大須は萌えているか?

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F1[12]ブラジルGP 予選

メインPCが不調でわたわたしていますが、とりあえずF1最終戦ブラジルGP予選の話。

予選結果:
FORMULA 1 GRANDE PRÊMIO PETROBRAS DO BRASIL 2012 - The Official F1 Website

予選後ドライバーコメント:
Qualifying - selected team and driver quotes - The Official F1 Website

予選後記者会見:
FIA post-qualifying press conference - Brazil - The Official F1 Website

ウェットかドライか

予選開始前には雨が降っていたようで、Q1開始時点では乾きかけの路面とウェットの路面が混在するような難しいコンディション。さらにはもう一雨来るかもという予報も出ていたので、各チームインターミディエイトかスリックかでタイヤチョイスが悩ましい状態になってましたね。

ただ結局その後天気が崩れるコトはなく、セッションが進むにつれ路面状況はどんどん改善。なので、終わったあとから見ると「あれ、なんかすんなり終わっちゃったなぁ」という気もしました。ただ、決勝はまた雨の予報となっているため、決勝を睨んでセッティングをどこまでウェット方向に振るか、という点ではやっぱり各チーム悩ましいところだったんじゃないですかね。

そんな中でポールを獲得したのはハミルトン。彼はQ1から一貫して速かったですね。そして2番手にはバトンが並び、これでマクラーレンがフロントロウ独占。マクラーレンのフロントロウ独占はこれで通算62回目となり、史上最多記録になったんだそうな。今まで最多記録を保持していたのはウイリアムズ。

一方でベッテルはウェバーの後ろ、4番手。はて。いやでも、ベッテルってQ2はトップタイム出してるんですよね。んで、ウェバーやバトンがQ2からQ3にかけて1秒程度タイムを伸ばしているのに対し、ベッテルはコンマ5秒弱程度しか伸ばしてない。この辺どうなんですかね、決勝のコンディションをどの程度まで考慮したかの差、という気もするんですけど。

ウェットの場合のスタートに関しては、ハミルトンが言うようにポールポジションにもメリットデメリットがあるワケで。ウェットで不安定な路面に最初に突っ込んでいくのは先頭のクルマだし、かといって後方だと前走車が巻き上げるウォータースクリーンで視界が悪いし。

However, if it’s wet, the lead car is the always the first to aquaplane or hit the puddles, so, even if we both get good starts, we’ll still need to be cautious. Equally, however, I don’t want to drop back at the start because it would then be very difficult to see in all the spray.

via: Qualifying - selected team and driver quotes - The Official F1 Website

ベッテルのポジションが吉と出るか凶と出るか、それはスタートしてみないとわからんですね。

アロンソは……

そしてチャンピオン争いのもう一方の主役であるアロンソはというと、タイムは8番手、でもマルドナドが車検を無視し戒告の累積で10グリッドダウンとなったため7番手スタート。なんか前戦とほぼ同じシチュエーションですね。

ただ、ベッテルとのポイント差をひっくり返す必要のあるアロンソとしては、非常に苦しい立場に追い込まれたのは間違いありません。なにせ次はもう無いし。こうなるとベッテルのリタイヤを願いつつ、自身は一つでも上の順位を目指すというレースになるんでしょうね。

そういう意味では、フェラーリとしては天気が荒れれば荒れるほど嬉しいというコトになるのかなと。あとは、ベッテルのすぐ横に居るマッサの動きもポイントになるのかもしれません。ぶつけて轟沈させたりしたらダメですけどね?

個人的にはね-、アロンソに頑張って欲しい気持ちの方が強いかな。今までF1でドライバーズタイトル3連覇を達成したのってファン・マヌエル・ファンジオミハエル・シューマッハの2人居るんですけど、自身の初タイトルから3年連続ってのは達成した人いないんですよね。

もしベッテルがタイトルを獲得した場合史上初の快挙ってコトになるんですが、なんというか史上最年少タイトルから始まって、歴代のF1チャンピオンたちが成し得なかったコトをこうもとんとん拍子にやられると、なんか逆にぽかーんとしてしまうというか。若き才能への嫉妬ともいう。ジョジョのエンヤ婆風に言うと「クキィィィィーーーーこの若造めッ!F1はそんなに簡単じゃないということを思い知らせてやるのじゃッ!」みたいな感じ。あとは他のドライバーの意地を見たいって感じかな。アロンソは特にダブルタイトル決めたあとは迷走しているだけにね……。

ともあれ、結果がどう出るか。楽しみですね。

可夢偉ザウバー最後のレース

それから来期の去就がなにかと話題の可夢偉ですが、ザウバーは2人目のドライバーとしてメキシコ人のエステバン・グティエレスを発表。予想されていたこととは言え、あー決まっちゃったかーという感じ。現状、可夢偉は他チームのシートを模索しているようですが、状況は厳しそう。なんとかシートを見つけて欲しいところですが……。

一番大きいのは資金的な問題でしょうが、やはり最終戦で走りでもアピールしておきたいところ。予選順位はペレス共々振るいませんでしたが、ウェットならザウバー悪く無さそうです。決勝のコンディションにもよるでしょうが、後方からの追い上げに期待。

でも、トヨタ撤退で行き場を無くすところだった可夢偉を起用し、そして表彰台獲得できるところまで可夢偉を成長させたザウバーというチームには感謝したいですね。まーチーム戦略がアレだったりとかそういうのもありましたが、それも含めて可夢偉の成長の糧になったというコトで!