race press conference - Hungary - The Official F1 Website
レッドブルは速かったけど
予選でレッドブルがぶっちぎりのタイムを記録し、このまま退屈なレースになるのか・・・と思ったハンガリーGPですが、セーフティカーの影響で思わぬ番狂わせが起きましたね。チームメイトのウェバーすら圧倒していたハズのベッテルがドライブスルーペナルティを食らい、結局勝ったのはウェバー。ベッテルはペナルティのスキに前に出たアロンソをオーバーテイクするコトができず3位。
ベッテルがペナルティでアロンソの後ろになったときには、ペースの違いを考えればアロンソをオーバーテイクするコトは時間の問題だろう、と思ったんですけどね－。抜きにくいコースレイアウトってコトもありますが、あれだけの長い間ベッテルを抑え続けたアロンソは凄いなぁと。
結果的にベッテルにしてみれば、あのドライブスルーペナルティは痛恨だったワケですが、前車との間隔を空けすぎたコトによるペナルティってのはちと冴えない話ですね。ペナルティについて不満を露わにしていたベッテルですが、良くも悪くも「若い」なぁと。その点ではベッテルの脱落後、きっちり仕事を果たして優勝したウェバーは経験に見合うだけのコトしてますね。最も遅くグランプリ初優勝を果たしたドライバーがワールドチャンピオンになる、というのもなかなか面白いなぁ、と思ったりもしますが、果たしてどうなるでしょうか。
今回の優勝により、ウェバーはドライバーズタイトルの単独トップに。
ピットワークのドタバタ
セーフティカーイン時のピット作業では、ロズベルクの右リアタイヤが外れてウィリアムズのピットクルーを直撃するわ、ルノーのロリポップマンが変なタイミングでGoサイン出しちゃうもんだからクビサとスーティルがピットで激突するという事故が起きちゃうわ。
クビサはこれによりピットストップペナルティを課せられ、そのままリタイヤという気の毒な展開に。それに加えてルノーとメルセデスGPには罰金5万ドルという裁定。F1でこういうピットワークのミスというのは珍しいですが、それが連続的に起きるってのはさらに珍しいですねぇ。ロズベルクのタイヤが直撃したピットクルーは命に別状無いというコトで一安心ですが、ドライバーだけでなく、ピットクルーも相当なリスクを負っていると認識させられます。
相変わらずなミハエル
今回バリチェロにポイント圏内フィニッシュの座を奪われノーポイントで終わったミハエルですが、そのバリチェロにオーバーテイクされる際にかなり強引な幅寄せをしてバリチェロがレース後ブチ切れてましたね。ああいう行動はある意味「ミハエルらしい」とも言えるんですが、結果が出せていない現状でああいう行動を取ってしまうのは余計に風当たりが強くなるだけでしょう。
まぁその辺ミハエルも察したのか、レース後は開き直ったコメントしていたのに、翌日には謝罪のコメントしてましたけど。フェラーリ時代にナンバー2として従えていたバリチェロが、プライベーターであるウィリアムズでメルセデスワークスのミハエルをブチ抜いてポイント攫っていったワケですから、ミハエルとしては面白くなかったんでしょうけどね。
結果としてミハエルは次戦で10グリッド降格ペナルティ。なんというか、今年のミハエルを象徴するようなシーンでした。
そのほか
可夢偉は23番手スタートという状況にも関わらず、9位フィニッシュでポイントゲット。デ・ラ・ロサも7位でW入賞。ザウバー上向きですねぇ。可夢偉はセーフティーカーが解除された直後にミハエルをオーバーテイクできたのが大正解。冷静にミハエルの動きを見て仕留めるあたり、素晴らしいですね。欲を言えばバトンも仕留めたいところでしたが、やはりザウバーだとマクラーレン相手にストレートエンドでの勝負には持ち込めないですよね・・・。
さて、このあとF1は夏休みに入りますのでしばらくは退屈な週末が続きそう。またどこかドライブに出かけますかねー。
