大須は萌えているか?

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2016年のF1開幕も近づいてまいりました

2016年の開幕戦まで1ヶ月を切り、各チームの新車が発表されプレシーズンテストが始まったF1。今年はフジテレビが中継やるのかやらないのかなかなか決まらなくてヤキモキしましたが、とりあえず今年も中継してくれるみたいで良かった良かった。

2017年に向けて大きなレギュレーション改訂が予定されてるとかって話もありますが、今年は特に目に付くテクニカルレギュレーションの変更は無く、各チーム昨年の正常進化形と言いますか、ぱっと見どこが変わったのコレ的なマシンもあったりしますね。その分、細かい部分に変更が施されてたりして、マニアな方にはたまらないのかも知れません。

ただ、そんな中でぱっと見でも「変わったなぁ」と思えるのはフェラーリSF-16Hですかね。フロントサスペンションをプッシュロッド式に戻し、ノーズはショートに(おかげでチ○コノーズ化しちゃいましたが)、そしてリヤセクションも再び絞り込む形に。

昨年3勝という思わぬ活躍をしたフェラーリ、さらに攻めの姿勢を打ち出してきましたね。リヤを再び絞り込んできたというコトは、パワーユニットも結構コンパクトに攻めた設計にしてるんでしょう。テストではベッテルがぶっちぎりのトップタイムを記録したりして、これならメルセデスと互角以上に戦えるんじゃ?と思えるくらいですが、はてさて。

一方のメルセデスは手堅くまとめてきている印象を受けますが、その分信頼性は抜群、テストでも初日からマイレージを稼ぎまくっている模様。ニューマシンに対するドライバーの印象も良いみたいですし、フェラーリのペースにも特に焦っている様子も無さそう。まぁ、まだタイム的には全然プッシュしてないんでしょうね。実際のメルセデスフェラーリの位置関係は、開幕戦始まってみないと分からないのでしょう。

そしてマクラーレン・ホンダは、「トラブル出さずにマイレージを稼げている」という昨年の開幕前テストと見比べると劇的な進化を遂げてます。少し前にホンダの新型PUは信頼性にかなりヤバイ問題を抱えているなんていう海外報道があったりもしましたが、とりあえずそういう気配は無さそう。ただしタイムはすげー平凡ですが。

ホンダの八郷社長は

また、スピーチでは抽象的な表現に留まった今季に期する思いについては「まずは予選Q3。安定的に10番手以内から決勝に臨むことができるというのをひとつの目標にしていきたい」と具体的な目標を掲げた。

via: ホンダ八郷社長、今季は「安定的なQ3進出が目標」 - AUTOSPORT web(オートスポーツweb)

……てなコメントをしており、非常に現実的というか、社長がぶち上げる目標としてはリアルすぎやしないかと思わなくもないんですが。ただ実際問題、その辺が目標ってコトになるんでしょうね。決勝ではコンスタントにポイントを獲得し、サバイバルな展開になれば表彰台を狙える位置に付ける、的な。

ホンダはシーズン開幕直前の今になってF1プロジェクトの総責任者を交代させるという人事を行いましたが、本田技研にF1担当役員なんていうポストも増やしたりして、ホンダとしてF1を蔑ろにするつもりは無い、という姿勢を打ち出したのは良かったかなと。

新ホンダF1総責任者が新井氏と会見「夜も眠れない」 - AUTOSPORT web(オートスポーツweb)

あと気になるのはルノー勢ですが、今年もなんか大変そうです。ホンダより信頼性が劣っているような状態っぽい。

パーマー、理想の走行距離に届かず | Lotus F1 | F1ニュース | ESPN F1

これでレッドブルに搭載されているタグ・ホイヤーのバッジが付けられたPUもどっかんどっかん壊れたらタグ・ホイヤーのエライ人はどういう顔をするんだろうと今から楽しみ……いやさ心配ではありますが、それはそれとしてルノーの正ドライバーに起用されたジョリオン・パーマーがどこまでやってくれるのかというのも興味ありますね。親父がかのジョナサン・パーマーというコトで、彼も2世ドライバー。

ルーキードライバーでは、マノーからF1デビューするパスカル・ウェーレインも気になる存在。DTM最年少チャンピオン、そしてメルセデスGPリザーブドライバーも勤めた21歳。マノー自体、今年はメルセデスPUを搭載してどこまでやれるのかってのは注目ですね。

去年よりも面白そうな気もする今年のF1ですが、しかしマルドナド師匠がシートを失ってしまったのは残念であります。一緒に走っていたドライバーにしてみれば喜ばしいコトかもしれませんが、テレビで観ている分にはあれほどエキサイティングなドライバーもなかなか居りませんので。いろんな意味で。