やんごとなき事情により、A銀行のB支店で預金口座を作る必要が生じました。ところが、ひとつ問題が。実は私、A銀行のC支店に既に口座を持っているのですね。
オレオレ詐欺とかそういうのがブーム(?)になって以降、騙し取ったカネの振込先用としてダミー口座の需要が急増したらしく、その結果WEBなどを通じて預金口座が売買される(犯罪です)コトが多くなったんだとか。んで、その対策として多くの銀行では原則として1人1口座しか作ってはダメ、とかってルールになってるんですよね。
なので大丈夫かなぁ、と不安に思いつつ、A銀行のB支店でかくかくしかじかと事情を説明したところ、「そういう事情ならば」と了解してもらえました。いやー良かった、と安心していたら、端末を操作していた窓口のおねーさんが突然「あ、お客様、ひょっとして既に2口座お持ちではありませんか……?」と。な、なんだってー。「え、いやそんなハズは……」と思ったんですが、おねーさんに「愛知県以外の場所にお住みになられていたことはありませんか?」と聞かれ、ようやくティンと来ました。
そういや以前東京で働いていたときに、当時の勤め先の指定で、D銀行の口座を作っていたのでした。そしてA銀行は、そのD銀行とE銀行が合併したモノ。つまり、当時作ってすっかりその存在すら忘れていたD銀行の口座は、A銀行の口座に変化を遂げていたのですね。なんと迂闊な。
その辺のコトを説明したところ、「では東京でお作りになった口座を解約する必要があります。その通帳はお持ちですか?」と聞かれましたが、もちろんそんなモノ持ち合わせてません。きっと家のどこかにはあるでしょうけど(さすがに通帳をうっかり捨てはしないだろう)。すると窓口のおねーさんが気を利かせてくれ、「では特例として、当支店の口座は本日開設させていただきます。ただし、次の営業日に必ず東京でお作りになった口座の解約手続きを行ってください。解約手続きはどの支店で行われても構いません」とのこと。
いやー助かりました。窓口のおねーさんにお礼を言うと、「でも思い出されて良かったですね、この口座にもまだ残金がありますし」と。なに……?てっきり、スッカラカンにしたモノだとばかり……。そこで思わず「ああ、数百円くらい残ってました?」なんて冗談ぽく言ってみたら、「いえ、万単位で残ってますよ」と。
さーて、そろそろニンテンドー3DSでも買っておこうかナー。
※教訓:今後使用しないと思われる口座は記憶が定かなうちに解約するべき。ちなみに東京で作った口座の通帳はその後無事発見されました。たぶん当時は、「残しておいて困るモノではないし」とか思ってたんだろうなぁ……。