PlayStation Vita通称ヴィータちゃんを買った際、ダウンロード版のゲームをなにかひとつ購入してみようと思い買ってみたのが『DREAM C CLUB ZERO PORTABLE(ドリームクラブZERO ポータブル)』(BGM注意)。
DREAM C CLUB(ドリームクラブ)ZERO PORTABLE | |
クリエーター情報なし | |
D3PUBLISHER |
私は無印ドリクラもプレイしたコト無かったので、これがシリーズ初プレイとなります。ゲームの内容も「飲み屋のおねーちゃんと会話するゲーム」くらいの認識しか無かったんですが、果たしてそんなのがゲームとして成立するのか興味があったので買ってみました。
現在4人ほどストーリーを終えたところなんですが、その時点での端的な感想としては、「ゲームとしてはイマイチ」です。
このゲーム、目的としてはドリームクラブという名前のキャバクr……ピュアな心の持ち主である男性だけが入会できるという会員制のお店に通い、そこのキャバじょ……ホストガールとお近づきになって、お付き合いできるようになれればクリア。
そしてどのホストガールを狙っていっても、基本的にゲームの流れというのはほぼ同じなんですね。ドリームクラブに行ってお話する→バイトする→またドリームクラブ行く……を繰り返し、相手を酔わせていろいろ情報を聞き出し、好感度を上げ、店外デートし、カギとなるプレゼントをあげ、クリアまで持っていくって感じ。
もちろんホストガールごとに異なるエピソードが描かれるんですけど、ゲームとして行うコトはほぼ毎回同じであり、かなり「作業ゲー」っぽい雰囲気が漂います。特定の条件を満たさないと見られないレアなエピソードなんかもあるみたいなんですが、それこそ出現条件が攻略Wikiでも見ないとわからなかったりするようで、まともにエピソードをコンプしようと思うと同じところを何度もやり直す必要があるみたいで。
でもこのゲーム、オートセーブでどんどんセーブデータが上書きされてしまうので、ギャルゲーの常套手段である「選択肢前でセーブ」ができないようになってます。ここまで来ると単純にめんどくさい。
また、ゲーム内にいろんなミニゲームがあるんですけど、コレがまた相当やりづらい。Xbox版だとまだ良いのかも知れませんが、Vitaのやつだと変に背面タッチセンサーだとかジャイロセインサーを使わせて、しかもその反応があまりよろしくなくストレスが溜まります。特に「オムライスラブ」の背面タッチセンサーの感度の悪さは発狂レベル。これ、ハードの問題なのかソフトの問題なのかわかりませんけど。でも、『みんなのゴルフ6』では背面タッチセンサーの感度がそこまで悪いようには感じないんだけどなぁ……。
あと、リズムゲームになっているカラオケでは曲の後半になると処理落ちしたかのように動きがカクつく場合が多く、正直まともに叩けません。これらのミニゲームはクリアに必須なワケではないため、結果としてミニゲームはほとんどやらないようになってしまいました。
ゲームの作業自体は正直かなり苦痛なレベルなので、あとこのゲームを評価できるかはドリームクラブでのホストガールとの会話を楽しめるか否かに掛かっています。そして、ゲームの主人公(プレーヤー)はピュアな心の持ち主であるハズにも関わらず、割と下ネタ混じりのオヤジ全開な会話でおねーちゃんを口説きにいく有様で、そんなドリームとはややかけ離れた場末のキャバクラ感漂う会話にどこまでシンクロできるかがカギとなるでしょう。いや私キャバクラって行ったコトないんですけども。
……しかしながら個人的には、その会話を意外と楽しめてしまっているので困ったモノです。ゲームとしてはまったく評価していないんですが、ついちょっとした時間つぶしにドリクラを起動してしまっております。現実のキャバクラに通う心理ってのもこんな感じなんですかね……?だとしたら、かなり良く出来たゲームだと言わざるを得ません。
ちなみに、現段階では一番最初に攻略した玲香がお気に入りなんですが、その一方で明らかに違法な香りのするセッちゃん(雪)も気になっております。どうでもいいんですが、セッちゃんの声をやっている水橋かおりって、中3でありながら「さん」付けで呼ばざるを得ない巴マミと、お酒が飲める年齢であるハズなのにどうみても小が(以下略)なセッちゃんという両極端なキャラクターを演じているワケで、いやはや声優さんてスゴイなぁと思ったりもして。