大須は萌えているか?

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OVA『とある科学の超電磁砲』を観てみた

先日、Amazonにて『とある科学の超電磁砲』のOVAを購入してみました。今まで、劇場公開されたり、テレビでオンエアされたアニメ作品のDVDないしBlu-rayは購入したことあるんですが、そういやOVAって買った記憶ないです。

OVA「とある科学の超電磁砲」[Blu-ray]
リエーター情報なし
ジェネオン・ユニバーサル

まぁ『とある科学の超電磁砲』自体はテレビ放送もされているわけで、私自身テレビシリーズのBlu-rayを集めてしまった手前、これも買っておかないと画竜点睛を欠くと言いますか、そこはかとない中途半端感に苛まされるような気がしたので購入した次第です。

それにしても買う立場から考えると、OVAってかなり割高な商品だなー、と思わざるを得ないワケでして。だってこの超電磁砲の場合でいうと、30分ちょいの長さで4620円(Amazon価格)するワケですからね。

そしてこのユーザーにとっての割高感というのは、作り手にとってもある種のプレッシャーになるのかな、という気はします。当然ながら、ユーザーは割高な分、高いクオリティを要求するはずですから。

それは作画面に於ける部分もそうですし、シナリオ部分についてもそうです。作画に関してはテレビシリーズの時からかなり安定した作品だったので心配してなかったんですが、気になってたのはシナリオ。つい流れで買っちゃったけど、お金出して観るほどのモノなのだろうか的な部分で。

んで観てみた感想なんですけど、非常にソツのない作りだなと。見えない視線に怯える美琴にS心を刺激され、レールガンをぶっ放す美琴にはM心を刺激され、上条さんを前にツンデレサービスを炸裂させる美琴にはニヤニヤさせられ、黒子の変態ぶりに苦笑し、初春のスカートをめくる佐天さんに拍手を送り、なんか脈絡なさげな気もするお風呂シーンでは相変わらず固法先輩の爆乳ぶりに感嘆させられる…そんな具合のいろんなお約束を詰め込んだ幕の内弁当的な感じ。

でもまぁ、キレイにまとまっているので、すんなり観れます。駄作ではない。1話単体で超電磁砲OVA作るとなると、こういう感じになるのが妥当だろうなぁ、という気はします。最大公約数的な意味では。

ただ、なんかその無難過ぎる作りが引っ掛かるかなぁ、と。もうちょっとOVAって「遊び」があっても良いんじゃないか、と個人的には思っちゃうのですけど。特にテレビシリーズを見終わった後だけに、もうちょっとテレビシリーズとは違うプラスアルファを期待しちゃうんですけどねー。これって高望み?

作画はやっぱり高いレベルで安定してて、とくにOPムービーは良いですねぇ。ノンテロップVerのやつをついつい繰り返し観てました。

このOVAは、良くも悪くも「優等生」的な感じがしますね。あー、超電磁砲のアニメ見たコトない人への布教用としてはちょうど良い一枚かも知れないです。