大須は萌えているか?

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スーパーフォーミュラ 第3戦富士は見応えあった

今週末は富士で開催されたスーパーフォーミュラ第3戦をテレビでダラダラ観てたんですけど、予選・決勝とも「あ、スーパーフォーミュラって面白いな」と思える内容で非常に良かったです。

SF富士:オリベイラが上半期の不運を断ち切る今季初優勝

まずウェットコンディションだった予選で、バンドーンが石浦にコンマ3秒近い差を付けてあっさりSF初ポールを獲得したのにシビれました。もちろん海外ではF1含めて実績十分なバンドーンなので、そりゃポールくらい獲るやろって思っちゃったりもしますが、しかし初めての富士スピードウェイで、ウェットからじわじわと路面が乾いていく微妙なコンディションで、それこそこのコースを熟知しているであろう他のドライバー(特にトヨタ系)たちをサクッと上回るタイムを叩き出すって。

ただ、この結果はウエットの微妙なコンディションだったからこそ、というのもあるかも知れませんね。完全ドライならば経験で勝る他のドライバーが有利になるかもしれないところを、路面コンディションが難しくなったコトでサーキットの経験よりもドライバー自身の適応能力を問われるコトとなったというのが。それに、なまじ富士の経験豊富なドライバーは自分の経験則から来るセオリーに囚われてしまったというのもあるのかも知れません。

逆に言うと、バンドーンの適応能力の高さが間違い無く「F1レベル」であるコトを見せつけた予選だったんじゃないかなぁ、と。

しかし決勝になると路面はスタートからゴールまでドライ。しかもバンドーンはスタートでやや蹴り出しが鈍く、石浦と1コーナーのブレーキング勝負をした結果両者ともコースオフしてしまう形に。その後3番手のベルトラン・バケットオーバーテイクしようとするも決め手を欠き、その後は後ろに居た関口雄飛アンドレ・ロッテラーまでもが追いついてきて4台でのバトル。いやこの混戦ぶりは面白かった。

ドライの決勝レースとなるとバンドーンも簡単にポジションを上げるコトができず、混戦に巻き込まれていったというのは、それはそれでスーパーフォーミュラのレベルの高さを表しているなぁと。

バンドーンは結局1コーナーのブレーキングでスピンしてコースアウト、そのままリタイヤとなってしまいましたが……フロントからものすごい黒煙が上がっていたので、ブレーキディスク割れた?と思ったんですが、実際ブレーキトラブルだったみたいで。

レースを終えたバンドーンは「スタートは良くなかったね。1コーナーでもブレーキを遅らせすぎてタイヤもロックアップさせてしまった。コースオフしてしまって4番手に落ちてしまったけど、順位を取り戻そうと試みた。バケット選手にプレッシャーをかけていった。終盤は何人か加わってビックファイトになったけど、突然ブレーキが壊れて、レースを諦めることになった。しっかり原因を究明して、また良い結果を残せるようにチャレンジしたい」とコメント。やはりブレーキトラブルが前兆なく突然起きたことについては、驚きを隠せないようだった。

via: SF富士:ポールスタートも突然のブレーキ破損。バンドーン「前半は不運続き」

予選と決勝で、バンドーンのドライバーとしてのレベルの高さと、スーパーフォーミュラ自体のレベルの高さを見るコトができた面白いレースでした。

……そういや今回スーパーフォーミュラ初表彰台を獲得したインパルの関口、なんかあのオラついてるキャラが妙に印象的で良いですね。なんか一昔前のレーシングドライバーって感じで。また口調だけでなく、レースも実際アグレッシブにガンガン行くタイプなのも良い。でもギリギリのところでコントロールできてるし。