大須は萌えているか?

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F1[12]ハンガリーGP 予選

オリンピックが開幕し、にわかスポーツ通が増殖する季節となりましたが、当ブログではにわかF1好きによるF1ハンガリーGP予選の話など書いてみたいと思います。

予選結果:
FORMULA 1 ENI MAGYAR NAGYDIJ 2012 - The Official F1 Website

予選後ドライバーコメント:
Qualifying - selected team and driver quotes - The Official F1 Website

予選後記者会見:
FIA post-qualifying press conference - Hungary - The Official F1 Website

ワンサイドゲームの予選

ポールを獲得したのはハミルトン。いやー速かった。ずっと彼一人だけ次元の違うスピードで走っていた感じ。どのセッションでも一貫して速いのがスゴイ。予選までの雰囲気を見ると、優勝はハミルトン以外ありえねー、くらいの勢い。

ただ、決勝では雨の予報もあるみたいで、天候次第ではとんでもない波乱が巻き起こる可能性も否定できません。ていうか、観戦する側としては雨のが盛り上がりそうですね。

あと期待したいのは、2番手につけたグロージャンの初優勝ですが……ハンガリーの偶数列はグリップしませんからねぇ。スタートで順位をキープできるかがポイントになりそう。あとはまた変なポカをしなければ。

レッドブル疑惑の総合商社

3番手にはベッテル。前回のドイツGPでは、レッドブルトラクションコントロールに近いような機能をエンジンマップの変更によって実現しているのでは、なんて話が持ち上がり、レース後レギュレーションを変更して抜け道を塞いだ、なんて話が出ていました……が、今度は予選直前にまたFIAからツッコミを入れられていた模様。

なんでも、マシンのライドハイト(最低地上高)の調整が、道具を使わずに手でできるようになっていたのがマズいとのこと。川井ちゃんの話によると、カナダGPからずっとこの仕様にしていたらしいのですが、今になってツッコミが入った格好。

スポーティング・レギュレーション第34条5項は、「検査官が十分な確認を行うために、予選後のパルクフェルメではサスペンションシステムまたはクルマの空力構造(フロントウイングを除く)を調整することができず、道具を使用せずに変更を加えることができない旨を検査で明らかにしなければならない」と述べており、チームは予選とレースの間にサスペンションの調整を行うことができず、その規定を満たすために変更を行う際には道具を使用しなければならない。

via: レッドブル ライドハイト調整を否定 - GPUpdate.net

んで、実はレッドブルが予選後のパルクフェルメで、こっそり手でライドハイトの調整をしていたんじゃね?なんて疑惑が持ち上がったりしたワケですが、当然チーム側はこれを完全否定。

ただ、Q1ではベッテルがギリギリでの通過となり、噂に拍車をかけかねない状況に。しかしその後、Q2・Q3と意地を見せて3番手。Q1は予選直前のFIAの指摘でドタバタしちゃったってコトでしょうか。ベッテル曰く、「望ましい形で予選に入れず、すぐにはリズムを掴めなかった」とのこと。

We didn’t get into qualifying how we would like and the rhythm wasn’t there straight away. We burned more tyres than we thought in the beginning, so we only had one new set for Q3.

via: Sebastian Vettel:Qualifying - selected team and driver quotes - The Official F1 Website

「最初に想定していたよりも多くのタイヤを使ってしまった」ともコメントしてますが、今回タイヤの熱入れに苦しんでいるチームが多いようで、Q1からほとんどのマシンがソフトを投入していたんですよね。ソフトを投入せずに乗り切ったのは、ハミルトンとルノーの2台だけ。

ウェバーさんに至っては、Q2ノックアウトで11番手スタート。Q3では唯一ハミルトンを超えるトップタイムをマークしているんですが、予選では不発。なんでしょうね、このレッドブルのちぐはぐな感じ。

そのほか

今回、フェラーリアロンソ6番手、マッサ7番手とやや後退。今回のアロンソはディフェンシブなレースになりそうですね。そう考えると、ランキング2位のウェバーが11番手に沈んだのはアロンソにとってはラッキー。今年のアロンソ、ツキに恵まれてます。

それから、ウィリアムズが珍しく2台揃ってQ3進出。マルドナドのQ3進出は珍しくなくなってきましたが、今年セナがシングル・グリッドを獲得するのは初。

一方で、メルセデスGPザウバーは皆Q2ノックアウトという、最近にしては珍しい展開。どちらのチームも、このコースでタイヤをうまく使えない原因がわかっていない様子。モナコなんかを思い出してみても、低速サーキットがダメってワケでもなさそうなので、路面温度やタイヤの種類との相性なんでしょうねぇ。この2チームなんかは、雨降ってくれた方が嬉しい感じじゃないかな?