大須は萌えているか?

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F1[14]イタリアGP 予選

フェラーリのお膝元であり、今季のF1ヨーロッパラウンド最終戦(早いなぁ)。F1イタリアGP予選。

予選結果:
The Official F1 Website - FORMULA 1 GRAN PREMIO D'ITALIA 2014

予選後ドライバーコメント:
The Official F1 Website - Headlines - Qualifying - selected team and driver quotes

予選後記者会見:
The Official F1 Website - Headlines - FIA post-qualifying press conference - Italy

直線主体のコースなんで

そらメルセデスPU速いですよね。予選トップ6をメルセデス、ウイリアムズ、マクラーレンというメルセデスPU(= パワーユニット)使用チームが独占。逆に、10番手・14番手と出遅れてしまったフォースインディアは「何やってんの!」という感じでもあります。

前回ベルギーでかなり険悪な雰囲気が漂ったメルセデスですが、その後ドライバーとチーム首脳も交えてチーム内ミーティングが行われたみたいで、結果ロズベルグが非を認め謝罪したコトでとりあえず一件落着。そして今回、ハミルトンが鬱憤を晴らすかのような走りでサクッとポールポジション獲得。

ロズベルグはFP3でトラブルが出た影響もあったのか分かりませんが、予選ではかなり分が悪そうに見えましたね。決勝でのレースペースには自信があるようですが、巻き返せるのかどうか。さすがに、前戦のような仕掛け方はしないよね?

イリアムズもメルセデスには及ばないものの、ボタスはロズベルグに対し約コンマ3秒落ちという悪くないタイム。メルセデスになんらかトラブルやミスがあれば、食っていけるポジションですね。今季未だ表彰台の無いマッサさんも頑張って欲しいところですが。

いまひとつなフェラーリ

地元フェラーリアロンソ7番手、ライコネンはQ2落ちの12番手と苦しいポジション。いつも通りとも言う。

ただ、アロンソってモンツァだと決勝で巻き返すコトも多くって、去年は5番手から2位表彰台、一昨年は10番手から3位表彰台と、フェラーリのエースとしてきっちり仕事していますからね、今年も思わぬジャンプアップがあるのかも。

ライコネンフリー走行では悪く無さそうだったんですが、予選になるとマシンの感触が変わっちゃったみたいで、アタックラップ中も明らかに苦しんでましたね。シケインで全然クルマの向きが変わってくれてないし。

さらには、パドックではモンテゼモロ会長が近々引退するのでは、なんて噂まで流れていたようですが……

イタリアGPはフェラーリ・チームのお膝元ということで今年も多くの関係者が跳ね馬チームのパドックを訪れていて、ルカ・モンテツェモロ総帥もその例外ではない。

ただ今回、観客に手を振るシーンが目立ったことからモンテツェモロ氏の現職離脱、さらにフィアットフェラーリ・グループとクライスラーでCEO(最高経営責任者)を務めるセルジオ・マルキオンネ氏を伴ったことから同氏を自らの後継者に目しているためではないか、との指摘が地元イタリアの『アウトスプリント』誌らから報じられて大きな騒動になった。

via: ルカ・モンテツェモロ氏、フェラーリ離脱の噂広がる: FMotorsports F1

まー正直かなり根拠の薄い憶測っぽい感じですけどね。F1で低迷が続き人の入れ替わりが激しくなっているフェラーリだけに、いろいろな話が出てきますねぇ。イタリア誌はそういうゴシップ好きだし。

クビアトのペナルティの件

そういや、トロロッソのクビアトは6基目のPUに交換したとかで、年間使用台数制限(5基)を超えてしまったため10グリッド降格ペナルティを喰らっちゃったんですね。 このペナルティを喰らうのはクビアトが初。

注意点として、今回クビアトは予選で11番手タイムをマークしたので21番手までドロップする形になりますが、もし予選13番手以下で実質10グリッド未満の降格となった場合、その差分は次戦で消化しなきゃいけないというルールになっているというところ。

Kvyat’s engine change means he will start 10 places down on whatever qualifying position he achieves for Sunday’s Formula 1 Gran Premio d'Italia 2014. If the Russian qualifies too low down on the grid for the full 10-place penalty to be applied, he'll drop the remaining number of grid slots at the next race in Singapore.

via: The Official F1 Website - Headlines - Kvyat set for first engine penalty of 2014

例えば、予選14番手だった場合には実質8グリッドダウンとなるので、さらに次のレースで2グリッドダウンが課せられるというコトです。どうせPU交換して最後尾になるんだから、予選は走らせずにエンジン温存するべ……という作戦を封じているワケですね。

しかしコレ、上位陣でも終盤引っかかるマシンが出てきた場合、ポイント争いに対する影響大きそうですよねぇ。各ドライバーのPU使用状況がわかる資料なんかがあると嬉しいのだけど……。

可夢偉復帰

夏休み明けに突如の交代劇によりマシンを降ろされた可夢偉ですが、結局イタリアでは復帰。ホントは別のドライバー乗せようと思ってたら折り合いが付かなかった、とかって噂も出てますが。

しかし復帰早々、ブランクを感じさせない走りでマルシャの前に出たのはお見事でしたね。少なくとも、これだけのパフォーマンスを見せたドライバーをまた降ろしたりはせんでしょう、普通は。降ろしたとしたら、それはもう完全に「カネの問題だ」とゲロってるに等しいよね?

舗装されたパラボリカ

先日、今までグラベルが敷き詰められていたパラボリカ(最終の高速コーナー)のアウト側が舗装され、コースアウト時のリスクが大幅に減りましたね。これによってチャレンジングなコーナーがひとつ失われた、と否定的な声もあるものの、安全性を考慮するとそれも止む無しかなぁ、という感じもします。

パラボリカというと、かのヨッヘン・リントが事故死したコーナーというのが思い浮かびますが……そういや、ちょうど今年のイタリアGPが開幕した9月5日がリントの命日だったんですね。リントの事故は、ブレーキトラブルにより左側のウォールに激突した格好だったので、例え舗装してあっても関係は無かったでしょうけども……。