夏休みも終わって、後半戦スタート。F1ベルギーGP予選。
予選結果：
The Official F1 Website - 2014 FORMULA 1 SHELL BELGIAN GRAND PRIX
予選後ドライバーコメント：
The Official F1 Website - Headlines - Qualifying - selected team and driver quotes
予選後記者会見：
The Official F1 Website - Headlines - FIA post-qualifying press conference - Belgium
圧倒的なメルセデス
夏休みを経て、後半戦はチームの力関係がどう変遷していくか……というところに注目していきたいワケですが、雨のスパでは想像以上にメルセデスが強いようです。ロズベルグとハミルトンがフロントロウ独占、しかも2番手ハミルトンと3番手ベッテルとの間には2秒近い差がついているという。
まー前戦のハンガリーみたいに思いも寄らぬ展開がある可能性だって否定できないワケですが、順当に考えたらメルセデス以外の勝利は有り得ない状態。しかしここはスパ・フランコルシャン、気まぐれなスパウェザーがレースを引っかき回すコトも無いとは言えません。……天気予報では決勝はドライコンディションのようですが。
もちろん、メルセデスの2人によるタイトル争いもここからが本番ですからね、ロズベルグとハミルトンのどちらが後半戦のスタートで優位に立つかというのも注目です。現在はロズベルグがハミルトンに11ポイントの差を築いている状況。
セカンドグループの争い
今回はベッテルが3番手に入りリカルドに先行する格好。その後ろに僅差でアロンソが続く形。ハンガリーでは奮闘して見せたアロンソ、ここベルギーではどうでしょうか。
今週末結構自身ありげだったウィリアムズは、ボタス6番手・マッサ9番手と今ひとつな結果。やっぱりウェットだとダメなんですね、ウィリアムズ。シーズン後半になっても、その性格は変わっていないようです。ただ、決勝がドライだとすると、巻き返しのチャンスは大いにあるのかも。
セカンドグループは、レッドブル・フェラーリ・ウィリアムズの三つどもえの戦いになりそうですね。
ドライバー交代のごたごた
このベルギーでは、ケーターハムが可夢偉に代わり日本でもお馴染みアンドレ・ロッテラーを起用すると発表。ただ、これ可夢偉自身も直前まで知らなかったようで、ドタバタの交代劇だったようです。こんな急にドライバーを差し替えるのはお金がらみと思って間違いないでしょうが、なぜかチーム側はお金の問題ではないとコメントしているようで。うそこけ。
ただ、可夢偉はそのままチームを離れるワケでもないようで、ロッテラーもとりあえずベルギーに参戦するコトだけ決まっているようです。じゃあ次レース以降は誰が乗るの、というところは不透明なまま。まー今まで十分に胡散臭いコトになっていたケーターハムなので、正直驚きもしませんが。
なので、可夢偉にしてみれば如何にケーターハムを足がかりに、もっとマシなチームのシートに滑り込むか、なんですよねぇ……可夢偉自身、そこまで多額の資金を持ち込めるワケでもないので、少なくとも来季も可夢偉がケーターハムのシートに座るコトは無いでしょう。あと気になるのは、今年の鈴鹿は可夢偉乗るの？というコトですが……。
ドライバー交代といえば、マルシャもベルギーでリザーブのアレキサンダー・ロッシをチルトンと交代でレースに参戦させると発表したものの、その後すぐにこれを撤回してチルトンに戻すというドタバタぶり。こちらもなにやら面倒な大人事情が絡んでいるみたいですが、F1の下位チームは悲哀に満ちておりますね。
ケーターハムはロッテラーがいきなり雨のスパでエリクソンを1秒近く上回るタイムを記録し21番手。パフォーマンスを優先して考えるっていうなら、可夢偉据え置きでエリクソンとロッテラーを交代させるべきだよな……。
今週末は新型ノーズなんかも持ち込んだケーターハムですが、それでもマルシャのチルトンよりも1秒くらい遅い状態。アップデートなんて上等なモンじゃなく、「とりあえずデザイン変えてみた」とかそういうレベルじゃないのかこれは……。
