大須は萌えているか?

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ルマン24時間レースのプジョーがなんだか怖かった件

先日、「今週末はルマン24時間レースも見てみる?」なんてエントリを書いたコトもあり、週末はなんとなくちらちらとWEBでルマン24時間レースを眺めてました。

最初はアウディのサイトでリアルタイムのオンボード映像を見ていたんですけど、途中でプジョーもWEBで動画中継をやっていると知り、アウディのサイトと交互に見てました。

アウディは基本的に自分たちのクルマに搭載されているオンボードカメラのみで中継を行っていたのに対し、プジョーの方は画質はアウディに劣るものの通常のレース中継風で、しかも動画の下に現在の順位やタイム差が表示されており、経過を把握しやすかったのが良かったですね。

我が家にも青いネコさんが一匹いるのでどちらかというとプジョーを応援していたんですが、なんだか気になったのがプジョーのサイトでは何度も繰り返してアウディのクラッシュシーンのリプレイを流していたコト。もうクラッシュが発生してから結構時間が経過していたにも関わらず。

さらには、トップを快走していたアウディR18の2号車が周回遅れをパスするときに、ちょっと接触しそうになったシーンもすかさずリプレイで流したり。なんだか「アウディ2号車も潰れろ」的な怨念のよーなモノがひしひしと伝わってきて、なんだか怖かったです。淡々と自分たちのオンボード映像を流していたアウディとあまりにも対照的で。

実際のレースでは、マルク・ジェネがドライブするプジョーアウディが周回遅れにしようとしたときに、ジェネがかなり執拗なブロックをしててかなりドン引き。プジョーは2009年に優勝を果たし、2010年には再びアウディに優勝を奪われているだけになんとか勝ちたかったんでしょうけど、なんかこー、こういうのは企業イメージ的にむしろマイナスなんじゃないのかと……。

結果的にはアウディ2号車とプジョー9号車が最後の最後まで僅差でトップを争う好レースとなったワケですが、ゴールまで1時間を切ったタイミングでもプジョーのサイトはアウディのクラッシュシーンを流してました。いやさ土壇場でも他人の不幸を願うより、きっちり自分とこのクルマ応援しようよ……。

あ、それにしてもマクニッシュのクラッシュも肝が冷えましたが、その後また別のアウディフェラーリ接触してクラッシュしてたのは驚きでしたね。そんなコトがあるんだなぁと。

アウディにしてみたらワークス2台をクラッシュで失うという散々な状態にも関わらず、残った2号車は淡々とペースをキープして優勝。でもアンドレ・ロッテラーブノワ・トレルイエという日本で活躍しているドライバーが優勝したというコトで、これはこれで日本のモータースポーツ界にとっては良かったのかなと。

久しぶりに見たルマン24時間は、アウディの強さとプジョーの腹黒さ(?)が垣間見えた、なかなか面白いレースでした。来年もWEB中継あるなら見てみようかな?