タイトルが全てなんですが、以下補足。
昔むかし、私がF1のテレビ中継を見始めた1992～93年頃の話なんですが、トップを走っているドライバーがチェッカーを受けたタイミングで、勝利した各ドライバーごとに決められたテーマ曲が流れていたんですね（「ウイニングランのテーマ」とか呼んでた）。あんまり評判良くなかったのか、あるいはドライバーごとに曲を用意するのが大変だったのか、92年と93年の2年間だけで終わっちゃいましたけど。
92年はちょうどマンセルが勝ちまくった年なので、マンセルのテーマとして流れていたSHOW-YAのインスト曲『PEACE OF MIND』は覚えている方も多いでしょう。あと、セナのテーマとして流れたT-SQUARE『FACES』も有名ですね。
当時まだ子供だったんで、少ない小遣いをやりくりしながら気に入ったテーマ曲のCDを買ったりもしてたんですけど、1曲だけ気になってたもののCD買いそびれてた曲がありました。それがミハエル・シューマッハのテーマ曲だった『Good Morning Satellite』。後にF1最多勝を挙げるコトになるミハエルも92年・93年はそれぞれ1勝ずつ（92年はF1初勝利）しかしておらず、つまりこの曲も2度しか流れていないんですが、妙に印象的なメロディとカッチョ良いギターで記憶に残る曲でした。
中継でテーマ曲が流れる時には画面隅にアーティストと曲名がちらっと表示されており、曲名とアーティスト（「DEAD END」というバンド）は把握できたものの、近所のCD屋さんで探してみても見つからない。結構いい年した店主が一人でやってるようなお店だったので、試しに訊いてみてもわからない。当時はインターネット環境なんてのも無かったですし。
仕方無いのでその時はCD買うのは諦めたんですが、その後インターネットが普及し、そしてさらに月日が過ぎYouTubeなんてのが流行り、検索するだけで昔懐かしいF1テーマ曲が簡単に見つかるようになったりして。で、件の『Good Morning Satellite』も見つかったんですよね（↓はこの記事書く際に検索してヒットしたやつ）。
DEAD END - GOOD MORNING SATELLITE (2012)
……これはこれで良いんですが、F1で流れてたヤツと違う。見つかった動画はボーカル入りの曲だったんですが、F1で流れていたのはインストゥルメンタル版だったんですよね。てかボーカル入りの曲が本来であり、シングル版も同様。じゃあF1で流れていたインスト版が収録されたCDはあるんだろうか……とググってみると、
タイトル曲は東宝映画『ふうせん』主題歌で、c/w曲は同映画の挿入歌。後に映画のサウンドトラックには、インスト曲として収録（このインスト版の「GOOD MORNING SATELLITE」は、F1ドライバーのミハエル・シューマッハのテーマ曲として使われていた時期があった）。
……すげえなWikipedia。
しかし『ふうせん』なんていう映画知らなかったし、公開されたの1990年というかなり昔の作品なので、そんな映画のサントラなんて見つからないだろ……と駄目元でAmazonを検索しても見つからず、またしてもCD買うのを諦めました。
……んで、さらについ最近になってF1関係の曲をiTunesでダラダラ聴いていた時にふとこの曲のコトを思い出し、改めてGoogleで検索してみたところ、Amazonマーケットプレイスで売られているのを発見。サウンドトラックCDが『SHOOT THE GUITARIST』ってタイトルだったんですね。
 |
SHOOT THE GUITARIST |
| クリエーター情報なし | |
| BMGビクター |
Amazonで『GOOD MORNING SATELLITE』で検索してもシングル盤しか見つからないし、『ふうせん サウンドトラック』って検索しても何も見つからなかったのはこういうコトだったのか……。Amazonが直に売ってる商品ならそういうキーワードでも引っかかるようにインデックスされてたかも知れませんが、マーケットプレイスのみの商品だからね……。逆に言うと、さらりと見つけてくれたGoogle様さすがやで……。
普段マーケットプレイスは使わないんですが、このCDはついつい欲しくなってしまい、そのまま買ってしまいました。ミハエル・シューマッハ初優勝時にこの曲を聴いてから24年経って、ようやくCD買えました。曲はまさにF1で使われていたモノそのもの。いや、良かった良かった。いんたーねっとすごい。
ちなみにこのインスト版もYouTubeに上げちゃってる人が居るんですけどね？
