これにてF1も夏休み。F1ハンガリーGP決勝。
決勝結果：
FORMULA 1 ENI MAGYAR NAGYDIJ 2012 - The Official F1 Website
決勝後ドライバーコメント：
Race - selected team and driver quotes - The Official F1 Website
決勝後記者会見：
FIA post-race press conference - Hungary - The Official F1 Website
遠い1秒差
なにか起きそうな予感はありつつも、なにも起きないまま終わっちゃった感じのレースでした。ハミルトン楽勝かと思ったら、ロータス勢のレースペースが思いの外良く、ひとつ大きなミスがあればトップが入れ替わる状態がずーっと続いて。……続いたままゴール。
しかしまずはハミルトンを賞賛せねばなりますまい。あれだけプレッシャーの掛かる状況をずっとしのぎきったのはスゴイこと。しかも、タイヤ的にはマクラーレンのが劣勢だったハズなのにね。
ソフト→ソフト→ハードと繋いだロータス勢に対し、ハミルトンはソフト→ハード→ハードというタイヤストラテジーを選択。僚友のバトンが3ストップを選択したコトからも、ハミルトン的にもギリギリの状態だったハズです。正直、最後はハミルトンのタイヤ終わるんじゃないかと思ったんですが、なんやかんやでもたせてしまいました。やろうと思えばこういう走りもできるんですよねハミルトン。
一方でロータスの2台にとっては、あと1秒がどうしても届かないレースでしたね。リザルトを見ても、ハミルトンとライコネンの差はきっかり1秒。後半、ライコネンがみるみるハミルトンに接近したときには勝てるかと思ったんですが。抜きにくいハンガロリンクのコースが災いした感じでしょうか。
ホントはフロントロウに付けていたグロージャンがハミルトンを追い詰められれば良かったんですが、やっぱりまだ実力が追い付いてない感じかなぁ。こういうマッチレースでは、やっぱりライコネンの方が勝ち方を知っている分、強い。
予選ではグロージャンのが速いコトが多いんですけどね。今年の11戦中、なんと8戦でグロージャンが前。でも、ポイントはライコネンが40ポイント上回っているという。なんとももどかしいコンビです。
しかしまー、結果的にはハミルトンとロータス2台という、予選からタイヤをうまく使えていたトップ3となったワケで。非常に順当な結果に落ち着いた感じですね。
きっちり仕事した人たち
予選から苦戦してたフェラーリですが、アロンソは手堅く5位フィニッシュ。いやでも、こういうレースできっちり予選順位より1つポジション上げてフィニッシュできるのがアロンソの強さ。ベッテルのすぐ後ろ、ウェバーより3つ前の順位なワケで、ドライバーズランキングで見ればむしろ2位との差は広がっているワケです。
そういう意味じゃベッテルも悪くはないレースでした。が、本人は表彰台でフィニッシュできたはずと不満そうだったりしますが。
それから、9番手スタートのセナは堅実なレース運びで7位フィニッシュ。最近、予選Q3常連のマルドナドに比べて印象が薄いセナですが、これでドライバーズポイントはマルドナドに5ポイント差まで迫ってきました。それもそのはず、マルドナドはスペインの優勝以来ノーポイントだから！今回もディ・レスタと接触してペナルティを喰らったマルドナド、ある意味彼らしい仕事をやらかしているとも言えます。
しかし、ここまでわかりやすい予選一発バイオレンス野郎もここ最近のF1では珍しいので、マルドナドにはもっと頑張っていただきたいと思います。……いや、事故れと言っているワケではありません。
ザウバー
特に言うこと無し。夏休みで頭切り替えましょう。しかし、8月は決勝レースがまったく無いってのもスゴイな。
