大須は萌えているか?

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F1[11] スペインGP予選

退屈と言われるスペイン・カタロニア、ピレリタイヤとDRSでレースは盛り上がるのでしょうか?F1スペインGP予選です。

予選結果:
FORMULA 1 GRAN PREMIO DE ESPANA SANTANDER 2011 - The Official F1 Website

予選後ドライバーコメント:
Qualifying - selected team and driver quotes - The Official F1 Website

予選後記者会見:
FIA post-qualifying press conference - Spain - The Official F1 Website

やりすぎたピレリ

今回、ピレリが投入したという「スーパーハード」タイヤ。解説の森脇さん曰く、ソフトより1周あたり2~2.5秒くらいタイムが落ちるんだとか。フリー走行を走った可夢偉も、タイヤにビックリしたようなコメントしてましたね。しかもそれでいて、かなりのロングランができるのかと言えばそうでもない、と。そうなると、今回のカギとなるのはいかにソフトタイヤを温存するかという話になります。

んで、結果としてQ3まで進出したようなチームはタイヤを浪費しないためにQ2、Q3セッション中1回こっきりのアタックに留め、セッション終了間際のタイム塗り替え合戦が起きるコトも無く、静かに予選が終了するというなんとも盛り上がらない展開になってしまいました。

かといって、タイヤのおかげで思わぬ番狂わせが!なんてコトがあったかといえば特にそうでもなく、強いて言えばウィリアムズのマルドナドがシングルグリッド9番手を獲得し、一方バリチェロが19番手に沈んだコトくらいです。バリチェロはギアボックスにトラブルがあったみたいですね。

当然この性能差はピレリにしてみれば「狙ってやったこと」なんでしょうけど、結果として予選セッションの魅力をかなり損ねてしまっているように見えます。ついでに言うなら、タイヤにあまりに極端な性能差があると、ハードを履いた下位チームとソフトを履いたトップチームがレース中に出くわした場合等、マシン間のペース差が大きくなりすぎてリスクがかなり増すんじゃないの?という気がしてしまうんですけども。

なんとなく、今のピレリタイヤは不安。

それはそれとして

予選ではついにベッテルの連続ポールが途切れ、ウェバーがポール獲得。このサーキットと愛称良いんですねぇ。しかしベッテルも2番手に付けているワケで、決勝ではどうなるか。3番手にはハミルトン、そして4番手には自画自賛のアタックを決めた地元アロンソアロンソには頑張って欲しいところですが、偶数グリッドなのが少々気がかり。あと、Q3のタイム見るとレッドブルの2台がぶっちぎりすぎます。スタートでなんとか前に出るくらいしか、ハミルトンやアロンソが目立てる方法は無さそうな気配……。

あとはルノーペトロフが6番手に飛び込んでいるのが目に付きますが、彼新品のソフトタイヤ残して無いですよね多分?逆にミハエルはQ3でソフトを使わず10番手に留まるという判断。この辺、決勝でどうなりますか。そういやハイドフェルドフリー走行でマシンが炎上(!)してしまい、走れずノータイム。でも無事で良かった。

可夢偉は14番手。フリー走行の雰囲気は悪く無さそうだったんですが、Q2のアタックでスーティルに引っ掛かってしまったみたい。十分に間隔を空けていたつもりが、スーティルがハードタイヤを履いていたので追い付いちゃった!みたいな。これも極端なタイヤ性能差の弊害か……。

決勝ではこのタイヤがドラマを作るのか、それとも。