地上波観戦組玉砕、な感じのF1カナダGP決勝です。どうしてこうなった。
決勝結果：
FORMULA 1 GRAND PRIX DU CANADA 2011 - The Official F1 Website
決勝後ドライバーコメント：
Race - selected team & driver quotes - The Official F1 Website
決勝後記者会見：
FIA post-race press conference - Canada - The Official F1 Website
最後まで見られませんでした。
雨の予報が出ていたカナダGPでしたが、その雨が強すぎでしたね。25周目に雨が強すぎて危険というコトで赤旗中断となり、そこから2時間以上経過してからのレース再開。しかし、カナダGPは時差の関係で地上波も生放送となっており、一応30分程度の延長枠も用意されていたものの、さすがにこの中断は対応できるはずもなく。結局、赤旗中断のまま放送が終わってしまったという。
私は最初から生で見る気はなく、録画して日中見ていたんですが、可夢偉が2位という状態で放送が終わってしまい唖然。やむを得ずWEBで結果をチェックしてみたら、なぜかバトンが優勝とか書かれててさらに唖然。いやだって赤旗中断前のバトン、かなりクソミソな展開だったはずなのに……。
ウェットでの可夢偉はかなり調子が良かったので、場合によってはガチで表彰台狙えるんじゃね？とか妄想したんですが、結果は7位。いや、予選の流れを考えると上出来すぎるんですけどね。しかし、2番手走行なんてシーンを見せられた後だとなぁ～。
とりあえず、再開後のレースの流れは以下の記事等で確認しました。
【STINGER】カナダGP 決勝 中盤 >> F1 NEWS｜GPライブ｜2011｜カナダGP｜｜STINGER / 独自の視点でF1ニュースを発信
可夢偉は再開後しばらくはマッサの追撃を抑えていたみたいですけど、徐々に路面が乾いていってザウバーは苦しくなっちゃったみたいですね。元々ドライではバランスの取れてないクルマでしたし。残念ではありますが、でもこの荒れたレースでもしっかりポイントゲットしたというのは大きいですね。
なぜか勝ったバトン
それにしても最大の疑問はバトンですよ。25周目の中断前にはインターミディエイト交換のタイミングを見誤って余分なピットストップしたり、ハミルトンと接触したり、ドライブスルーペナルティ食らったりでドタバタの極みのような状態だったのに。
もちろんこういう微妙なコンディションはバトンの十八番ですが、よくあんな状態から巻き返したなあと。ファイナルラップまでベッテルがトップだったみたいですが、バトンの追撃を受けたベッテルが珍しくミスをしたみたいで。レース後のインタビューでベッテルは悔しさを爆発させてますねぇ。
SV: I am not unhappy. Of course I am glad about the second place, after such a difficult race. It could have been no points at all, but of course when you are leading the race until the last lap and then throw it away it’s not the best experience. You might say I am a sore loser. But I am not here to lose. I am here to win!
via: Q&A with Red Bull's Sebastian Vettel - The Official F1 Website
「いやもちろん2位は上出来だよ、でも俺ファイナルラップまでトップ走ってたんだよクキィィィーー」的な感じ。
バトンは「自分のキャリアで最高の勝利」と上機嫌、ハミルトンと接触した件についても遺恨は無いことを強調してますね。まぁあれはどっちが悪いって類のものではないかなと。視界も悪い中でのアクシデントですしね。
それにしても、思わぬ形でベッテルの連勝を止めたモノです。バトンはこれでドライバーズランキング2位に浮上。でもベッテルだってきっちり18ポイントを獲得しているワケですから、痛みはほとんど無いでしょうけど。7戦終了して1位5回に2位2回ってなんなの一体。
なぜか沈んでるフェラーリ
そして予選では絶好調だったハズのフェラーリはどうしてしまったのでしょう。マッサは6位、アロンソはなんとリタイヤ。マッサはカーティケヤンを周回遅れにする際にウォールに接触する事故があったみたいで、一方アロンソはバトンとやり合って接触しリタイヤと。なんでしょうかこのどうにも歯車の噛み合わない感じ。
レース後のコメントではマッサが怒り露わにする一方、アロンソは「運がなかった」とサバサバ。いったいフェラーリはどうなってしまうんや……。
あ、あとついでにミハエルがなぜか表彰台争いして、4位フィニッシュだったみたいで。残念ながら可夢偉はまたドライバーズランキングでミハエルに逆転されてしまいました。でも、ミハエルとロズベルグが26ポイントで並んでて、可夢偉は1ポイント差の25ポイントですからね。ポイントテーブル上ではルノーやメルセデスワークスとガチンコ勝負しているんだから、今年の可夢偉は大したモンです。
そうそう、最後に忘れてはいけないのが13位フィニッシュを果たしたリウッツィ。確認してみたら、チームがF1に参戦して以降のベストリザルトですよ。……だからどうしたって言われちゃうと困るんですが、HRTが13位ってなんか奇跡的な感じがしません？
あー、それにしてもやっぱフジのCS契約した方が良いのかな……でも踏ん切りが付かないんだよな……。
