大須は萌えているか?

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F1[15] スペインGP 予選

3週間のブランクを経て、ヨーロッパラウンドの開幕。F1スペインGP予選。

ハミルトン、ポールを逃す

これまで面白いように連続ポールを決めてきたハミルトンですが、ついにというかようやくというか、ロズベルグにその記録を止められましたね。それもあってか、予選後記者会見でのハミルトンの表情の硬いこと硬いこと。ただ、トータルでは自分がどんだけ優位に立っていようと、一回一回の勝負に全力で勝ちに行く、っていうのがハミルトンの強さなのかもしれません。

今年はもう完全にハミルトンの影に隠れていたロズベルグにしてみれば、このスペインでの勝利は是非とも欲しいところでしょう。逆に、ポールからの優勝率が高いというこのサーキットで負けたりしたら、むしろ余計に評判を落とすことになりかねませんし。しかし、ロズベルグってここスペインで勝ったコトないんですよね。ハミルトンは去年接戦の末勝ってますけど。

ただ、スペインGPってここ10年で8人のウイナーが居る(ライコネンアロンソが2勝している)ので、ロズベルグにしてみれば今年こそは、って感じかもしれません。

フェラーリベッテルはFP3でかなりメルセデスに肉薄していたので予選でも期待していたんですが、Q3でロズベルグからコンマ8秒と、結構大きな差を付けられちゃいました。ただ、ハードタイヤではかなり良いタイムを出せる傾向にあるみたいですし、決勝でどこまで食らいつけるのか気になるところ。

本家越えのトロロッソ

あとトップ10で目に付くのはトロロッソの2人ですかね。ここんとこちょっと目立たなくなっていた印象ですが、このスペインでサインツが予選5番手、フェルスタッペンが6番手と躍進。特に地元レースでもあるサインツは嬉しそう。

イリアムズのマッサがQ3のアタックでミス、ライコネンも諸々のトラブルに見舞われて順位を落としたってのはありますが、それでも2台が揃って好タイムを出しての3列目独占は、マシンの素性が良い証左なんでしょうね。あとはコースによってムラがあるのがなんとかなれば。

カタロニアサーキットは空力がモノを言うサーキットとされ、レッドブルが得意としてきたコースでもありますが……その本家レッドブルはクビアトが8番手、リカルドが10番手に沈む格好に。トロロッソとPUは同じである以上、マシンの空力にも問題があると言わざるを得ない状況。

トロロッソの若い二人の躍進は見てて楽しみになってきますが、レッドブルの状況もこれはこれで心配ですね。レッドブルと組んでのアウディ参戦説も相変わらず囁かれてますが、PU変えれば上手くいくってもんじゃないのは今年のマクラーレンが示している通りで。

そのほか

トップ10より下は、ロータスマクラーレンザウバー、フォースインディア、マルシャが2台ずつキレイに並ぶ格好に。マクラーレンザウバーとフォースインディアを予選で2台ともが上回るところまでは来ましたね。

ホンダは今回トークンを使用するアップデートは行っていないとのことで、主に低中速のドライバビリティ改善を主眼としたアップデートをしているとのこと。アロンソはポイント圏内を争えるとコメントしてますが、さてどうなるか。バトンはブレーキの調子がおかしいようで、やや不満げな様子。

にしても、ザウバーは早くもここまで後退しちゃったか、という感じもします。