大須は萌えているか?

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反原発運動+自民党ガンダム計画=

※注:真面目な話ではありません

東日本大震災によって引き起こされた原発事故。そしてその後の政府・電力会社の対応のまずさも手伝って、国民の原子力発電への不信感は日増しに高まっていった。しかし、このままでは電力需要を賄いきれないと判断した電力会社と政府は、福井県原発の再稼働を決定。

当然のように、それに反対するデモ活動が各地で巻き起こることとなった。しかし、その程度で原発再稼働の決定が覆ることは無く、デモの雄叫びも虚しく次々と各地の原発再稼働が決定した。

この状況に業を煮やしたデモ隊の一部は、徐々に過激化・武装化の道を歩み始める。

一方で、旧与党である自○党はなにを思ったか、突然ガン○ム開発計画をブチ上げる

誰もが与太話としか思わなかったが、水面下でその計画は進行。「税金を投入する予定は無い」としていたが、与党であった民○党が意味不明なタイミングで・しかも選挙時のマニフェストを完全に反故にする形で消費増税に踏み切ったため、次の選挙ではあえなく野党に転落。消去法で再び与党に返り咲いた○民党は、デコイとして著作権法をさらに改悪し、世間とアノニマスの注目を引きつける裏でこっそりガン○ム開発計画に対し税金を投じ始めた。

ガ○ダム開発の目的は「観光資源」とされていたが、それはあくまで表向きの理由。その真の目的は、軍事転用にあった。

ミノフスキー粒子ニュータイプも居ないこの世界で、軍事用にそんなものを作るなどというのは観光資源目的以上にイカレた話ではあるが、二足歩行の兵器を作りたいというのは日本人の男の子の中にDNAレベルですり込まれた願望であり、こうなることはある意味歴史的必然だったとも言える。

その後、何世代かの試作を経て、不整地での歩行も可能な、そしてコクピットに人間が搭乗し、操作出来る二足歩行ロボットが完成した。より多くの稼働データを収集したいと考えたメーカーと政府は、これを土木用ロボットとして一般に販売することを決定。補助金を付け価格も現実的な路線に納めた。

これらのロボットは、軍事用とするにはまだ課題が多く、○ンダムと名付けてしまうと失笑されるのがオチだと考えられ、土木現場で働くという点から「レイバー」と名付けられた。

その頃、反原発デモの動きはソーシャルメディアを媒介に拡散・維持され続けていた。しかし、時の流れと共にインターネットから多種多様な人、言ってしまえば有象無象が集まるようになり、当初の反原発の主張は薄くなり、悪い言い方をすれば無軌道な反政府運動になりつつあった。その中でも過激派勢力はその数を増し、いつからか彼らは環境保護団体「海の家」を名乗るようになる。

「海の家」にとって、レイバーは魅力的な存在だった。軍事用にはなり得ないとは言え、警官隊を文字通り一蹴するには十分な「兵器」であり、何より目立つ分マスコミにも取り上げられ、広く世間に彼らの主張を訴えることができるからだ。

そして彼らはシンパから得た資金を元に、ダミー会社を通じてレイバーを購入・それによる破壊活動を行うようになった。当然ながら注目度は抜群で、これに呼応するようにさらなるデモの過激化、さらにはレイバーの盗難件数の増加までも引き起こした。

国会ではレイバーの販売中止、ガンダ○開発計画の白紙化までもが持ち上がったが、時の首相が「ロボット同士が戦うという日本男児の夢が実現できる格好の口実があるのに、これを活かさないとはなにごとか」とこれを一喝。

この鶴の一声を踏まえ、通常の警察の装備ではこれに対処するのは難しいともっともらしい理由を付けた警視庁は、警備部内に特化車両二課、「パトロールレイバー中隊」を新設してこれに対抗した。通称、「パトレイバー」の誕生である。

機動警察パトレイバー - Wikipedia

……なーんていう未来予想図を、「反原発デモ」「自民党ガンダム開発計画」という2つのニュースから妄想していたんですけど、これって実現しませんかね?

この物語はフィクションである。

……が、10年後においては定かではない。

via: 機動警察パトレイバー ON TV